『つみきでとんとん』(金の星社 2005年)のタイ語版ができました。
タイの文字は面白~い。
子音42文字に、母音9音、発音の上り下がりを示す声調記号、などの組み合わせでできているそうです。
しかし単語や文章の切れ目がよくわからない。
たとえば上のページ、日本語では
「もっと もっと もってきて
やまかな? まだ まだ」
と書いてあるところなのですが、タイ語になると、ずいぶん文字数が多い!
2行目の頭から4分の1くらいのところに ภูเขา (山=プーカオ)という単語が見えます。あとは、うーん、何だろう。
(オファーが来たのが3年くらい前で、校正をチェックする機会がないまま本になってしまったので。PDFならコピペでグーグル翻訳使えるんですけどね…)
↑
<4月7日追記>
スマートフォンのグーグル翻訳なら「カメラ入力」が使える、と聞いて、さっそくやってみたら、できました。すごいわー、かざすだけで、たちまち画面に翻訳が出る。これは便利だ。
(何かそういうアプリがあるらしいということは知っていたけど、自分のでできるとは思っていなかった…)
「やまかな? まだまだ」のところは、「これは山になろうとしているのでしょうか。いいえ、それはまだ完成していません」みたいな感じで、だから文字数が多いのでした。
日本語って、特に幼児向けの場合、ものすごく省略がきく言語なんだということがわかりました。
この絵本のもとになったのは、息子が生まれたときお祝いにいただいた積み木セット。色がついていないので、何にでも見立てることができ、このように積んで遊ぶ以外に「おでんやさんごっこ」などにも活躍したものです。
裏表紙が「おかたづけ」になっているのは、しつけ的な意図ではなく、パズルのようにきちっと箱におさまるのが気持ちいいという、わたしの趣味によるもの。三角が4つで四角になるのが大好き。