今朝の鳥の餌台の様子。雪で自然の餌が探せなくなるのか、スズメがいつまでも餌台で餌を食べていた。
野鳥の餌台も野生動物の餌付けになるのかもしれない。いいんだろうか?
よく来るのは、カラスにスズメにカワラヒワ。窓の近くにあるので警戒心の強い鳥は来ないのかもしれない。
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さて、DDSP軟口蓋背方変位は、この時期の育成牧場にとって頭が痛い問題だと思う。トレーニング強度を上げて行きたいのに、運動の途中からブルブル、ゲロゲロ喉鳴りして調教を進められない。
内視鏡検査してもらうと、DDSPだね。と言われてしまう。
図のコーネルカラー(これが商品名なのだろうがVet-Aireヴェットエアー?のほうが定着しそうな気がする)は、DDSPを防ぐ馬具。
喉頭を下から持ち上げることで、DDSPが起こるのを予防する。だいたいDDSP軟口蓋背方変位とよいう呼び方が良くなくて、本当は喉頭蓋腹方変位と呼んだ方が良いと思う。軟口蓋が喉頭蓋に乗っかってしまうのではなくて、喉頭蓋が軟口蓋の下へ落ちてしまうという表現の方が正しいでしょう?
購入して使う症例を待っていたが、最近はDDSPで相談されることが少なくなってしまった。「舌縛りなどをしながらだましだまし調教しているうちにDDSPを起こさなくなるよ」と言われるのを育成牧場ももうわかっているからだろう。
先日からをDDSPを起こす馬で試してもらった。
結果は上々。DDSPを起こさずハロン16-17までできたとのこと。
開発したグループは、Tie forwardと呼ぶ喉頭を前方の舌骨へ引っ張る新しい手術方法も開発したが、コーネルカラーもTieForward手術も8割の成功率だったとのこと。
DDSPを起こす育成馬はコーネルカラーを着けて調教しながら馬が成熟するのを待ち、馬が精神的にも肉体的にも強くなってDDSPを起こさなくなればそれで良いし、もしいつまでもDDSPを起こすようならTieForward手術を考える。というのをこれからの方針にしたい。
試してみたい人には貸し出しもしようと思うが、 http://www.vet-aire.com/ で買える。と思う。私もそこで買ったから。