progress 進歩, 向上, 発達, 進化
ウラシマは「ドアを開ける」をおぼえた。
コンニチハ。開けてください。
(と、いちおう言ってみる)
勝手に入りますよ。
前足さえ入ればこっちのもの。
あ、あ、手がはさまった、いててて。
(この失敗は、さんちゃんもやっていた。
ドアのサイドから手先を入れ、その状態で引くとはさまってしまう。
猫は、前足でひっかけて引き寄せる動作が得意なので、
ドアもそれで開くと思うらしい。
何度かやっているうちに、引かずに押すことを覚える。
唯一、すももだけは、最初から頭で「ずいっ」とやって、
ごく自然に出入りしている。年の功ですね)
頭を使わなきゃね、頭を。
よいしょっと。
ウラシマの適応の早いこと。
数日間は不自由だった「出入り」を、もう完全マスターした。
(「出る」ほうはまだ確認できていませんが…
いたりいなかったりするから、自分で出ているんだろうと思う)
急速に人馴れして、というか、なれなれしくなって、
そのへんの床にてれんと寝そべったり、毛づくろいをしてみたり。
猫は、毛づくろいをすれば、その家に居つくという。
引越しをしたとき、猫の足を水で洗ってやると、
新居に早くなじむそうだ。
足が濡れるときもちわるいので、猫は座ってせっせとなめる。
身体をなめるのはセルフマッサージ効果があり、
「お母さん猫になめてもらってる」ような安心感を得られる。
ということだろうか。
「足を洗う」は、石田孫太郎著『猫』という本で知った。
これは明治43年に出た猫の雑学本。持っているのは復刻版。
ツバメが巣を作ると家が栄える、というような話に
どことなく似ているような気がする。
バターをちょいと塗ってやるといい、というのは
どこで聞いたんだったかなあ。
ここは納屋のアジト。
ここで撮るとどんな猫でも凶悪そうに見えるのですが…
実体は、これ。
今朝は5時から2階に来て、わたしの布団のまわりをくるくる回り、
きななとクレにうなられても、めげない。
ゴハンの催促かいと下に降りたら、お皿にはまだ残っている。
甘えたいだけだったらしい。
早くもでれでれです。
でれでれ。
わー、何なんだ、その「ウットリ目」は。
キミはすっかり馴れてしまったらしいが、こっちがまだ慣れないよ。
サービスでもう1枚。