山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

白山の懐の中に入った!

2008年04月08日 | 山スキー!H20
4月6日は昨年にK尾さんと行くはずだった間名古の頭に行ってきました。昨年は天候が悪く、時間もかかることから手軽で近場の山ということで、三方岩岳から野谷荘司山から白谷を滑ったのですが、1年間ずっと思いを温めその頂に立つことができました。
メンバーは当初、コースが長いこともあり、アップダウンもあることから、少数精鋭で行こうと思ったのですが、今回もやはり福井山岳会、山スキー同好会のつわもの達との山行となり、総勢7名となりました。(メンバー:K尾さん、M田さん、敏さん、金沢のネー、M上さん、Y田さん、ボク)
朝4:00に大野市の某所で集合し、車2台で野谷橋に向かいます。金沢支部長のネーとここで待ち合わせし、準備してゲートを6:00出発です。荒谷の取水口に延びる林道を歩きます。林道はデブリで埋まり何箇所か危険なトラバースをして最終地点(標高890m)の大白水谷の所に到着です。橋は流され無いので渡渉し、尾根に取り付きます(^^)7:55
 
ゲート前で準備♪    怪しいトラバース!足を滑らせれば荒谷に落ちる!?

 
渡渉も楽しい!誰も落ちなかったよ!   左には奥三方岳が良く見え、大ノマ乗越も見えたよ!

登り始めは痩せ尾根に加え急登が続きますが、コースを見定めスキーを外すことなく高度を稼ぎ標高1200m付近でようやく快適な尾根に変わってきます。標高が上がるにつれ左には奥三方岳が良く見え4年前にYASUHIROさんとF澤名人とで滑った四ノ又谷が良く見えます♪さらに右を見下ろすと帰りに滑る予定の大白水谷の快適斜面が続いてます!。1555mの尾根上にある岩峰を過ぎると広大な斜面が続きます。ココも滑ると最高だろうけど、帰りは谷を滑る予定だよ~!
 
上部はすこぶる快適!      大白水谷!鞍部まで良く見える~!

無木立の斜面を登りきると標高1786.5mのピークに到着!振り返ると妙法山の特徴的なお椀をかぶせたような形が見え、野谷荘司山まで尾根が続いています。そして!目の前には2041mピークの向こうに今日の目的地の間名古の頭が佇んでいます。もうチョイ!ここで後続を待つべく大休止!一人また一人と登ってきてみな「感動」に包まれています。この山行でボクが気になっていた「地形のおもしろさ」を確認。オモ谷と大白水谷との差20mの違いで手取川水系と庄川水系に分かれるのだから。地形図と広がる地形を照らし合わせ自然が作り出す地形に感動!やっぱ来て良かった!(K尾さんから教えてもらった九頭竜川の日本海と太平洋のことも気になる・・・)
 
上部はすこぶる快適!    奥に見えるのが間名古の頭

 
大休止!水が旨い!     オモ谷を登るK尾さん(超快適!)

ここから間名古の頭に延びる尾根を登り、尾根の痩せてくる前に右のオモ谷にトラバースしながら下り、その谷を詰め三俣峠手前を左にとり2041m峰とのコルに飛び出します。ようやく間名古の頭の全貌と対峙でき、奥原谷に落ちないよう雪屁に気をつけながら登ることしばし、待望の間名古の頭山頂に到着!12:15着
ここで待望の「白山」にご対面!登っている間は全く姿を現さず、山頂に登ってやっと見えた!感動だ!!真っ白な姿の神々しい白山を目の当たりにすると何とも言えない感慨が込み上げ、K尾さんと二礼二拍手一礼をし、遥拝する。白山そして白山を囲む山々の麓に住んでいられることに感動を覚え、そして白山の懐の間名古の頭に登ることが出来、感謝!しかも好天に恵まれ感謝!これだから山はやめられない。
 
コルに出ると間名古の頭!もうすぐだ!       山頂から妙法山方面

 
北縦走路の向こうには白山が!     山頂で皆を待つ間、K尾さんと一緒にパチリ!

次々と登ってくるメンバーに声をかけます。ファイト~!
 
