晩秋から冬にかけての山々は、落葉した広葉樹と針葉樹などの常緑樹混じりになる。庭木や灌木なども同じ。そのような木々の合間にのぞく赤い木の実がかわいい。赤い実を付ける木々は多い。イイギリ(飯桐)やクロガネモチ(黒鉄黐)のような高木もあるが、多くは中低木。よく家々の近くでみる南天や梅擬き、千両や万両などは、低くて灌木扱いにもならない。
先週、上野の国立科学博物館に行った。帰りがけ西郷隆盛像に足を延ばしたのだが、その近くの清水観音堂と西郷像の間にある自販機横に、大きなクロガネモチ(黒鉄黐)の木があった。ふさふさと見事に赤い実を付けている。見事な房状の実だったのでつい、デジカメでショットした。モチノキ科代表のクロガネモチは、”苦労なくして金持ちになる”縁起のいい木だと聞く。ちなみに、モチノキは、これで”鳥モチ”を作ったところから由来してつけられた名だという。
木が赤い実をつけるのは、小鳥などに食べて(その種を散布して)ほしいからだというが、食べられない木の実も多い。ヤマゴボウやヒョウタンボクや南天の実などがその代表だが、上野で見たクロガネモチやハナミズキの実、イチイやナナカマドなどの実は、無理すれば口にできるが食べられるとは言えない。渡り鳥や小鳥などの野鳥たちにも、必ずしも喜ばれていないようだ。
とくに常緑高木の仲間になるモチノキやモッコクやクロガネモチなどは、家々の観賞庭木として植栽されているようだ。サンシュやソヨゴなども含まれるが、ゆすら梅やヒイラギやウメモドキなども庭木に多い。いずれにしても、冬にみる赤い木の実は、春夏の花々や秋の紅葉のあとの”花々”代わりになっている。緑葉につける赤い実も、落葉に見せる赤い実も、どちらもかわいい。美しい。
先週、上野の国立科学博物館に行った。帰りがけ西郷隆盛像に足を延ばしたのだが、その近くの清水観音堂と西郷像の間にある自販機横に、大きなクロガネモチ(黒鉄黐)の木があった。ふさふさと見事に赤い実を付けている。見事な房状の実だったのでつい、デジカメでショットした。モチノキ科代表のクロガネモチは、”苦労なくして金持ちになる”縁起のいい木だと聞く。ちなみに、モチノキは、これで”鳥モチ”を作ったところから由来してつけられた名だという。
木が赤い実をつけるのは、小鳥などに食べて(その種を散布して)ほしいからだというが、食べられない木の実も多い。ヤマゴボウやヒョウタンボクや南天の実などがその代表だが、上野で見たクロガネモチやハナミズキの実、イチイやナナカマドなどの実は、無理すれば口にできるが食べられるとは言えない。渡り鳥や小鳥などの野鳥たちにも、必ずしも喜ばれていないようだ。
とくに常緑高木の仲間になるモチノキやモッコクやクロガネモチなどは、家々の観賞庭木として植栽されているようだ。サンシュやソヨゴなども含まれるが、ゆすら梅やヒイラギやウメモドキなども庭木に多い。いずれにしても、冬にみる赤い木の実は、春夏の花々や秋の紅葉のあとの”花々”代わりになっている。緑葉につける赤い実も、落葉に見せる赤い実も、どちらもかわいい。美しい。