吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

『ポツンと一軒家」(テレビ朝日)の浅慮

2019年09月02日 | Weblog
2018年(2017年もあり?)10月より毎週日曜日放送されている一時間バラエティ番組。日本各地の人里離れた山奥や中山間地奥などにある一軒家を紹介する番組。どのような人が、どのような暮らしをしているかなどを、探索紹介する番組『ポツンと一軒家』が、本日も放送(テレビ朝日)される。


衛星写真などを手がかりに、GPSなどで位置チェックし、その地に赴き、近くの地元民やすれ違う人々などに”その家”やその家への道などを聴き、そのポツンと一軒家を訪ねる。世間や人里を離れ深い山奥などで、ポツンと一軒家で暮らす人々のプライバシーや生活環境や仕事などをさらけ出す番組。折角”人里離れて暮らす”人々の”静けさ”を壊す番組。


超不便で人里離れた暮らしや世間や他人との交流を避け、独りで暮らす人の生活に土足で踏込み、世間にひけらかしてしまう番組。視聴する多くの人々が皆善良で、ひとに危害を加えたり強盗に入ったりするようなことは絶対にないと思っての番組企画なのだろうか?いまの世の中のアポあり強盗やアポなし強盗など、関係ないとの確証でもあってのことだろうか。

テレビ番組の企画や放送をする人は、そこまで配慮しなくてもいいとお思いなのだろうか。高い視聴率がとれ、知らないことを知りたいとする視聴者が、身近な世間一般と大きく異なる世界や人々などを知り、視聴者のオドロキや昂揚感を満たせば、テレビ放送の役目はOKなのだとお思いなのだろうか。わたしは、同意できない。そして、今晩も見させてもらうかも知れない。(2019年9月1日記)
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