閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

タンポポなど

2021-04-09 16:28:50 | 日々

トウカイタンポポ。
タンポポの在来種と外来種は、慣れると遠目にもなんとなくわかるようになる。
トウカイタンポポは、すーっと伸びて、色もあまり濃くない。

 

こちらはセイヨウタンポポの綿毛。
…と言えるのは、花のときから見ていたからで、さすがに綿毛だけで判別はできませんが(笑)


セイヨウタンポポは茎の赤みが強い(と言っていいのかな? それとも個体差?)

 

ハナイバナ。ミニミニ忘れな草。

 

スイバの花。

 

いつも「実」になりかけてから気づくことが多いけれど、これは「花」。


実になりかける桑。
どこにでも生えて成長も早い木なので、なるべく質の良い、収量の多いものだけ残そうと思うけれど、なかなかうまくいかない。どこにでもすぐ生えるものは、すぐ切られてしまいがちだ。

 

梅の実もたくさんついている。

 

拾った羽。
長さ約35ミリ。強いカーブあり。
サイズ的に、シジュウカラよりは大きめの鳥。でも、ヒヨドリにしては黒が濃いような気も。

桜やコナラの葉がひらき、どっと虫が出てきたので、鳥の餌台は終了しました。
ヤマガラ、シジュウカラ、メジロがしきりとさえずっている。メジロなど、小さな身体でよくあんな声が出るものだと感心するような大声をはりあげている。
ウグイスもひっきりなしに鳴いている。遠くでガビチョウらしき声も。ここ数日、気温が低めなので、ガビちゃんはまだ調子が出ない感じ。

枝にとまった1羽のヤマガラが、カチャカチャというような妙な声を出して、半開きの翼をふるふると震わせ始めた。そこへもう1羽が来て、ヒナに餌をやるしぐさ。これはオスからメスへの「求愛給餌」として知られているけれど、見ていて、はて、と思う。
これ、本当にオス側から「求愛」しているのだろうか。メスのほうが誘っているようにしか見えないんですけど。

求愛給餌は、オスの「イクメン度」をためしているのだという説がある。なるほど、ヤマガラのように両親で子育てをする鳥では、ちゃんと餌をとってきてくれる(卵をあたためている間は奥さんに餌を運んでくる)ダンナさんでないと困る。
あ、そうか。かぐや姫と同じで、求婚者はおおぜいいる。そして選択権はお姫さま側にあるわけ。
おそらく、その前の段階として、オスは繁殖に適した(=餌の多い)テリトリーを確保し、高らかにさえずって、そのことを周囲に知らせる。それを聞いてやってきたメスは、「ふるふる」をやってオスを誘い、給餌能力をテストすると同時に、本当に餌が豊富かどうかをたしかめる。
というのは、いま思いついた「閑猫説」なので、根拠となるデータはありませんが(笑)。

じつをいうと、今シーズンは、マミちゃんやカケスなど珍しいお客見たさに、餌台の店じまいがついつい遅れて4月に入ってしまった。
餌台に近いテリトリーをがんばって勝ち取ったオスが、「ピーナッツあるよ! ヒマワリもあるよ!」と意気揚々と彼女を連れてきたら、すでに何もなく、「あれえ、おかしいなァ」と首をかしげているうちに、彼女は飛び去ってしまいました…というシーンを想像(妄想?)し、ちょっと責任を感じているのです。ヤマガラ君ごめん。

 

 

本日のコマ吉。

シバザクラが山盛りだ。




朝一番のツメトギ。
コマはあちこちにツメトギを20個くらい持っている。すべて天然素材の一点物!


