当歳馬が球節の骨端症で、球節が内反し始め、蹄の処置はしていたけれど内反が進んだ。
跛行するようになり、X線撮影したら、ボーンシストができていた。
との稟告。
肢が内反内向しているせいで、内側関節面ばかりに体重がかかることと無関係ではあるまい。
関節鏡でほじくるにはあまりに病変が大きい。
針で目印をつけて・・・・
4.0mmキャンセラススクリューで固定。
シャフトスクリューなので、ねじ山とスクリューヘッドで引っ張り合う力が働いている。
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覚醒室で、蹄の内側を削り、外側にエクステンション(でっぱり)も付けた。
もう矯正はできないが、外側ばかりが磨り減ったのは微調整を続けたほうが良い。
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「ロドコッカス・エクイ感染症の制御に関する研究」の講演会があるよ。
1月24日18:00~20:00 静内エクリプスホテル 2F
北里大学教授 高井先生
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新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫) | |
司馬 遼太郎 | |
文藝春秋 |
日露戦争を描いた全8巻。
司馬遼太郎の小説としては現代に最も近い時代を取り上げている。
その後の日本については「書く気がしない」と述べておられる。
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第一巻は、四国松山に生まれた若者の青春譚としても読める。
家業を失った士家に生まれた明治維新後の若者達が何を頼りに、どう生きようとしたか。
秋山好古の生き方や考え方が突飛で面白い。
兄弟で同居していても、茶碗はひとつで善い。
ミニマリスト?ちがうでしょ。
成長板とボーンシストについてさらりと調べたけどあまり出てこないです。矯正も発育もうまくいったとして、時間はかかるのでしょね。装具も使用して安全に早くより良く(より安く)治療が進むようだといいのになぁと考えたり。
講演会は明日。それ終わったよ、だとちょっと、ね。内容に関心のある方多いでしょね。
ヒトはOCDはありますが、SCL(軟骨下嚢胞状病変)は創らないようです。これほどSCLが多いのは馬特有かもしれません。
12月に講演したとき、ロドについての質問が多いのに驚きました。生産牧場ではロドで悩んでいる牧場がまだ多いのでしょうね。
blount病で言えば、日本人は遺伝的に素因を持っているように思います。また、今は減ったでしょうが、畳に座って正座やアグラで暮らすと子供の脚にはよろしくないと思います。
私も脛骨近位が湾曲したO脚です。8歳途中までちゃぶ台で食事してました;笑。
成長板の損傷や負担も、骨端症やblount病の要因になるようです。
そして必要なのは早め早めの手当ですね。