吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

身体検査

2009年09月10日 | Weblog
 45年も前、会社勤めをするようになり、毎年健康診断をしてもらうようになった。働く人間、健康管理が大事だと”健診”が定期化した。まだ、CTやMRIなどもなくレントゲン・チェック程度だったが、結構マジメにつづいた。

 小学校や中学のときは身体検査と言って、身長や体重や視力などの測定だった。オトナになってから健康診断になったのだが、最近よく”オトナ”の世界で身体検査というようなことが聞かれるようになった。政治家の世界でだ。内閣に入る国務大臣について言われる”専用語”のようでもある。身長や体重の測定のことではない。

 いろいろチェックされる大臣たちや高級官僚などの”身の回り”の調査のことだ。身上書プラス適格性だけでもなく、むしろマイナスや指弾されたりする要素がないことらしい。犯罪や前科のあるなしならわかるのだが、むしろ献金や政治資金やお金などについての”キレイさ”のようであるのだが、最近はもっとプライバシーで政治(家)などに関係のないことが、マスコミ・ネタになる。

 民主党の新人、田中美絵子さんの”むかし”のシゴトなどがミーハーされる。あまりよろしくない(?)映画に出て、ヌードになっているとか、わたしにはどうでもいいように思うことが週刊誌などを賑わす。ヌード映画に出て何が悪い、政治家や国会議員に立候補するのに”むかしのシゴトや職業”や行いに制約があるのか。そんなことを”身体”検査することが、政党や内閣のリスクマネジメントなのかと呆れる。

 自衛隊やある種の公務員などの試験に身体検査が求められることもあろう。船舶や航空機を操作する資格に身体検査が必要なこともわかる。難しい国家公務員上級職の試験をつづけるなら、そのようなヒト向けの身体検査仕様でも作ったら、まだマシのような気がする。一度、自民党や民主党の閣僚推薦の身体検査書の項目を公開してほしい。興味が湧く。
コメント
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