真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
CALENDAR
2015年4月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
前月
翌月
ENTRY ARCHIVE
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
RECENT ENTRY
夜這ひ海女/ex.DMM戦
パーフェクト・キス 濡らしてプレイバック
好色美容師 肉体の報酬/ex.DMM戦
むちむちネオン街 私たべごろ
横浜シャイアン 女の湿地帯/楽天TV戦
下ネタトリオ マドンナを狙へ
実録 (秘)通勤痴女日記
東京秘密ホテル けものの戯れ/DMM TV戦
絶倫探偵DX 愛と淫慾のバイブ
タクシー野郎 夜の淫花/DMM TV戦
RECENT COMMENT
ドロップアウト@管理人/
本番熟女 急所責め
通りすがり/
本番熟女 急所責め
ドロップアウト@管理人/
い・ん・び/ex.DMM戦
はる/
い・ん・び/ex.DMM戦
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
三十路家政婦 いかせ上手
通りすがり/
三十路家政婦 いかせ上手
RECENT TRACKBACK
CATEGORY
あ行
(128)
荒木太郎
(74)
池島ゆたか
(113)
小川欽也
(80)
か行
(309)
加藤義一
(68)
小林悟
(69)
さ行
(302)
関良平
(3)
関根和美
(101)
た行
(113)
竹洞哲也
(77)
友松直之
(23)
な行
(60)
中村和愛
(6)
新田栄
(127)
は行
(101)
浜野佐知(的場ちせ)
(132)
深町章
(129)
ま行
(28)
松岡邦彦
(31)
森山茂雄
(11)
や行
(115)
山﨑邦紀
(62)
主に渡邊元嗣と、わ行
(138)
一般映画、雑記
(89)
索引
(20)
BOOKMARK
m@stervision
説明無用、日本最強のピンクス。但し、もう建物をお出になられた
新約ピソポソ
2007年九月で消滅した旧本館より継続して使用中の掲示板です
エクセスフィルム
全面刷新したエクセス公式サイト
駄楽ひまなときブログ
行きつけのお店のブログ、下戸なのに。しかも閉めたんだけどね
ツイッタ
戯れに呟いてみたりもする
友松直之のブログ
友松直之監督のブログ、激しくエモーショナル
影への隠遁Blog
山﨑邦紀監督のブログ
To Live and Die in Tokyo
歴戦のピンクス、キルゴア二等兵氏のブログ
こびりつき映画記
サイボク氏のブログ、ピンク映画に関するエントリー多し
BATTLE BABES HC
SHIN氏のブログ、ピンク映画啓蒙運動も展開中
横浜のロマンポルノファンのブログ
そのまんまです
MY PROFILE
goo ID
dropoutcowboys
性別
都道府県
自己紹介
福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
仮名遣ひは正仮名を使用。
SEARCH
このブログ内で
ウェブ全て
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
特務課の女豹 からみつく陰謀
か行
/
2015年04月13日
「
特務課の女豹 からみつく陰謀
」(2014/製作:フリーク・アウト/提供:オーピー映画/監督・脚本:国沢☆実/撮影:下元哲/撮影助手:高田宝重/助監督:田口敬太・菊嶌稔章/録音:シネ・キャビン/現像:東映ラボ・テック/ネガ編集:有馬潜/フィルム:コダック株式会社/スチール:本田あきら/劇中歌:蓮沼ラビィ/協力:虹企画ミニミニシアター・マサトキムラ/出演:伊藤りな・美咲結衣・四ノ宮里莉・奈良京蔵・村田頼俊・三貝豪・前沢健太・世志男・山科薫)。新作のクレジットで高田宝重の名前を見るのは、「
夏の愛人 おいしい男の作り方
」(2011/監督・脚本:工藤雅典/主演:星野あかり)以来。劇中歌の蓮沼ラビィが、ポスターには蓮沼ラヴィ。
左頬の赤痣が痛々しい、美咲結衣のアップで開巻。2019年、東京五輪前年。首相暗殺を企てたテロリスト集団統括・景山哲也の同士兼情婦・深町美希(美咲)を、山科薫が取り調べる。取調官は美希を鉄格子つきの窓近くまで引つ立てると、窓から逃走を図つたとガンガン強姦する。出鱈目だが、山科薫歴戦の突進力が少々の無理なら通す。他方、巨漢の刑務官(菊嶌稔章)に伊藤りなが連行されタイトル・イン。三森鏡子(伊藤)が、美希と同じ房に放り込まれる。美希が首に提げたペアリングに注意を留めた鏡子は、男に対する美希の強い絆を嘲笑する。主演女優の第一戦と込み込みで、エクスキューズ色の強い一幕。鏡子は実は公安局特務課の捜査官で、特務課課長の裏越(世志男/綿含んでる?)とは不倫関係にもあつた。一旦検挙後脱獄、但し検問を突破されてはゐない影山の潜伏先を突き止めるべく、鏡子は不倫相手殺害犯を偽装し美希に接触する任務を帯びてゐた。脱走した鏡子と美希の前に、影山(奈良)以下、ナイフ使ひの黒木(三貝)と、三叉の短刀使ひの井川(前沢)が現れる。え、三叉の短刀(´・ω・`)?鏡子の素性を疑ふ景山に対し、気前よく脱いだ鏡子は尺八も吹き、美希はジェラシーなのか落胆なのか複雑な表情を浮かべる。
