真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
CALENDAR
2020年12月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
前月
翌月
ENTRY ARCHIVE
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
RECENT ENTRY
夜這ひ海女/ex.DMM戦
パーフェクト・キス 濡らしてプレイバック
好色美容師 肉体の報酬/ex.DMM戦
むちむちネオン街 私たべごろ
横浜シャイアン 女の湿地帯/楽天TV戦
下ネタトリオ マドンナを狙へ
実録 (秘)通勤痴女日記
東京秘密ホテル けものの戯れ/DMM TV戦
絶倫探偵DX 愛と淫慾のバイブ
タクシー野郎 夜の淫花/DMM TV戦
RECENT COMMENT
ドロップアウト@管理人/
本番熟女 急所責め
通りすがり/
本番熟女 急所責め
ドロップアウト@管理人/
い・ん・び/ex.DMM戦
はる/
い・ん・び/ex.DMM戦
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
三十路家政婦 いかせ上手
通りすがり/
三十路家政婦 いかせ上手
RECENT TRACKBACK
CATEGORY
あ行
(128)
荒木太郎
(74)
池島ゆたか
(113)
小川欽也
(80)
か行
(309)
加藤義一
(68)
小林悟
(69)
さ行
(302)
関良平
(3)
関根和美
(101)
た行
(113)
竹洞哲也
(77)
友松直之
(23)
な行
(60)
中村和愛
(6)
新田栄
(127)
は行
(101)
浜野佐知(的場ちせ)
(132)
深町章
(129)
ま行
(28)
松岡邦彦
(31)
森山茂雄
(11)
や行
(115)
山﨑邦紀
(62)
主に渡邊元嗣と、わ行
(138)
一般映画、雑記
(89)
索引
(20)
BOOKMARK
m@stervision
説明無用、日本最強のピンクス。但し、もう建物をお出になられた
新約ピソポソ
2007年九月で消滅した旧本館より継続して使用中の掲示板です
エクセスフィルム
全面刷新したエクセス公式サイト
駄楽ひまなときブログ
行きつけのお店のブログ、下戸なのに。しかも閉めたんだけどね
ツイッタ
戯れに呟いてみたりもする
友松直之のブログ
友松直之監督のブログ、激しくエモーショナル
影への隠遁Blog
山﨑邦紀監督のブログ
To Live and Die in Tokyo
歴戦のピンクス、キルゴア二等兵氏のブログ
こびりつき映画記
サイボク氏のブログ、ピンク映画に関するエントリー多し
BATTLE BABES HC
SHIN氏のブログ、ピンク映画啓蒙運動も展開中
横浜のロマンポルノファンのブログ
そのまんまです
MY PROFILE
goo ID
dropoutcowboys
性別
都道府県
自己紹介
福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
仮名遣ひは正仮名を使用。
SEARCH
このブログ内で
ウェブ全て
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
看護婦日記 -わいせつなカルテ-
な行
/
2020年12月18日
「
看護婦日記 -わいせつなカルテ-
」(昭和55/製作・配給:株式会社にっかつ/監督:西村昭五郎/脚本:竹山洋・水谷龍二/製作:海野義幸/撮影:鈴木耕一/照明:新川真/録音:伊藤晴康/美術:川船夏夫/編集:西村豊治/音楽:本多信介/助監督:菅野隆/色彩計測:青柳勝義/現像:東洋現像所/製作担当:三浦増博/出演:原悦子・鹿沼えり・中原潤・浅見小四郎・朝霧友香・丹古母鬼馬二・桑崎てるお・吉原正皓・豪田路世留・笹木ルミ・小見山玉樹・庄司三郎・水木京一・井手亮三/刺青:河野光楊/技斗:鹿島研)。配給に関しては、事実上“提供:Xces Film”。
