TPP(環太平洋経済連携協定)協議に参加する・しないで、与党も国論も二分されている。TPPに参加する・しないの二者択一ではない。協議に加わるか・加わらないで、二分されているのだ。協議参加イコール参加になると思うからだ。参加国における全品目関税撤廃が、TPPだからだ。
2006年5月発効したTPPは、すでに5年の経験を経ている。この間の参加国シンガポール、ニュージーランド、ブルネイ、およびチリーの4か国の経済や国富は、どのようになったのだろうか。各国の産業は、どのように変わったのだろうか。なぜ、この4か国でスタートしたTPPに、米国、オーストラリア、ベトナムおよびマレーシアなどが参加(意向)協議をしているのだろうか。突出した経済国力の米国が参加しようとしているのは、なぜだろうか。日本につよく参加を進めているのは、なぜだろうか。
TPPとは別に、韓国(日本もだが)などが二国間の自由貿易協定を指向したり、東アジア自由貿易協定(EAFTA)を進めていることとは、どのような関係にあるのだろうか。FTA をさらに進めたEPA(経済連携協定)もあるのに、環太平洋経済連携協定(TPP)を8~10か国で締結しようとしているのは、なぜだろうか。関税撤廃や自由貿易は、本当にそれぞれの国を豊かに、幸せにするのだろうか。
まさか、EUを睨んでのTPPではないと思うが、この時期ヨーロッパ経済共同体のEU があやしい。ギリシャ一国のデフォルトやEU 脱落では済まなくなっている。イタリア、キプロス、スペインあたりが強信用不安では、EU (ユーロ)の存続すら、あやしくなってきているのだ。
競争やグローバライゼションを是とする国の枠を超えた地域(経済)協定の目的や理念が問われている。大きく広がることばかりがいいとは見えないこの頃なのだ。お互い無理してブロック化する必要はないと思う。それぞれの国を丁寧に治めることやそれぞれの二国間の相互関係をよくして行くことが、大きく効果することになると思う。
2006年5月発効したTPPは、すでに5年の経験を経ている。この間の参加国シンガポール、ニュージーランド、ブルネイ、およびチリーの4か国の経済や国富は、どのようになったのだろうか。各国の産業は、どのように変わったのだろうか。なぜ、この4か国でスタートしたTPPに、米国、オーストラリア、ベトナムおよびマレーシアなどが参加(意向)協議をしているのだろうか。突出した経済国力の米国が参加しようとしているのは、なぜだろうか。日本につよく参加を進めているのは、なぜだろうか。
TPPとは別に、韓国(日本もだが)などが二国間の自由貿易協定を指向したり、東アジア自由貿易協定(EAFTA)を進めていることとは、どのような関係にあるのだろうか。FTA をさらに進めたEPA(経済連携協定)もあるのに、環太平洋経済連携協定(TPP)を8~10か国で締結しようとしているのは、なぜだろうか。関税撤廃や自由貿易は、本当にそれぞれの国を豊かに、幸せにするのだろうか。
まさか、EUを睨んでのTPPではないと思うが、この時期ヨーロッパ経済共同体のEU があやしい。ギリシャ一国のデフォルトやEU 脱落では済まなくなっている。イタリア、キプロス、スペインあたりが強信用不安では、EU (ユーロ)の存続すら、あやしくなってきているのだ。
競争やグローバライゼションを是とする国の枠を超えた地域(経済)協定の目的や理念が問われている。大きく広がることばかりがいいとは見えないこの頃なのだ。お互い無理してブロック化する必要はないと思う。それぞれの国を丁寧に治めることやそれぞれの二国間の相互関係をよくして行くことが、大きく効果することになると思う。