閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

たんぽぽサラダ

2016-04-09 23:16:26 | 日々

わが家よりもう少し山奥に住む知人のところに行ったら、
彼女は、たんぽぽサラダを作っていた。
わたしは菜の花のおひたしを作って持って行ったので、
とりかえっこする。

彼女はフランスの人で、日本に来てもう長いけれど、
春になると、一度はたんぽぽを食べないと落ち着かないそうだ。
日本人がふきのとうを食べたくなるようなものかもしれない。
たんぽぽも、ふきも、キク科の植物で、ほろ苦いところも同じ。

サラダには、ちぎったたんぽぽの若い葉、玉ねぎ、
炒めたベーコン、それと、ゆで卵が入っていた。
たんぽぽのサラダには、ゆで卵が欠かせないらしく、
オー・ヘンリーの「献立表の春」でもそう書かれている。

街のレストランの日替わりメニューをタイプするサラは、
Dandelion(たんぽぽ)のDを打ったところで、
しばらく会っていない故郷の恋人を思い出し、
涙にくれて、ついついこんなふうに打ってしまうのだ。

Dearest Walter, with hard-boiled egg.
(大好きなウォルター、かたゆで卵添え) 

 

これは日本たんぽぽ。
内側の、半分開きかけの若い葉を摘めば、柔らかく食べやすい。
西洋たんぽぽのほうが苦いという人もいる。
家のまわりで味見してまわった結果、日本でも西洋でも、
中のほうの若い葉なら苦くないことがわかった。
いまのうちです。

 

 

「取材」または「自然観察」という名目で外に出ると、
いつのまにか「食材採集」になっている。
ツクシはちょっと伸びすぎたかなあ。
もう開いてしまったね。
 

 

そして、調理実習(笑)

 

 


 

かぶの花、白菜の花、大根の花の混合に、ちびちびブロッコリ。

 

 

本日の鳥さん。

餌台にやってきたカワラヒワ。

 

 

ヤマガラのようにコンコンつつくということをしない。
太いくちばしでくわえたら、そのまま噛んで割っているようだ。 
だから、餌台にいる時間が長いし、たいていこういうカオをしている。

 

 

ヤマガラさんも猫毛をとりにきた。

 

 

シジュウカラはさかさまにぶらさがって集めるけれど、
ヤマガラは上から。
よく似た鳥だけれど、こういう点が違う。
 

 

 

巣箱には、あきらかに鹿とわかる毛も入っている。

 

本日のにゃんこ。

桜ふぶきの階段をテコテコおりてきた。

 

 

本日、後追いモードの真鈴。

 

 

そして、真鈴に、さらについてくるのが、

 

 

クレ小僧。

 

 

本日の「いいね!」


手造りダンボールキッチン

あら、これ素敵だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ2つ

2016-04-09 18:06:00 | お知らせ(いろいろ)

偕成社の創立80周年展<子どもの本とあゆんだ80年>
と同時開催の<偕成社のロングセラー絵本原画展>に
『ピン・ポン・バス』の原画2点を出展いたします。

2016年4月29日(金)~
東京・銀座 教文館ビル 入場無料 

詳しいことは→こちら

サイン本も(たぶん)20冊くらいあります。
あと、お買い上げの方に抽選でサイン色紙プレゼントもあるそうです。
ふと思いつきでサインをちょっと変えてみましたが、どうでしょうか。

 

ピン・ポン・バス
竹下文子・文
鈴木まもる・絵
偕成社 1996年


 そういえば、子どものころ、初めて読んだ「字の本」は
偕成社の『にんぎょひめ』だったような気がする!
挿絵がモノクロなのが残念で、色塗っちゃったような気もする(笑)
ほかにも、名作物とか伝記とか、いろいろ持っていました。

 



もうひとつ。
昨年の話ですが、「建設業しんこう」という業界広報誌で、
のりもの絵本3冊を紹介していただきました。

 

「建設業振興基金」というところが発行しています。

 

 

「重機の絵本」のページに『ざっくん!ショベルカー』
『みんなで!どうろこうじ』『みんなで!いえをたてる』の3冊が登場。 

長崎県建設業協会では、「人材確保への取り組みの一環として」
この3冊を県内の幼稚園・保育園・小児科医院の計712か所に
寄贈したそうです。
会長さんが、お孫さんの本棚にあるのを見つけて、
「面白く、正確な内容だ」と気に入ってくださったのだとか。

なるほど。
わたしたちは、単純に「子どもが好きなものだから」絵本にしているけれど、
人手不足が深刻な建設業界では、「建設業に対する興味を持ってもらい、
仕事への理解を深めてもらいたい」という思いがあるのですね。

ほかにも、歴史絵本とか、漫画とか、いろいろ紹介されていて、
とてもおもしろいです。

バックナンバーの内容はしんこうwebでも見ることができます。 

 

 

 

 

 

 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする