閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

クレとカメキチ・その2

2016-04-15 21:46:22 | 日々

しかし、遊ぶといってもね。

 

 

いったいどうやって、

 

 

遊べば、

 

 

いいのか、

 

 

わかんないよ。

 

 

と、相変わらず話のかみ合わないふたり。

 

 

 

ふん。まだまだ修行が足りんな。

 

 

 

いい。ボク、もうカメキチ君とは遊ばない。

 

いや、じつをいうと、遊んでいるヒマはないのだ!
クレ、このところ新警備隊長として、猫穴の番をがんばっております。

というのも、親方のさんちゃんが、今季限りで引退を表明したらしく。
まだまだ心身ともにコドモなクレ小僧にまかせて大丈夫なのか?
もしかしたら、まかせたふりをして、鍛えているのだろうか?
とにかく、ジャッキーが来ても、さんちゃんは出動しない。
クレがひとりで「ひょえ~」とか「うひゃあ~」とか対応している。

さんちゃんが、こだまじいちゃんから警備を引き継いだときも、
そういえば、こんなふうだったな、と思い出す。
最初はやっぱり声が裏返って腰が引けていた。
こだちゃんは、しばらく後見についていたけれど、
やがて舞台に出なくなった。
さんちゃんは、いつのまにかすっかり「武闘派」になり、
歴代♂猫の中ではずば抜けて強かった。
まだ11歳だし、今でもじゅうぶん強い、はず、なんですが。
後輩♂が1歳くらいになると、責任のある地位を譲る、
というようなルールが、猫の世界にはあるのだろうか。

さんちゃんに比べると、クレは、まだまだ警戒心も闘争心も足りない。
拾われたにしては、妙に「育ちの良さ」を感じさせる坊ちゃんだ。
すばしこく、かしこい猫だけど、実戦向きとは言い難い。
セキュリティの甘さにつけ込み、ジャッキーはたびたびやってくる。
深夜に何度も助っ人に行った閑猫は眠いです。

 

まあ、適当にやればいいんだよ。

 

本日の「いいね!」


ガチョウのマーチ

人件費節約の素晴らしいアイデア(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クレとカメキチ

2016-04-14 23:42:01 | 日々

立ってるクレちゃんは何をしているかというと、

 

 

気になるんだな。

 

 

これが。

 

 

気温が上がり、やっと動くようになってきたカメキチくんだ。

 

 

気になる。

 

 

気になる~。

(去年も会ってるんだけど、たぶん忘れてる) 

 

 

入ってこいよー。遊ぼうぜ。

 

 

よーし、それでは。

ということで、カメキチの豪邸にお邪魔します。
 

 

じゃじゃーん。

(次回につづく)

 

 

本日の「いいね!」


エッシャーを「レゴ」で再現してみた

二次元の視覚トリックを三次元で実現しようと思うのがすごい。
そもそも元の絵を見ても頭が混乱する閑猫は、
立体になると三倍わかりませんが。


Waterefall

こっちはもっとわからないよ~。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ポテトむらのコロッケまつり」原画展

2016-04-13 00:23:48 | お知らせ(いろいろ)

東京・高円寺と国立にて、同時開催!
4月17日(日)までです。
(会期中、ときどきこの記事をトップに上げます) 

 

『ポテトむらのコロッケまつり』 出口かずみさんの原画展です。

★スタート日、定休日、営業時間がそれぞれ違うのでご注意ください。
 詳しくは→こちらで。

★出口さんの在廊予定は→こちらで(るすばんさんフェイスブック)

★4月10日のワークショップの詳細とお申込みは→こちらで。

 


日時:2016年3/18(金)~4/17(日)

会場:えほんやるすばんばんするかいしゃ

〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-44-18
電話:03-5378-2204
営業:14時~20時
定休:水曜日
高円寺駅・徒歩6分/新高円寺駅・徒歩12分

原画の展示、出口さんグッズの販売、福引き、
4/10(日)に、出口さんのワークショップの予定があります。

原画の展示を一部入れ替えます。
(前半・3/18~3/31、後半・4/1~4/17)

http://ehonyarusuban.com/

----------------------------------------



日時:2016年3/23(水)~4/17(日)

会場:ごはんと雑貨 mokuji

東京都国分寺市日吉町2-33-20 シャルムビル102
電話:042-573-0575(JR国立駅より徒歩7分)
営業:12:00-22:00(L.O 21:00)
ランチタイム 12:00-15:00/ディナータイム 18:00-22:00
定休:月・火

