閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

散る花・その4

2015-04-12 23:46:08 | 日々

花桃。
木が大きくなりすぎ、咲いている花はちと遠いので、
もっぱら散ってくる花びらを鑑賞させてもらっています。
 

 

 

家の裏にある水タンクの上のミニ苔庭。
「屋上緑化」にみごと成功した例。 

 

 

真鈴先生、何かみつけましたか?

 

 

あ、これは山桜の花びらかな。

 

 

綺麗だ。

 

しかし、そこに乗っていいとは言ってない。

 

 

 

それ「アームレスト」じゃないし。

 

 

「いいの」

・・だそうです。真鈴、最強。

 

先月、車で買い物に行ったとき、突然Mが、
「このランプって、何?」というので、見ると、メーター横に
見慣れぬ形のオレンジ色のランプが点灯している。
マニュアルをごそごそ調べたら、これは「エンジン警告灯」で、
エンジンに何か具合の悪いところがある、らしい。
いちおう走るのは走れているけれど、心配なので、
おっかなびっくりそのまま修理工場まで行って、みてもらう。
先代の車からずっと「かかりつけ」だった整備士のYさんが
もういないので、なんとなく心細い状況だ。

自動車修理というと、スパナなどを持って車の下にもぐる人
・・というのは古いイメージで(もちろんそういうのもあるだろうけど)、
いまは、開けたら、まずパソコンを持ってきて接続する。
どこが悪いかはそれで調べるのだそうだ。
ガソリンで走る車も、いまや電子機器と変わらない。
しばらくしたら警告灯は消えたけど、ついた原因ははっきりせず、
「またついたら来てください」ということで、帰ってきた。

数日後に、また警告灯がついた。
ついたり消えたりしているうちに、つきっぱなしになってしまったが、
エンジンの音は普通だし、車は問題なく動いている。
これはきっとエンジンのトラブルじゃなく、ランプの故障なんだね、
なんともないもんね、と勝手に納得して、もう気にせず乗っていたところ、
ある日、わたしひとりで郵便局まで行って、帰り道、
それまでなんともなかった車が、急に「がくがくがく」と震えだした。

舗装道路なのに、でこぼこ道を走っているみたいに、
ハンドルが、がくがくがくぶるぶるぶる・・となって、
えー、これはまずいんじゃないか? 止まっちゃったらどうしよう!
そのあたりは人家も少ないし、郵便を出すだけの用だったから
携帯も財布も(じつは免許証も!)持ってきていない。
とにかく行けるとこまで行って、止まっちゃったらあとは歩くだな。
と、ぶるぶるするハンドルを必死に握り、最後のほうは上りだから、
べったり踏み込んでも30キロしか出ないのを、ひえ~、がんばれ~、
と叱咤激励しながら、どうにか家まで帰り着くことができた。 

わたしは車のことはまったくわからないので、実をいうと、
走っている最中にぽろっとタイヤがとれちゃったり、
ハンドルが抜けちゃったりしたらどうしましょう・・
というようなことを、ひとりで運転してるとよく考えるわけです。
(車というと乾電池で走るプラモデルのイメージが抜けないらしい)
また、不意のパンクに備えて、マニュアルと軍手だけは
車に常備してあるものの、ジャッキとスペアタイヤのありかは
マニュアルを見ないとわからないくらいだから、
ほんとに自分で直せるとは自分でも思っていない。
この「がくがく」だって、ちゃんと警告灯がついていたんだから、
当然想定内であるべきなのに、いざとなったら
「がんばれ~」しか言えないのは、じつに情けないですね。

で、すぐ修理に出し、イグニッションコイルとやらを取り替えてもらったら、
直りました。

この車は12年乗っていて、その間に何度かモデルチェンジがあり、
同名の車種はいまや似ても似つかぬものになってしまった。
これも、前の車も、選んでくれたのはYさんで、そのYさんはもうこの世にいない。
これが壊れたら、次は何に乗ればいいのか全然わからないので、
まだしばらくは壊れないでください。

 

たんぽぽも・・

 

咲いたよ。
きょうは久しぶりの晴れでした。 

 

 

本日の「いいね!」

宮台真司  「活」が流行する背景には何があるのか

ハーメルンの笛吹きの話を思い出す。
不安ベースの社会では、ああいうことが起こりやすい。
ついていくべき人を間違えないように。
 

 

コメント
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