吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ヒット商品(日経MJ)から見る2010年

2010年12月18日 | Weblog
2010年12月8日(水)の日経MJ新聞が、今年のヒット商品番付を発表した。毎年発表される番付であるが、どのような基準やモノサシで計測、評価されているのかは知らない。だが、この発表を楽しみにしているのも事実だ。

だいぶ昔から発表されている一種のランキング情報なのだが、20年経っているのか30年経っているのか知らない。そんなに長いこと時代を見てきたこの日経MJヒット商品番付に敬意と感謝を表したい。その年その年のヒット商品番付が、その年その年の世相やはやりを教えてくれた。時代を確認できた。

実際には、上期下期のそれもあるが、長く時代の推移をみるには、年度ごとの発表がいい。どのような区分で東西にわかれるのかもわからないが、横綱、大関、関脇、小結につづく前頭などのランキングで、約50品目ほどが選ばれる。ヒット商品というから”モノ”(商品)がランキングされるのかと思うとそうでもない。

今年(2010年)などは、半数以上がモノでなく”コト”だ。東の横綱スマートフォンや西の関脇LED電球などは商品だが、東の大関エコポイントや西の大関3Dおよび東の関脇猛暑特需などは、コトだ。それにしても、毎年このような”コト”が上位にランキングされる割合が高まっているのは、どうしてか。世の中や人々がモノ離れしてきているからなのだろうか。それとも、ヒットするモノ(商品)開発が低迷しているからなのだろうか。

食べるラー油、ビッグマックやトップナノックスなどのようないままでの商品が後退し、ipad やスマートフォンなどデジタルや情報機器が上位に入っているのが”時代”なのだろうか。羽田空港やはやぶさやせんとくんやエコポイントのような政府や自治体などのものが上位にきているのも、皮肉だ。

民間のマーケティング商品開発力が、より一層高くなることを期待している。景気経済の浮揚を願うばかりだ。(KY)
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