期間限定のじゃがいもコロッケ定食が食べられます。
こちらでも、原画の展示、出口さんグッズの販売もあります。

http://www.mokujinet.com/
----------------------------------------

 

 

国立のmokujiさんでコロッケをいただいてから、
高円寺のるすばんさんへ。
やっぱりこのコースがおすすめかなあ。
特別メニューのコロッケ定食(旗が立ってる!)を頼んだ人は
福引券をもらえて、それを持ってるすばんさんへ行くと、
券3枚で1回福引ができるからです。

出口さんのお父様の手作りというガラガラを回すと、
ポロンと出てくるのは、なあんと、ミニミニおじゃが!
景品にも遊び心がいっぱいです。

 

 

豆本、一筆箋、缶バッジ、ポストカードなど、
出口さんグッズもたくさん販売されていました。
るすばんさんは絵本専門の古書店で、
階段をあがった2階はまさに宝の山。

出口さんご本人をはじめ、両方のお店のオーナーご夫妻も、
訪れるお客様も、みんな「ポテトむら」の人みたいで、
とってもなごやかな雰囲気。
4月10日にはワークショップも予定されています。
お近くの方はぜひどうぞ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の指先

2016-04-11 17:22:41 | 日々

サルトリイバラ。
カモン!と招く春の指先。 

 

 

ムラサキケマン。半日陰に、ひっそり。

 

 

シャガも盛大に咲き始めた。

 

 

クマガイソウが、今年も元気。
見た目が「元気」というイメージとちょっと違うけど。
ランの仲間には気難しく育てにくいのが多いという。
ここの場所は、たまたま条件がうまくそろっているのだろう。

クマガイソウは、地下茎でたくさんつながっていて、
1本だけ切り離して鉢植えにしても育たないそうだ。
それを知らずに、たくさんあるから1本くらいと採る人がいる。
道路わきの売店で売られているのを見ることがあるけれど、
そういう無責任なことをするのは良くないです。



 
おっ、と。
飛んでいるものを撮るのは難しすぎる。

 

 

ちょいと一休み。
タンポポかな? 

 

 

ちがった。フキの綿毛ちゃんでした。

 

 


 
緑の中に、ぽちっと朱色の点が。
わずか5ミリくらいの甲虫だけど、遠くからでもよく目立つ。
だれかな、きみは。テントウムシじゃないね。ハムシの一種?

(と、シャッター押したら逃げました! 意外と素早い)


 



ハルリンドウがこんなに多い年は初めてかもしれない。
あっちにも、こっちにも。
地上に咲いた星が、青いおめめで、空をみている。 

 

 

これはいつでも多いカキドオシ。
長い茎が地面を這って、垣根をくぐってどこまでも行く。
生薬名の「連銭草」は、 丸い葉の形から。
昔の人はうまいこと名付けたものだなあ。
 

 

 

ミツバアケビ。

 

 

ひとつだけ離れた大きいのが♀花で、

 

 

ぶどうみたいな房になるのが♂花。

 

畑や芝生に、ハルジオンがぐんぐんと頭をもたげ始めた。
増えるときりがないので、さっさと抜いてしまおうと思っていたら、
これが意外と美味しいという噂を耳にしたので、
ほんとかいな、と試してみた。

メジャーな山菜以外にも、「食べられる野草」というのは多い。
わたしもその手のガイドブックを持っていて、
田舎に来た当初は、おもしろがって片っ端から試してみた。
しかし「食べられるかどうか」と「わざわざ食べたいかどうか」は
また別の問題なのだ。
野菜もつくってるから、野草まで食べなくても困らない、ということもある。
しかし、食材だと思うと、がぜん雑草を見る目が変わってくる。
どこにでも、いくらでもある、と思っていたのに、
人が食べるほどの量を集めるのはそんなに簡単ではない。

たんぽぽと同じで、葉は生え出たばかりの若葉に限る。
伸びた茎は、上から10センチほどを、つぼみごと摘む。
(親指と人差し指でつまんで、無理なくちぎれるところをちぎれば
筋っぽくない。グーで握っては駄目なのよ)
よく洗って、塩湯で色よくゆでて、水にとり、絞る。
ほうれん草より短めに切ったほうが食べやすい。
ごまあえがおすすめ。
キク科の香りが濃く、かすかに山椒のような風味もあって、
とてもその辺の雑草とは思えない。
ゆでたあと、こまかく刻み、醤油とみりんで炒りつけても美味です。
おためしください。

