吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

「たすけっこの会」賛歌

2010年11月21日 | Weblog
はじめて、奈良さんにお会いした。「たすけっこの会」の創始者、事務局長の奈良哲紀さんだ。2010年11月18日(木)突然、ただいま羽田に着いたと、わたしの小さな事務所(平河町)にタクシーで直行して来られた。午前11時ごろだ。わたしに彼を紹介したいと、羽田に出迎えに行ったMY氏の計らいなのだ。

奈良さんの「たすけっこの会」については、かなりの程度知っていたつもりだが、世の中にはこのようなボランティアもあるんだと大変勉強した。”たすけ”という昔ながらの”あそび”や、東北というか青森の方言”・・っこ”などを教わった。ただ、”助け”っこぐらいに思っていた自分の浅さを自省した。ただ小さな”呼子笛”を作り、これを配り、小さないのちを守ろうとする会とは違っていた。

2001年6月8日のあのいまわしい大阪(教育大付属)の池田小学校の無差別児童殺傷事件が、青森の奈良さんをして「たすけっこの会」のオリジンだという。小さな呼子笛の手作りと手渡しが、”たすけ”遊びの”たすけにいくよ・・”のこころなのだ。同じ世代ではあるが、わたしの学童前や小学分教場ごろの遊びに”たすけ”はなかったが、近い鬼ごっこ風の遊びはあった。そのやさしい心が、よくわかった。

とても、自分には出来ない社会活動だが、あと押し的な応援ならできそうだ。昼食をともにしただけでは飽きたらず、近くのちゃんこ「竹とんぼ」で夕食を共にした。はじめてお会いした方と、このようなスキンシップをとったのは久しぶりだ。忙しい合間のさわやかな興奮でした。あれから10年、当の犯人宅間は、すでに死刑の判決を受け忘れられているが、少子化という世にあって、小さな命を大切にしようというこのような連鎖活動が広がってくれることを祈る。

世の中への浸透や人々の賛同が得られる社会活動は、オリジンが小さければ小さいほど大きく膨らむような感じを、わたしに教えてくれる。この「たすけっこの会」を、ひろくご紹介したい。(KY)

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