閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

小菊

2012-11-02 17:37:25 | 日々


集合住宅で育った小学生のころ、お庭のある一戸建てというのは
ちょっとあこがれであった。
小ぢんまりした平屋で、垣根などあって、春にはつるばら、秋には小菊。
そんなのがいいなあと思っていた。
そういう家に住んでいる同級生は、屋上と地下室のある
鉄筋コンクリのアパートが珍しくてしょうがなかったらしい。
当時、3階建てというのは高いほうだった。
いまはそのあたり、高層マンションが立ち並んでいるだろう。

鉢植えで買った小菊を地植えして何年にもなる。
スプレー菊といって、背丈が低く、小さい花がたくさん咲いていたので、
そういう品種なのだと思って買ったら、そうではなかった。
2回摘芯をして、3度目に伸びてきたのをさし芽して、
それをまた摘芯して、薬品で矮化処理というのをして・・
と、同じように咲かせるにはたいそう手間がかかるものらしい。
その上、うちの庭は夏じゅう日陰になるものだから、
どうしてもひょろひょろと長くのびすぎてしまう。

それでも今年は自己流でさし芽をしたタイミングがよかったのか、
ひょろひょろながらも、いつになく花の数が多くてうれしい。
つぼみを見ていると、にぎった手の指を1本ずつひらくようにして
毎日少しずつひらいていく。その様子も可愛らしい。

 

 

 
昨夜。
まだ木枯らしというほどには冷たくないけれど、
風が強くなり、ごうごうととどろく音をたてて吹き荒れる。
このあいだから室温が14℃くらいになっても、えりまき、ひざかけ、
猫などかきあつめてしのいでいた。
もう11月に入ったし、Mも帰ってきたので、煙突掃除をしてもらい、
ストーブに火を入れた。
ああ、やっぱりあったかいなあ。
いったんストーブをつけると、18℃でも肌寒く感じることがある。
鍋をのせる、やかんをのせる、洗濯物を乾かす、なにかと便利なので、
きっと毎晩焚くことになるでしょう。

玄関の外の階段にセンサーライトを置いてある。
夜間に人が来ることはめったにないので、ふだんは外灯をつけない。
これは電池式で誰か近づいたときだけ点灯するからいいと思っていたら、
風でひっきりなしに舞ってくる落ち葉にいちいち反応するらしく、
気がついたらつきっぱなしになっていた。
電池があっというまに消耗してしまうので、やむをえず中に入れたが、
きっと夜中にうろうろする猫に反応してしまうだろうから、
ねんのため電池もはずしておく。
(あとでよーく考えたら、わざわざ電池をはずさなくても、
センサー部分を壁に向けておけばよかったのでした)
しかし、落ち葉の季節はずっと使えないのか。困ったね。

 

香川のMの展覧会にて、サンゴロウボックス(10巻セット)を
お買い上げくださった方、ありがとうございました!
わたしは「全15巻」だと思っていますので、ドルフィンシリーズも
読んでいただけたら嬉しいです。

 

本日のにゃんこ。

なんかちっこいみどりがいっぱい出たよ。
ここあるいちゃだめ?
(だめー)

 

 

コメント
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