(と言っても、町中では安心して食べられるかどうかわからないので、
うっかりおすすめはできません。お庭のある方は…いや、ふつうの
「お庭」には、こういう草は生えないですね) 

 

本日のにゃんこ。


きななは、きょう、はじめて鳥をとった。
ヤマガラ。
うちにきて7年あまり、生き物をとってきたことは一度もなく、
ずーっと「見てるだけ」の子だと思っていた。
そもそも、めったに外に出ることもない猫なのに、
どんなタイミングで、どうしてとれたのか不思議だ。

猫の親だったら、よくやったとほめるところだけれど、
残念ながら、こっちは人間なので、ほめるわけにはいかない。
でも、ただキョトンとしているので、叱ることもできません。
きなちゃんや。
もうとってはいけないよ。
鳥さんをとると、かあさんは悲しいのだよ。
わかる?
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たんぽぽサラダ

2016-04-09 23:16:26 | 日々

わが家よりもう少し山奥に住む知人のところに行ったら、
彼女は、たんぽぽサラダを作っていた。
わたしは菜の花のおひたしを作って持って行ったので、
とりかえっこする。

彼女はフランスの人で、日本に来てもう長いけれど、
春になると、一度はたんぽぽを食べないと落ち着かないそうだ。
日本人がふきのとうを食べたくなるようなものかもしれない。
たんぽぽも、ふきも、キク科の植物で、ほろ苦いところも同じ。

サラダには、ちぎったたんぽぽの若い葉、玉ねぎ、
炒めたベーコン、それと、ゆで卵が入っていた。
たんぽぽのサラダには、ゆで卵が欠かせないらしく、
オー・ヘンリーの「献立表の春」でもそう書かれている。

街のレストランの日替わりメニューをタイプするサラは、
Dandelion(たんぽぽ)のDを打ったところで、
しばらく会っていない故郷の恋人を思い出し、
涙にくれて、ついついこんなふうに打ってしまうのだ。

Dearest Walter, with hard-boiled egg.
(大好きなウォルター、かたゆで卵添え) 

 

これは日本たんぽぽ。
内側の、半分開きかけの若い葉を摘めば、柔らかく食べやすい。
西洋たんぽぽのほうが苦いという人もいる。
家のまわりで味見してまわった結果、日本でも西洋でも、
中のほうの若い葉なら苦くないことがわかった。
いまのうちです。

 

 

「取材」または「自然観察」という名目で外に出ると、
いつのまにか「食材採集」になっている。
ツクシはちょっと伸びすぎたかなあ。
もう開いてしまったね。
 

 

そして、調理実習(笑)

 

 


 

かぶの花、白菜の花、大根の花の混合に、ちびちびブロッコリ。

 

 

本日の鳥さん。

餌台にやってきたカワラヒワ。

 

 

ヤマガラのようにコンコンつつくということをしない。
太いくちばしでくわえたら、そのまま噛んで割っているようだ。 
だから、餌台にいる時間が長いし、たいていこういうカオをしている。

 

 

ヤマガラさんも猫毛をとりにきた。

 

 

シジュウカラはさかさまにぶらさがって集めるけれど、
ヤマガラは上から。
よく似た鳥だけれど、こういう点が違う。
 

 

 

巣箱には、あきらかに鹿とわかる毛も入っている。

 

本日のにゃんこ。

桜ふぶきの階段をテコテコおりてきた。

 

 

本日、後追いモードの真鈴。

 

 

そして、真鈴に、さらについてくるのが、

 

 

クレ小僧。

 

 

本日の「いいね!」


手造りダンボールキッチン

あら、これ素敵だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ2つ

2016-04-09 18:06:00 | お知らせ(いろいろ)

偕成社の創立80周年展<子どもの本とあゆんだ80年>
と同時開催の<偕成社のロングセラー絵本原画展>に
『ピン・ポン・バス』の原画2点を出展いたします。

2016年4月29日(金)~
東京・銀座 教文館ビル 入場無料 

詳しいことは→こちら

サイン本も(たぶん)20冊くらいあります。
あと、お買い上げの方に抽選でサイン色紙プレゼントもあるそうです。
ふと思いつきでサインをちょっと変えてみましたが、どうでしょうか。

 

ピン・ポン・バス
竹下文子・文
鈴木まもる・絵
偕成社 1996年


 そういえば、子どものころ、初めて読んだ「字の本」は
偕成社の『にんぎょひめ』だったような気がする!
挿絵がモノクロなのが残念で、色塗っちゃったような気もする(笑)
ほかにも、名作物とか伝記とか、いろいろ持っていました。

