吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

「特定秘密保護法案」騒動

2013年11月17日 | Weblog
国論を二分するような問題や立法もあるが、国民の意向が定まっているような問題で、政府がゴリ押しして騒いでいるものも珍しい。特定秘密保護法案だ。多くの国民は特段いま、かような法律が必要なのか疑問視している。政治に事実や真実や本心をかくして国民に内緒しなければならないことがあるのかと思っているからだ。

政治や外交に、ウソや虚偽が必要なのかと思っているからだろう。国民全体や多くの国民の意向を汲んですすめるのが政治ではないかと思っているからだが、私たちにわからない外交や国の安全問題もあるかも知れない。政府や国のトップが、わたしたちにわかるように説明してくれれば、そのような問題も解決するのではないかと思っている。

外交には①相手国や外国に(本意を)知られては困る問題もある。国の安全や望ましい(?)姿をあずかる政権には、②国民に(いま)知られては困る問題もあるのだとおっしゃる。何でも裏舞台や裏事情をさらしていては、コトが成就出来ないという。その時の野党だけに限らず、プレスやメディアは、後先考えず”公表”すればいいぐらいにしか、問題をとらえていないのが多いからだという。

言ってみれば、たまたま多数を得て誕生した政権が、政権の安定や保身と”したいこと”をしたいという欲横を満たしたいがために、ゴリ押ししているのではないかと思う。そもそも、国民が自分たちの代理として政治に送った人々が、何かを”秘匿”しなければ政治出来ないというのがおかしい。相手のある外交でさえ、企てや戦術や駆け引きなどの必要は不用だと思う。

立法や政治の世界に、事実や真実やホンネをかくす必要を認めない。駆け引き、二枚舌、裏取引やウソ(虚偽)を政治に持ち込んでほしくないのだ。”秘密”を特定したりする法律は必要ないように思う。信頼されて職にあたっている所管大臣や首相が公務員の規律を見張れば、それで済む問題ではないだろうか。
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