出演者残り四ノ宮里莉は、いい歳して―作中三十五、公称に辿り着けん―セーラ服姿でカーセックスに及ぶ人妻・弘美。村田頼俊がそのお相手、話を聞くに娘の担任と思しき村田先生。担当科目も古文と、最早貫禄のヒムセルフ配役。二人は黒木と井川に拉致られ、“こいつらにも餌が必要なんだ”と影山は黙認する中、当然の如くといはんばかりの勢ひで弘美は陵辱される。その前段、影山と美希の情事を覗き見た鏡子が手洗ひに入るのは、下元哲の作家性に寄り切られた排泄シークエンスに突入するものかと思ひきや、鏡子は膣の中に忍ばせてゐた、まんまといふか科特隊流星バッジそのものの通信機で裏越に連絡をとる。弘美を救はうとした鏡子は代りに井川に手篭めにされかけ、流星バッジを発見される。ピンバッチか何かの公式グッズかと思はれるが、そんなものそんなところに裸で入れたりして痛いだろといふ以前に、円谷に怒られても知らんからな。
前作
に引き続き自脚本で挑んだ、国沢実2014年第二作。女囚映画的な導入から、“負け犬”だ“捨て石”だと如何にも国沢実らしい自虐的なヒロイズムで彩ると同時に加速した上で、非現実的方面に越境しない場合日本映画史上最大級の大風呂敷を奥歯に物を挟みつつも―後述する―拡げてみせる、革命映画に展開する果敢な構成は案外形になつてゐる。とはいへ如何ともし難いのは、冒頭房の中での伊藤りなと美咲結衣の遣り取りから順調に頭を抱へた、それはそれとしてそれなりにキャリアを積んだ村田頼俊が格が違つてさへ見える、脆弱極まりない俳優部。ビリング頭二人は脱げばサマになる分まだしも、影山一派の全滅ぶりは最早グルッと一周して清々しいほど。タッパがヒョロッと高く、台詞回しは幾分達者とはいへ如何せん面構へが貧相な奈良京蔵はカリスマ性にもレンジャー部隊出身といふ設定に説得力を与へるに足る凄味にも完全に無縁、国沢実が自分で初老のテロリストにでも扮した方が絶対に画になる。三貝豪はゾンビみたいなヒャッハー造形が逆の意味で見事に空回り、前沢健太はその点散発的に三貝豪に引き摺られる中途半端さ以前に、ここは演出部の責やも知れぬが、わざわざ満足に扱へもしない三叉の短刀なんて頓珍漢な武器を持ち出すセンスから致命傷。鏡子の通信で官憲に潜伏先の位置情報が洩れてゐるにも関らず、影山は逃げるでも慌てるでもなく文字通り動じない。そもそも鏡子が美希に接近するミッションの意義に後足で砂をかける、どんでんを返すためだけのどんでん返しも果てしなく類型的。ついでに、絡みの最中で起動しては正直水を差す劇中歌は、出て来はしないけれど見た目はイルカで、音楽的には加藤登紀子の他愛ないエピゴーネン。但し、革命の機運にもテロルの季節にも全く遠い目下の状況下にあつて、斯様な、直截にいへば貧しい革命映画は逆説的なリアリティを有するに至らぬでもなく、何よりかうした一作が堂々と商業ベースで、加へて国沢実のフィルモグラフィーに於いて恐らく、といふかほぼ確実に最後のフィルム作として世に出た物の弾みか何かの間違ひにも似たラックには、形容のしやうのないエモーションを覚えた。面白い詰まらないの最も単純な二者択一を迫られるならば、少なくとも別の意味では面白い。
裸映画的には、ザックリ三分割した終盤全ての長尺を、自慢の砲弾型オッパイを放り出すどころか、全裸で戦ひ抜いた伊藤りなの熱演は大称賛に値する。尤も、締めを濡れ場で振り抜く選択も酌めるものの、結局終始影山の潜伏先こと、小劇場である虹企画ミニミニシアターより半歩たりとて外に出でない出不精には、安普請に火に油を注いだ感を禁じ得ない。鏡子と美希が逃走する、異常に屋根の低いガード下なのか何なのかよく判らない通路や、二人が影山一派と合流する深い森の中。ロケーションには所々貪欲さを窺はせただけに、スカッと開けたラスト・ショットのひとつも設けてあれば、また全然印象が変つてゐたやうにも素人考へる。
劇中、自衛隊ではなく“国防軍”だなどと奥歯に物が挟まつたやうな用語で茶を濁すのは、国沢実がかつての所属組織を慮つたか、怖気づいたか事なかれなオーピーの横槍が入つたのか。何れにせよ、小賢しくすらないことはいふまでもなからう。右傾化がエクスプロードした近未来を描いた、ディストピア描写といふ訳でもあるまい。
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
goo ブログ
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
gooおすすめリンク
おすすめブログ
【コメント募集中】スタッフの気になったニュース
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
gooブロガーの今日のひとこと
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!