 



もうひとつ。
昨年の話ですが、「建設業しんこう」という業界広報誌で、
のりもの絵本3冊を紹介していただきました。

 

「建設業振興基金」というところが発行しています。

 

 

「重機の絵本」のページに『ざっくん!ショベルカー』
『みんなで!どうろこうじ』『みんなで!いえをたてる』の3冊が登場。 

長崎県建設業協会では、「人材確保への取り組みの一環として」
この3冊を県内の幼稚園・保育園・小児科医院の計712か所に
寄贈したそうです。
会長さんが、お孫さんの本棚にあるのを見つけて、
「面白く、正確な内容だ」と気に入ってくださったのだとか。

なるほど。
わたしたちは、単純に「子どもが好きなものだから」絵本にしているけれど、
人手不足が深刻な建設業界では、「建設業に対する興味を持ってもらい、
仕事への理解を深めてもらいたい」という思いがあるのですね。

ほかにも、歴史絵本とか、漫画とか、いろいろ紹介されていて、
とてもおもしろいです。

バックナンバーの内容はしんこうwebでも見ることができます。 

 

 

 

 

 

 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花々・その2

2016-04-08 23:48:58 | 日々

 

 

これはアケビの花。
あまり目立たないけれど、よく見るととても美しい。

 


春のリズム。

 

 

スミレ。時、至れり。
いつもの場所に、今年は1本も見当たらず、
気にしていたら、一斉に咲き始めた。 
 

 

 

とげとげの、タラノキの新芽も、コンニチワ。

 

 

面白い顔だ。

 

 

ひっそりと、シュンランも。

 

 

ぽつぽつとそのへんに野生化しているムスカリ。
ときどき花壇に連れ戻すけれど、どうも居ついてくれず、
またいつのまにか逃げ出している。

この花を見ると、なぜかいつも
「イブ・サンローランの子供服」を連想するのですが、なぜ?
パフスリーブ?

 

 

キランソウに、

 

 

カラスノエンドウ。春の芝生の常連さんたち。

 

 

香りのよい水仙。
顔を近づけると「あ、お花屋さんのにおい!」と思う。

そうだ、この品種をもっと増やそう。
と思っていても、例によって、秋になる頃には忘れているのです。
咲き終わると、どんな花だったか忘れてしまう。
とにかく最近は何でもやたらと品種が多い。
たくさんの中から、どれを選べばいいかわからない。 

 

 

こっちは増やさなくていい(けど勝手に増えている)スイセン。
丈夫で、よく咲き、見るにはきれいで申し分ないが、
残念なことに香りがない。というか、はっきりいって悪臭に近いため、
切り花として利用ができないのですよ。
こんなにいっぱいあるのに~。 

 

 

Mが出かけるとき置いてったメモ。
(右手に持ってるのは筆…ではなくて、鎌です!)

 

 

本日のにゃんこ。

うさぎ? ハムスター??
小石を「両手で持って」遊ぶクレちゃん。器用だ~。
今月で1歳(推定)、まだ子どもっぽいです。 

 

 

本日の「いいね!」 


American avocet

雨がふってきたよー!

(アメリカソリハシセイタカシギ)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の桜・その2

2016-04-06 17:44:38 | 日々

桜、たまには全体像も、と思うけれど、うまく入らない。

 

 

満開の、満開の桜の木の、その下にはね…

 

 

うちの軽トラが停めてあるのだよ!(…笑)

 

 

 

お山の桜。右のはもう葉桜になっている。

 

 

開いたばかりの新しい葉がほんのり赤い。

 

 

白と金が混ざって、豪華だなあ。迎賓館のようだ。
(行ったことありませんが!)

 

 

 

一番大きい、一番遅く咲き出す山桜。
朝起きて、二階のカーテンをあけると、
まず遠くにある「軽トラ桜」(ソメイヨシノ)がぱっと見え、
それから、窓の真ん前のこの木が、おもむろに視界に入ってくる。
夜にストーブを焚かなくなったということは、
いちいち雨戸を閉めなくなったということで、
起きてすぐ雨戸を何枚もがらがら開けなくてすむのは、
それだけで気分が軽い。 
あちこちの桜で、景色は白っぽく明るい。
もうじきこれが一面みどりに変わる。 

 

 

昨夜はフクロウが鳴いていた。
姿はまだ一度も見たことがない。
どこにいるのか、ふくちゃん。

 