カメキチ君、帰ってこないねえ。
(うーん、どこ行っちゃったかねえ…)

 

本日の「いいね!」
動物の赤ちゃんで動画を2つ。

Baby elephant plays with her huge ball

アフリカゾウのナンディ。3歳。アリゾナ州レイドパーク動物園。


おかあさん、おかあさん、ねえ、おかあさんてばぁ。。

生後1か月のクロサイの子、クライド・ジュニア君。カンザス州セジウィック・カウンティ動物園。

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八重桜など

2021-04-07 17:32:00 | 日々

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八重桜も見ごろ。やはり全体に例年より1週間から10日ほど早い。
これは「普賢象」という品種(…たぶん)。

 

濃いピンクのつぼみから、開くにつれて色が白っぽくなっていく。
この木も年のせいか、やや勢いが落ち、隣の大きくなったキンモクセイに押され気味。それでも今年はよく咲いている。

 

こちらはふつうの八重桜。「カンザン」かな。
わたしはこの花を見ると必ず桜餅食べたくなります。普賢象では、ならない。どういうわけか。

種まきも、苗の植え付けも、「八重桜が咲くころから」という。スコップ持って外にいる時間がふえる。

イブキジャコウソウ。

 

まあるく咲く花が可愛い。

 

日本タンポポ。たぶんトウカイタンポポ。
ふたつある群落のうちのひとつ。

 

タンポポの出てくる話を書こうとしているので、ただいま取材中。

 

アジュガ・レプタンス。
地下茎とランナーでふえる無敵のグラウンドカバー植物。
写真で色がうまく再現できないもののひとつ。

 

越冬ペチュニア。
夏の鉢植えだったのを、秋に抜いてビオラやプリムラと入れ替えたとき、1株だけ根がとてもしっかり張っていたので、捨てるにしのびず、だめもとで裏庭に埋めておいた。これが枯れもせず冬を越し、先月から勢いよく咲き始めた。
ペチュニアは夏のもの、1年草だとばかり思っていたから、びっくり。
もとはたしかクリーム色のひらひらした花だったが、黄緑がかった妙にたくましい感じの花に変貌している。なんとなく逆さまのダチュラのようだ。
おもての花壇にも、昨年Mが買ってきたサフィニアだかミリオンベルだか、3色寄せ植えだった中の白だけが残っていて、見たらそれもつぼみがついていた。
南米で最初に発見されたペチュニアの原種は白だったそうだから、白系はいちばん丈夫なのかしら。


本日のクレ坊。

定番の白ソックス。

 

昼間はお外のどこか(詳細不明)にいることが多いクレ、きょうは珍しく在宅。

いい子だなあ、クレちゃんは。


本日の「いいね!」

Pegasus in Tree

英国のアーティスト Howard Lee による3Dトリック。

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ツツジツアー・後半

2021-04-05 14:58:14 | 日々

山のてっぺんに、アオダモの花が咲いていた。
アオダモ…だと思うけど。高さは3メートル以上ある。
もともと自生していたのか、うちの庭から種が飛んできて育ったのか、よくわからない。

庭のアオダモというのは、35年くらい前、ここに引っ越して間もなく植えたもので、花のあとに、カエデに似た薄いプロペラ状の種子がたくさんできる。これがけっこうあちこちに勝手に芽を出していて、特徴ある羽状複葉だからわかりやすい。
しかし、風に乗って山の「上」まで飛んでくるものかどうか。それに、野球のバットにするというくらい材は緻密で堅く、成長はかなり遅いので、うちのアオダモの子というのは無理がある気もする。
(植木屋さんはアオダモと言っていたけれど、それはいわゆる植木屋名かもしれない。いま図鑑をみたら近縁種の「マルバアオダモ」のほうに似ている)

 

上見るとこんなで…

 

下見ると、これです。

 

飽きたー。

 

疲れたー。

ということなので、はいはい、おうち帰りましょう。
と、下り始めたのだが、方向音痴で有名な閑猫。あれ? あれれ? と言っているうちに、入ったところからずいぶん離れた場所に下りてきてしまった。
何年住んでるんだと、あとでMに笑われたけれど、ここ数年は、春のウンゼンツツジと、秋のリンドウを見に1回ずつ、あとは山栗の落ちる頃にちょっと来るだけなので…(夏は虫が多いし、スズメバチも怖い。足場が悪く、万一のときに走って逃げられないから怖いのです)。
山肌は風化が進み、道といってもあるようなないような感じだし、樹木の様子も以前とは変わってしまっている。
でも、変なルートで変なとこに下りたおかげで、偶然出会えたのが、これ。

ハナイカダ。ミズキ科の落葉低木。
(あ、新しい分類では「ハナイカダ科」というのができていた)


葉っぱのおもてにちょこんとのっかったように花が咲く、不思議植物。「花筏」の名も風情があって良い。
べつに希少なものではないけれど、花も実もない状態ではまったく何の木だかわからないし、落葉したらますますわからない。
いつもみつけるのは偶然で、実がなる頃にまた来ようなんて思っているうちに場所を忘れてしまい、うーん、たしかにどこかで見たんだけどなあ…と、トランプの神経衰弱ゲームのようになる。
今回は橋のたもとでみつけたので、場所は覚えやすい。実がなる頃にまた来てみましょう。

<追記>
あとで調べたら、これは雄花でした。雌雄異株なので、雌花の咲く木をみつけないと、実を見ることはできないわけ。どこだ、雌株。


えーっと、そこどいてくれないと、おうち帰れないんですが。

 

「とおれるよ?」

いや、通れるけどさあ…端っこ歩くのは怖いのよ!
(川底まで2メートルあるし、こっちは猫じゃないんですから)

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ツツジツアー・前半

2021-04-04 17:22:53 | 日々

毎年恒例、隣の山のウンゼンツツジを見に行くツアー。
本日はガイドなし、コマ吉つき。
(コマは連れてきたわけではない。勝手についてきちゃったので、むしろこっちがガイド役なんだけど、これがじつに頼りないガイドでしてね…)

 

山の上のほうは、ほとんど岩でできている。
出だしから道を間違えたが、下からピンク色がちらっと見えたので、それを目当てに無理やり斜面をよじ上って行った。上るのは簡単。足元が滑りやすいので、下りるほうが難しいです。



お、咲いてる、咲いてる。まだ3分咲きくらいかな。
例年に比べると10日以上早いかも。

 

 

 

花は2センチほど、ミニサイズの可愛いツツジ。

 

上見ると、こんな感じ。

 

てっぺんから西の方角を見たところ。
家の屋根と、手前の道がちらっと見える。
そうか、うちの屋根ってこういう色だったのか。
(ふだん暮らしていても屋根の上は見えないですからね)

 

この山の斜面はヒメハギの宝庫。
たくさん会えて嬉しい。

 

はりきって登ってきたコマ吉、早くも飽きた。

 

新緑の見本帖だ。

 

コマちゃんや、そこから先は猪鹿王国の森だから、行ってはいけないよ。

(長いので次回につづきます)

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「つみきでとんとん」タイ語版

2021-04-03 15:58:30 | お知らせ(海外版)

『つみきでとんとん』(金の星社 2005年)のタイ語版ができました。

 

タイの文字は面白~い。
子音42文字に、母音9音、発音の上り下がりを示す声調記号、などの組み合わせでできているそうです。
しかし単語や文章の切れ目がよくわからない。
たとえば上のページ、日本語では
「もっと もっと もってきて
やまかな? まだ まだ」
と書いてあるところなのですが、タイ語になると、ずいぶん文字数が多い!
2行目の頭から4分の1くらいのところに ภูเขา (山=プーカオ)という単語が見えます。あとは、うーん、何だろう。
(オファーが来たのが3年くらい前で、校正をチェックする機会がないまま本になってしまったので。PDFならコピペでグーグル翻訳使えるんですけどね…)


<4月7日追記>
スマートフォンのグーグル翻訳なら「カメラ入力」が使える、と聞いて、さっそくやってみたら、できました。すごいわー、かざすだけで、たちまち画面に翻訳が出る。これは便利だ。
(何かそういうアプリがあるらしいということは知っていたけど、自分のでできるとは思っていなかった…)
「やまかな? まだまだ」のところは、「これは山になろうとしているのでしょうか。いいえ、それはまだ完成していません」みたいな感じで、だから文字数が多いのでした。
日本語って、特に幼児向けの場合、ものすごく省略がきく言語なんだということがわかりました。

この絵本のもとになったのは、息子が生まれたときお祝いにいただいた積み木セット。色がついていないので、何にでも見立てることができ、このように積んで遊ぶ以外に「おでんやさんごっこ」などにも活躍したものです。
裏表紙が「おかたづけ」になっているのは、しつけ的な意図ではなく、パズルのようにきちっと箱におさまるのが気持ちいいという、わたしの趣味によるもの。三角が4つで四角になるのが大好き。

 

 

 

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花々・樹木篇

2021-04-02 14:28:00 | 日々

今年はカリンの花が、これまででいちばん多い。
東京にいたとき、ベランダの植木鉢に種をまいて…考えてみれば、あれから40年近くたっている。
そろそろひとつくらい実がなるといいなあ。
カリンは、ジャムなどにするにはかたくて切るのが大変だし、変色しやすく渋味もあるので難しいけれど、熟した実を部屋に置くだけでもいい香りが漂う。


庭の南側の斜面にはヤマツツジがふえた。
ツツジには毒があるから鹿も食べない…と言われているが、ツツジと名のつくものがすべて毒というわけではないし、ヒトに効く毒が鹿にも効くとは限らない。ここのヤマツツジは、あきらかに鹿が入らなくなってから咲くようになったのだから、やっぱりそれまでは食べていたに違いない。
10年以上、新芽が出ては食われ、また出ては食われ、咲くどころか満足に伸びることもできなかった。それでも枯れもせず生き残っていたのだから、植物というのは強いものだ。


散った桜、残っている桜、赤い新芽、緑の新芽。それらに金色の光をふりかけた春色ミックス。

 

イタヤカエデの実生苗。この子は2年目か3年目かな。種子は風で飛ぶので、ほうっておくと、こんなのが庭じゅうに生えてしまう。

 

こちらはイロハモミジの枝先。
葉が開き始めると同時に、小さい花が咲く。

 

横から見たところ。

 

そうそう、あれはどうしたかな、と見にいったら、咲いていました。ヒサカキ。
葉の陰に下向きで目立たない。花があると思って見なければ見過ごしてしまう。
秋に熟す黒い実も地味だが、野鳥には人気があるらしい。

 

ヒサカキの花と、キブシの花(↑)は、なんとなく似ている気がするけれど、べつに親戚でも何でもない。花びらの数も違うし、時期も違う。つぼ型の小花があつまっているところだけが同じ。

 

このあたりではいちばん新芽が赤い山桜。花か葉か、遠目にはよくわからない。

 

コナラの柔らかな白緑色の新芽も、連日の暖かさでたちまち開いてしまった。

 

モクレンも、もう葉っぱ。

 

本日のにゃんこ。

クレちゃん、足のってるんだけど。

 

本日の「いいね!」


スエズ運河ふさいだ巨大船、離礁成功は満月のおかげ?

ムーンパワー強し!

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本日のコマテケテケ

2021-04-01 16:24:21 | 日々

テケテケとついてくるコマ吉。
じつは隙あらば肩に乗ろうと狙っているのですが…

 

とりあえずこの巨大ツメトギは見逃せない。

 

そして、テケテケ…

 

テケテケテケ…

 

とびかかる1秒前!
(次の瞬間、カメラを飛び越えて背中に着地)

 

しばらく乗ってたのですが、「重い~!」と言われて降ろされたところ。

 

鼻をなめながらアゴをかくという難易度の高い技。

 

はあ、桜も散ってしまったのか。

 

クレ兄ちゃんと、ソーシャルディスタンス実施中。

 

もう暑~い~。

 

疲れた~~。
(寒がりのくせに暑さに弱いコマです)

 

本日の「いいね!」

からくり博士「たこ焼き太郎」

見ると絶対たこ焼き食べたくなるか、ビール飲みたくなるか、どっちか。

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