閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

タンポポ

2015-04-17 11:53:22 | 日々

ようやく晴れて気温が上がり、待ちかねたように花がひらき、
それを待ちかねていた虫たちもやってくる。

 

 

お日さまに顔を向ける花。
人もこのように生きていけば何の問題もないんだよ。

 

タンポポには、明治の終わりごろに入ってきた西洋タンポポと、
日本在来のタンポポがある。
その日本タンポポも、地域ごとに種類がこまかく分かれている。
という話を前に書きましたが、上の画像は日本タンポポ。
その中の「トウカイタンポポ」ではないかと教えて下さった方があり、
またしても、タンポポを片っ端から裏返して歩くことに(笑)

いろんな種類があるといっても、寒冷地や高山限定のものは
当地ではまず考えなくていい。 色が違うものも除外していい。
地理的には、カントウタンポポ、トウカイ(旧名ヒロハ)タンポポ、
カンサイタンポポ、の3種の分布域が重なっている場所らしい。
カンサイタンポポは全体に小柄だというから、見ればわかるだろう。
とすると、カントウとトウカイの見分けができればいいわけですね。

これは、花でも葉でも見分けがつかないそうだ。
草丈も、天候や生えている場所によってまちまちなのであてにならず。
手がかりは、花びらの下にある緑のぴらぴらした「総苞片」てやつ。
二重になっているぴらぴらの、内側と外側の長さや幅のわずかな違い。
すごーく微妙。
(説明がややこしいので、知りたい人は各自お調べください)
カントウ、トウカイが並んで咲いててくれない限り、比較ができない。
おまけに、それぞれに西洋タンポポとの雑種もある・・
ということで、そこから先は顕微鏡の世界になってしまう。
わたしは植物は好きだが顕微鏡はあまり好きでないので、
(うちにひとつあるから、好きだったら見てるでしょうね)
それ以上は深入りしないことに決めた。 
うん、たぶんトウカイ、てことにしておこう。 

というわけで・・

これは?

 

まぎれもなくセイヨウタンポポ! で、

 

 

 

ハナアブちゃんが夢中になってる、こちらは・・

 

 



おっ、たぶんトウカイ! 

家のまわりで、トウカイさんを確認したのは現在2か所。
どちらも1メートルほどの範囲に数株咲いている。
昨日買い物に行ったスーパーの裏の駐車場のすみにも
立派なトウカイさんの大株を発見。 
(そして、裏返すついでに葉っぱの「味見」もしていたので、
口ん中が苦い・・笑)

と、閑猫が地べたで「春のスピードくじ」を楽しんでいるうちに、
あたりはもうすっかり緑におおわれてしまい、
樹上ではオオルリがのびやかな声を響かせはじめた。

 

 

八重桜も満開。ぷらぷら揺れるので撮りにくい。

 

 


 

 

本日の「いいね!」


Cats with Thumbs (動画)

イギリスの牛乳のコマーシャルだそうです。が、このあと・・


Catnapped (動画)

次第にわけわかんない展開に!(笑

そして、組織のボス猫(バートラム・サムキャット)は、
フェイスブックまでやってたのですが、どうやら国外逃亡した模様。 

猫にも親指(に相当するもの)はあるんだけど、たしかに、
猫がアライグマみたいに「ものを握れる」手をしていたら、
世界はかなりややこしいことになってたと思う。

 

コメント
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