本日のにゃんこ。

すもも嬢さん。
失礼ね、勝手に撮らないでちょうだいッ。
と言ってるわけではありません。
朝ごはんのあと、お外のひなたで、念入りにグルーミング中。

 

もうじき18歳になられる嬢さんは、このごろ耳が遠くなり、
そのぶん声が大きくなった。
屋外では、うしろから呼びかけても気づかないことが多い。
歯も弱くなったので、ドライフードは食べにくそうだが、
それ以外は、いたってマイペースで、元気。

 

サバトラだったのに、だんだん茶色の部分がふえて、
いまではほとんど三毛猫ちゅもちゃん。

 

 

本日の「いいね!」


L'Homme Cirque // David Dimitri

なんだかすべてが素敵すぎる!
ぜひ最後までごらんください。

ダヴィッド・ディミトリ
1963年生まれのアクロバットアーティスト。
世界各国のサーカスを経て、2001年からは
テントを使ったワンマンショーをおこなっている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の桜

2016-04-03 17:17:30 | 日々

ソメイヨシノは少し遅れて咲き出した。

 

 

 

 

咲き出せば早い早い。
みるみるうちに満開になっていく。 

 

 

あまり高くならず、枝が横に張るソメイヨシノは、
花の数も多く、まさに花見のためにつくられたような品種だ。
町の中では、桜というとほとんどこればっかりだから、
これが当然のように思ってしまうけれど。

10歳まで住んでいた集合住宅の庭の片隅に、
なぜか山桜が1本あった。
ひがんざくら、と呼ばれていたと思う。
桜は大きくなるし、落ち葉も多いので、住宅地の庭木としては
あまり一般的でない。もしかしたら、植えたのではなく、
アパートが建つより前からそこにあったのかもしれない。 

すっと上に伸びる樹形や、白い花と混ざりあう薄赤い葉の色。
わたしの桜の基本イメージは、 たぶんそこからきている。
浮かれ騒ぎの花見とは違い、しみじみ落ち着いて眺める花だ。
また季節がひとまわりして、春になった。
ふるふると、どこか遠くで、柔らかな電話のベルが鳴る。 

 

いろいろある山桜のうち、この木はいち早く咲いて、
もうほろほろと散り始めた。
まだまだつぼみの木もある。
どれもこれも、高すぎて、写真はうまく撮れない。
花の間では、メジロが忙しく蜜を吸っている。

 

鳥がつつき落とすのだろうか。
まだ咲きかけのも混じって、軸がついたまま木の下に落ちている。
拾ってきて、ありあわせのぐい呑みにいけてみた。
和風の器が似合うところは、さすが日本の桜だ。
公園などでは、真似をしないでね。花を持っていて、
枝からとったと思われてはいけないから。 


シジュウカラは、巣箱に高級猫毛布団を敷き詰めている。
キセキレイもどこかすぐ近くで営巣中らしい。
昨日は、1羽のトビを、カラスの夫婦が、ただならぬ剣幕で
追いかけていくのを見た。
ははん、カラスの巣は、あのへんにあるのだな、とわかっちゃったよ。 

ウグイスとはりあうように、今年もガビチョウが鳴き出した。
自慢の美声をはりあげ、ひとしきりあたりの空気をかき乱す。
どうもまだ耳が慣れないので異質に感じるけれど、
あと10年くらいしたらすっかりなじんでしまうかもしれない。
在来の鳥たちは、ガビチョウのことをどう思っているのだろう。
ぜひ意見を聞いてみたいものです。

 

本日のにゃんこ。

真鈴さん、木の下で、お花見ちゅう。
ブルーシートなんかいらないわよ。
 

 

本日の「いいね!」

エイプリールフールにシェアしそびれた動画2つ。
(来年までとっておくと、きっとまた忘れるので!) 

 

How to plant kiwi and banana from home

おうちで簡単にできる「バナウィ」または「キワナ」のつくりかた。

 

どこでもフリック

途中までまじめに見てしまったスマートフォン持ってない閑猫です。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「まだかな まだかな」

2016-04-02 00:25:25 | お知らせ(新刊)

新刊絵本です。
『まだかな まだかな』(ポプラ社 2016年4月刊)

江頭路子(えがしらみちこ)さんの絵が、とにかく可愛いです。
水彩で描かれた動物も、人間も、
ふわっとやわらかくて、あったか~い。
その「やわらかいこども」たちが、それぞれに
「まだかな、まだかな」と、おかあさんを待っている。
そういう絵本です。

