吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

「山を買ってキャンプ」放映(テレビ朝日)の無責任?

2021年09月24日 | Weblog

2021年9月23日(木)は、秋分の日。秋彼岸(9/20~9/26の7日間)の中日だが、コロナ禍を事由に先祖(田舎)への墓参も止めた。そんなコロナ自粛在宅の休日。朝7時台の「グッドモーニング」(⑤テレビ朝日);待望のエンジェルス大谷選手の45号特大ホームランを視たのはいいが、続く放映「山を買うブーム?」には大落胆。ご丁寧に”価値ある山の見分け方”・・・など。この”価値”って何だ。

テレビ朝日さんの”取材や番組放映”のコードや姿勢は、巷の私には”わからない”ことばかり。事実や真実を放送すればいいなのか?高い視聴率が取れればいいとお考えなのか?・・・3年ほど前だったと思うが 「山を買ってキャンプ」なる放映に触れた。バブル期終わり頃だったか、ここ十年ぐらいのことかハッキリとは言えないが、確かに郊外や中山間地の”山”は荒れ放題。耕作手入れ放棄で、売り買いもつかない状態だから・・・だ。

300坪(1反歩)や1ヘクタール(10反歩)単位で100万円や500万円で、買えることも多い。原野化した放棄里山など”タダでも売り買い”(譲渡)が成立しない山林も多い。「タダが、100万円や50万円になる」のだからと、山や山林なる”土地”を手放す人もいる。このような情況に乗って、売買(仲介)する業者も多い。「山を買ってキャンプ」がブーム(?)になり、山(小さな山林の土地)が買われる。10年20年先の山の保全も見えない人々が、小さな山土地を買う。

友人3人で、300坪の山を150万円で買う。ひとり50万円。国道から少々離れた中山間地の山。コンビニもなく不便に見えるが、景色や空気が最高。年に何回かのキャンプ・レジャーを楽しもうと、自分たちの所有になった山林の樹木を伐採、藪の草刈りや整地をし、トイレや炊事場をつくった。キャンプ用のテントや道具を買い揃え、3家族はじめてのキャンプをした。

年2~3回のキャンピングを楽しむつもりが、2~3年後には年1回も 3家族揃わなくなった。それでも 年1~2回の草刈りや周囲の手入れなどが、結構億劫になった。いつしか、大幅に利用頻度が低くなり、転売などを考えるようになったが 売れない。10年経ち20年経って、ほとんど利用しなくなり行かなくなって、草刈りや手入れにも行かなくなった。放置、放棄だ。

このような姿の山にする短絡買いが、日本の山々や環境を破壊するのだ。このような将来にならない見通しや責任をもって、「山を買ってキャンプ」を放映したのか?その時の世情や事実を放送すれば、あとのことは知らないとして、地球環境の保全やサステナビリティなどを放送しているのか、問いたい。50年後、100年後の山の保全に責任が持てない人たちの 山の所有は、無責任の極みだ。都会のメディアTVの無責任を糺す。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする