吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

久しぶりの映画館-『ホーンズ』鑑賞の記

2015年05月17日 | Weblog
むかし「ハロー効果」と言っていたような心理学用語に「ホーンズ効果」というのがある。何か一つ悪いことがある(見つかる)と、全部悪くなる(見える)というようなことだが、これを地でいくような映画『ホーンズ』をみた。2015.5.16(土)。

ハリーポッター・シリーズのダニエル・ラドクリフ主演の恋人殺し”濡れ衣”犯の地獄生活・真犯人探し・復讐劇映画だが、あのかわいい少年ハリーポッター、ダニエル・ラドクリフが、無精ひげの青年大人になっていたのはガッカリだが、なかなかの成長だ。日々大きくなる前頭左右の角が、気の毒に思えた。

このような殺人ミステリーものの特徴なのか、最近の逆転 r の法則的傾向なのかはわからないが、文字通りの”どんでん返し”真犯人復讐もの。いつもの筋書きどおり、裏切者や真犯人は最も身近にいたり最も信頼している者となる。主人公イグィ に生え育つ”角”は、殺された恋人メリンとのテレパシー・アンテナだった。

できるだけ仲間や友人や身近な人を信頼して暮らすことは大事なことだが、どっぷりはまって全幅信頼することには”リスク”を伴うという意識が要るということか。結局 主人公は、最も信頼していた竹馬の友や自分が尊敬していた実兄の背信に、地獄生活を強いられていたのだ。遠く、ホーンズ効果を甘受しない自分を求める。
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