吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

二泊2.5日の検査(内視鏡)加療手術入院のメモリーノート

2007年03月24日 | Weblog
 バブル期を挟んでこの30年、われわれ日本人の1世帯(全世帯)平均の家計消費支出額は、1975年の月平均15.8万円が30.0万円(2005)と約2倍になっている。実際は30年のうちの前半の20年(1995年)にはすでにこの30万円以上の32.9万円になっていたのだから、この10年はむしろマイナス続きだったと言える。

 衣、食、住など生活全般のカテゴリーは、ほぼこの全体の推移なのだから、この30年”ただひたすら、上昇してきた”カテゴリーがありそうだ。「交通、通信」および「水道、光熱」費なる公共的生活インフラ・カテゴリーと保健医療費だ。1975年月平均3900円だった1世帯平均保健医療費は、30年後の2005年13000円と、実に3.3倍強になっている。この間の1世帯平均家族人数が3.5人(普通世帯/1975)が2.6人(同/2005)と約一人減っている(25%減)ことを考えると、平均保健医療費の3.3倍強増は異常だ。高齢化だけが理由だろうか。1975年約20%だった一般世帯の中の65歳以上親族の割合は、2005年約35%になっている。しかるに、この間の国民医療費に対する「患者負担」の割合は、13.0%(1975)から15.4%(2005)に増えている(1975年より10年前の1965年は20.6%だった)のだ。

 この医療費をまかなう医療保険(給付)額は、この30年約49000円から254000円に約5倍強に増加、この額も含めた社会保障給付額も約5倍になっている。医療に対する国民支出額の負担が突出して高くなっていることがわかる。

 このような医療関係において、自分の家族家庭の年々の医療費支出はほぼ年間、10万円から15万円で上下(夫婦プラス成人学生一人の3人家族)しているから、文字通り"平均的”(月13000円平均)といえる。
 そのような状況も、時として”突出する”こともある。この22日(入院)から24日(退院)にかけて、わたくしが3日分の差額ベット代も含め約10万円の自己負担支払いの入院加療をしたのだ。入院による内視鏡検査での大腸ポリープの切除手術をしたのだ。

 1,2年前から自覚、昨年12月の内視鏡検査で約2㎝ほどのポリープがあることは解っていたのだが、今回の入院切除手術を予定した。かなり難儀な場所と育ち具合とその他のものも加療するプログラムだ。途中で止めようかと叫ぶほどのシンドさであったが、無事切除、術後の1000mlの点滴と半日の静養で退院したときは、何か
引越しでも終わったような、そんな爽快感を得た。

 よくお世話になっている信濃町の慶応病院ですが、今回は6号棟4階の優秀でやさしいスタッフの皆さんのお世話になった。わずか2泊でしたが、本当にお世話になりました。御礼と感謝を申し上げます。
コメント
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