朝の寝室にタイトル開巻、比較的静かに完遂した模様。小山田総合病院の勤務医・杉山隆(中原)が、部屋の主である交際相手の看護婦・田崎涼子(原)の、同伴の希望は拒否し先に出勤。昨晩殆ど眠らせて貰へなかつた、涼子は再び安らかに床に就く。並木道に女声コーラスとクレジット起動、「今日は誕生日の人聴いてるかな?」、第一声から日本語のおかしいラジオが流れるタクシー車内、そこは“今日が誕生日の人”だろ。兎も角双子座生まれの運命の人と出会ふ、とかいふ占ひを真に受けた運転手の明(浅見)は、豪快にUターンして車を吉方とされる東に走らせる。隣室のロックンロールに起こされた、涼子は案の定致命的大寝坊。アパートを出た超絶のタイミングで涼子が拾つたのが、上手いこと明のタクシー。後部座席でお化粧、バックミラー越しに目の合つた明にごめんなさいする、原悦子の節度が超絶に麗しくて麗しくて、もう既にこの映画百点満点で二千点。涼子が双子座である旨確認した明は、対向車線を爆走する凄まじく無防備なスタントを経て小山田総合に滑り込む。命からがら辿り着いたところで、「アタシは田崎涼子二十二歳、この病院の白衣の天使なんです」と、原悦子的には
ロマポ初陣
で既に習得済みの宇能鴻一郎調モノローグ、略してウノローグが起動する。
配役残り、美貌を瓶底メガネで隠した朝霧友香は、涼子に対する呼称がお姉さんの新人看護婦・恵子。井手亮三は入院患者の末谷クン、実存主義や唯物論を捏ね繰り回す、藪蛇な造形の恵子が蔵書を借りに来る仲。桑崎てるおと笹木ルミに豪田路世留は、躁病患者にしか映らない頭の捩子のカッ飛んだ桑田と古参看護婦の弘子に、もう一人のメイン看護婦・明美。弘子が看護婦控室では、大体常に煙草を吸つてゐたりする昭和。吉原正皓は院長の小山田大五郎、明の前職・オカマのハニーちやんの常連であつたりもする、両刀の御仁。そして鹿沼えりが留学してゐたアメリカから帰国した、小山田の娘・由香。丹古母鬼馬二はこの人何で入院してゐるのか全く判らない、キッバキバに元気な堀田、脱ぐと堂々とした彫物を背負つてゐる親分。二人纏めて登場する小見山玉樹と庄司三郎は、堀田の子分衆。そして矢継ぎ早に飛び込んで来る水木京一が、由香に田崎を六本木のディスコに強奪され、約束を反故にされた夜、涼子が舌平目を二枚買ふ魚屋の大将。水木京一が商店街に恐ろしく馴染む、何気な画の強さ。この辺りで火を噴く大物脇役部三連撃が、中盤の地味な見所。
西村昭五郎昭和55年第四作は、白鳥信一昭和54年第四作「看護婦日記 いたづらな指」(脚本:熊谷禄朗/主演:原悦子/未見)に続く看護婦日記シリーズ第二弾。「いたづらな指」と「わいせつなカルテ」がともに涼子役の原悦子が主人公、といつた程度には緩やかにリンクしなくもない一方、形式的には一応第三弾の「
看護婦日記 獣じみた午後
」(昭和57/監督:黒沢直輔/脚本:宮田雪/主演:風間舞子)は純然たる別物。そもそもビリング頭が看護婦ですらなく女医、何故看護婦日記で括らうとしたのか。
父親から勧められた杉山を見初めた由香が、口約束とはいへ求婚すらした涼子との関係に横槍を入れる傍ら、偶さかをデスティニーかと錯覚か妄信し涼子の周辺に出没する明、のお尻を小山田が更に狙ふ。明の来し方に関して木に竹を接ぐ力技で周到で秀逸な相関を構築した上で、顔ぶれの豊かな俳優部にも恵まれ、演出部の地力と勢ひとでサックサク楽しく見させる、お手本のやうな見事な量産型娯楽映画。由香が涼子に飲ませようとした、媚薬の誤爆した恵子から辛うじて逃げおほせやれやれする明の、ピントの彼方でハニーちやんを発見した小山田が小躍りするカットの、他愛ないシークエンスなんだけど完璧な画面設計には身震ひを禁じ得ない。兎にも角にも、大明神が隈が目立ちながらも、由香に再強奪された田崎をあくまで信じつつ、看護婦控室にて編物で気を紛らせる涼子の健気な姿が、あまりにも愛ほしくて愛ほしくて愛ほしくて、もうそれだけでこの映画百点満点で二万点。何だか知らんけど、胸が苦しくて仕方がない、医者行けよ。最終的に男達は半殺し程度にはされる反面、恵子のクソ女が1mmの報ひも受けない点にはマキシマムに平衡を欠くものの、小見山玉樹と庄司三郎が功夫使ひと大立回りを繰り広げる、明後日ではあれエクストリームな見せ場で相殺。小見山玉樹は、この人台詞がない方が、寧ろフレームの中で映える気がする。
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
goo ブログ
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
gooおすすめリンク
おすすめブログ
【コメント募集中】スタッフの気になったニュース
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
gooブロガーの今日のひとこと
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!