ネーに続き、M田さん敏さんが来ます。全員揃うのに20分くらいかかった。

皆で白山を堪能しつつ昼食は時間の関係上ラーメンは作らず行動食で済ませ滑り降りることに。(先週の低気圧のお陰で雪が新しく降り積もっていたので、ずっと快適で滑りやすい雪質でした)山頂から一気にオモ谷に滑り込みます。広い無木立の大斜面でみんな雄叫びをあげ滑ります。上部は雪質が良かったのですが、サンクラストから湿った雪に変わるけど、快適な谷であることには変わりありません。オモ谷の源流の小さな谷割れのきれいな水を横目にトラバース気味に標高差10m程登ると再び大斜面!次は大白水谷を滑ります。こっちも広大な斜面で斜度も先ほどよりも増し一気に滑り降ります。登りの尾根を目にやりながら、登り返しポイントを探すうちに、快適な谷だったので、予定よりも滑りすぎました。標高1180m地点の谷が狭くなってきたところで登り返しとなり、シールを貼り朝に登ってきた尾根に登り返します。これがしんどかった~標高差約120m登り返したところで次は尾根を滑ります。最初は快適だったけど、朝の痩せ尾根に急な斜面を滑ることに。先週降り積もった雪が層を成しており、雪崩を誘発させながら痩せ尾根を滑ります。結構大規模なデブリとなり何度も谷に落ちるのを見て、巻き込まれないよう注意が必要でした。メンバーの一人が転び、あえなくデブリの藻屑に!?といったヒヤッとしたこともありましたが、皆もとの取り付き地点に到着!15:40
 
山頂でみんなと♪           頂上直下の斜面!


 
オモ谷上部!             オモ谷を快適に滑る!

 
大白水谷上部のコルから       大白水谷を滑るK尾さん!

  尾根に上がり、更に滑る~!

大白水谷を渡渉し朝の林道を歩きます。(標高900m地点まで登りなので)橋のブッ壊れたところを慎重に渡り、標高900mの小谷東の尾根のところからは林道をスキーでぶっ飛ばします!落葉や落石の積もった雪の林道を滑るんだけど、スキーの板を石で傷つかないよう避けながら滑る!といいたいところだけど、かわしきれず皆、石の上を通過の際「ギャー」と声を上げるが仕方ない。所詮山スキーの板なんてこんな扱いだねぇ。福井山岳会のメンバーでスキーの板をチュンナップする人なんてほとんど居ない。滑り云々よりも楽しければ良しといった輩の集まる集団なので・・・。K尾さんのように人から譲ってもらった山スキーの板を自分のシールの長さに合わせるために、自分で金鋸でちょん切りシールの長さに合わせるという、普通のスキーヤーには思いもつかない奇想天外な発想をやってのけるのだから、そもそも山スキーの考え方が最近の山スキー屋さんとは違うと思う。またこんな人達の集まる福井山岳会が大好きだー。
そうこうして、朝のヤバイトラバースを越え、スキーを何度も履いたり、背負ったりして林道を下り、朝の野谷橋前ゲートに到着しました17:00
 
慎重に渡ろう~♪     落ち葉の下に石が隠れていても気にしない。ジェットコースターのように進め~ぇ!

今回の山行は、天候に恵まれ、メンバーに恵まれたお陰で、白山の懐に抱かされてもらった感動のツアーとなった。白山は本当に素晴らしい!
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4 コメント

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Unknown (YAMADA)
2008-04-08 20:47:39
記録のアップ、待ってました♪
いやあ、11時間の山行はすごいの一言!
私には無理みたいです。林道の状況が
心配でしたが、やはりやばいところが
あるんですね。登りの林道で何時間
かかったのかな? 今週末の場所に
悩みます。
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Unknown (ゲンゴロウ)
2008-04-09 08:38:04
YAMADAさんおはようございます!
変化に富んだ素敵なコースでした。
そして白山の豊かな表情を堪能できました。
林道歩きは2時間弱かかりました。
山スキー最高~!
ボクは週末は仕事…山に行きたいな~
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Unknown (Y.Kawamrua)
2008-04-09 20:37:38
源さんのブログを見ていつも羨ましく感じてます。雪山最高ですね◎4月28日に山口を出発するので29日から1日の間で源さんの都合が良い日は無いですか?また一緒に山に登りましょう♪♪♪
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Unknown (ゲンゴロウ)
2008-04-09 20:47:11
KAWAMURAさんこんばんは!
また連絡しますね!
昨日、あんちゃんのトコに行ってきました。
またまた美味しい蕎麦をいっぱい頂きました。(持ち帰り用の蕎麦とダシ)
また雪山に行きましょう!
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