吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ストップ・ザ”崩壊”連鎖

2010年11月23日 | Weblog
このところ、”崩壊”列島の感の日本。群馬県桐生市の小学6年生の自殺(10月)が見せた小学校の学級崩壊。昨22日は札幌の女子中学生のいじめに起因する自殺報道もあった。近くは、お年寄り姉妹の白骨化死体発見に見られる家庭崩壊や地域コミュニティの崩壊だ。

高齢化が急激で、ひとり居住者や孤立生活者が急増している。少し前、子どもの成長や自立して新しい家庭を持ったりしていくことを喜んでいた親たちだ。社会が”夢”のようにまで思い込んでいた核家族化が、幻想だったことに気づいた。自立は孤立に他ならないことを、現実をみてわかったのだ。学級につづき、家庭とコミュニティが崩壊していた。

もっとも問題なのは、雇用の崩壊かと思っていたらトンデモナイ、国会崩壊だ。柳田法相の国会軽視発言が典型のようだが、”根”はもっと深い。失言や軽口ではないということは、そのあとの”より慎重に誠実に答弁して、国民の信頼を回復したい”的な言葉に見られる。”答弁”の仕方などに起因している問題ではないことをお分かりになっていないのだ。

このところの菅総理のリーダーシップの無さは、あまりにもヒドイが、総理を取り巻く官房長官や国務大臣の軽口や思慮の低さも異常だ。総理や与党民主党のビジョンのなさ、目標のなさ、決心のなさ、リーダーシップのなさには、あきれるが、もっともリーダーの資質を構成する”人望”や”思考力”のなさが問われているのだ。

答弁がシゴトのように思っている大臣やヒステリックに失言や軽口などをのみ咎めている国会議員を送り出している自分たちがナサケナイ。先生や親に向かって、うるせい!、せんこう!、くそばばぁ!と悪たれをつき”崩壊”を遊ぶ子供たちと同じレベルの国会議員の方々に落胆する。

国会に行くようになったら、少なくともデジタル・ゲームやツイッターなどをおやめになり、ご自分の思考力を養うことに汗してください。人々の暮らしや世界のいまを広く深く観察することが、思いめぐらす力を高めてくれるでしょう(蛇足)。ガンバッテください。
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