動物の親子の絵本をつくりたいなと思っていました。
2、3歳向けなので、複雑なストーリーは必要ないのです。
いろんな動物の「おかあさん」と「こども」が出てきて、
「おかあさーん」と呼ぶと「はーい」と答えてくれて。
ほとんどそれだけのシンプルな絵本。
流行に関係なく、斬新さも奇抜さも狙わず、
ごくごくオーソドックスな、誰でも安心して読めるような、
読んでにこっと笑えるような、そんな絵本にしたいと思いました。

原稿ができて、さて、これ、どこに持って行こうかな、と
考えたとき、まず浮かんだのが、P社のGさんでした。
(わたしは、ご依頼を受けて書くこともありますが、
勝手に書いて持ち込みというケースが多いです)

Gさんのお子さんがまだ小さかった頃。
夕方、会社から送られてくるメールの最後には、
よく「これからお迎えダッシュです!」と書かれていました。
そうか、お母さんを待ってる子どもの絵本は、
お迎えダッシュのお母さんの絵本でもあるんだな。
と思ったとき、この絵本の「かたち」が見えました。

絵をお願いした江頭さんは、お願いしてからわかったのですが、
ちょうどこれくらいのお嬢さんのいる現役のおかあさんでした。
やわらかさの中に、ぴちぴちと動いているいのち。
両手で抱えたときの、ぽてっとした重み。
いまこのときだからこそ描ける絵を、描いてくださったと思います。

「お迎えビリけつはイヤだ」と言って、おかあさんをいつも
走らせていたGさんの息子くんも、この春はもう高校生になるとか。
ほよほよと柔らかいひよこの時間はあっというまに過ぎ去るけれど、
子どもは、抱っこのできる年齢のうちに、一生ぶんの
親孝行をしてくれる…というのは、ほんとかもしれない、と思います。

 

 

表紙画像はいろんなところに出ているので、
裏表紙をお見せしておこうっと。

 

以下は、例によって舞台裏の話。
長いので、おひまな方だけお読みください。 

 

この絵本の「きっかけ」は、20何年か前にさかのぼります。
わが家の子どもが、2歳から3歳のころ。
いろんな動物に「なって」遊ぶのが好きでした。
図鑑を見たり、TVの動物番組などで、新しい知識を得ると、
まず自分がそれに「なって」みる。再現してみる。
どうしてもそうしないと気が済まない、という感じ。
そんな一時期がありました。

ようやくヒトになったかどうか、という幼児が、
ウサギに「なって」ぴょんぴょんはねるかと思えば、
キョウリュウに「なって」のしのし歩く。
特に教えたわけでもないのに、自発的にするのが不思議でした。
何なんだろう、この行動は。 

たとえば、ある日。
魚の図鑑で「ギンポ」がたいそう気に入ったらしく、
(ギンポ、ご存じない方は、画像検索してみてください。
穴の中に入ってるドジョウみたいなお魚!)
マットレスを立てかけてトンネル状にして、
その中にはらばいになり、にこにこと顔だけのぞかせ、
「Kちゃん(=自分のこと)ギンポの子どもね。
ギンポのおかーさーん。(と母を呼びつけ)
『ギンポの子どもはどこかなー』って言って!」

(と、毎度いちいちせりふまで細かく指示されるもんですから、
将来は演劇系のヒトになるんだろうかと思いましたが、
ぜんぜんそんなことはなかった) 

「ギンポの子どもはどこかなー、どこかなー」
と、そのへんを探すふりをしてやりますと、
穴の中のギンポの子どもは、
「ココダヨ、ココダヨ、うくくくく」と、
足をばたつかせて全身でよろこんでいるのでした。

幼児にとって、ヒトと、ヒト以外の動物とは、
おとなが思うほど違わない。いつでも、なりきれる、
入れ替われる、同じ世界の対等な存在なんですね。

そして、どんな動物でも、子どもは、待っている。
さがしてもらい、みつけてもらい、迎えにきてもらうのを待っている。
「まだかな」の不安と、「きた!」の安心を、繰り返し、積み重ねながら、
少しずつ育っていく。
そういうものかもしれません。

うちの「ギンポの子ども」も、その後は正しくヒトとしての道を歩んでおり、
いつまでもネタにされたり、ダシにされたり、メシのタネにされたりするのは
迷惑でしょうが、おかげでこの絵本ができたので、
「しょうがないなー」と思ってくれたまえ。

 

まだかな まだかな (はじめてえほん 12)
竹下文子・文
えがしら みちこ・絵
ポプラ社 2016年
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする