閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

くっつくねこ

2012-11-08 11:24:04 | 日々

中国七十二候には「雀大水に入りて蛤となる」など
不思議なのがいくつかありますが、わが家では
「猫くっついてお団子となる」が晩秋の季語。
ふだんはあまり仲の良くない同士も、だんだん寒くなってくると
一時休戦、くっつきあって暖をとる姿があちこちでみられます。

今シーズン初めてお団子に参入したマドリは人気者。
表面積が大きくて、ふわふわ柔らかくて、その上おとなしい。
周囲の物音にもあまり動じず、でれーっと寝ているので、
みんなの枕になったりクッションになったり湯たんぽになったり。
そして、驚いたことに、猫嫌いで有名なすもも嬢さんが、
たびたびマドリと一緒にいるではないですか。
しかも、すっかりリラックスして。
これはかなり意外な展開。

 

最初はちょっと距離がありましたが・・

 

 

すぐこうなって・・

 

 

こんなんなっちゃって・・

 

あ、真鈴ちゃんも来た。
(まっくろで何だかよくわからん・・笑)

すももさんも、お年を召したので、このごろ身体が冷えやすい。
不本意だけどしょうがないでしょ寒いんだから!
というだけのこと、かもしれませんが、
見ていてふと思い出したのが・・

 

そう、これこれ!
14年前のすももお嬢ちゃん。

この茶トラは、こちらでは画像初公開・・かな?
のぞみ、通称のんた、のんちゃん。当時6歳のでっかいミックス猫。
生後2か月くらいで拾われたすももは、どういうわけか、
のんたによくなつき、出もしないおっぱいをさがして
おなかの毛をちゅうちゅう吸っていたのでした。
(いや、のんた、いちおう「男の子」なんですが・・笑)

マドリは、そういえば、のんたに少し似ているかも。
毛色も顔立ちも全然違うんですが、太り加減とか、毛の質とか・・
甘ったれで、フレンドリーで、こだわらず、どてっとしているところ、
似ているような気がするなあ。
すもも、幼い頃を思い出したのではないかしら。


あれ? あれれれ?
こちらはストーブ横にて。左きなこ、右すもも。
これまた意外なリラックスぶり。
すももは、きななの「宿命の天敵」だったはず・・
年とともに殺気が薄れてきたのかしらん。
それとも、マドリのフレンドリー気分が全体にうつったのかな?
だとすれば、「でかい子猫ちゃん」と言われるマドリの存在が、
天然系クッションとして平和維持に一役買ったことになるわけで。


まあ、なんにせよ、嬢さんがたがご機嫌なら、
ばあやは嬉しゅうございますよ。

(うーん、あとは、さんちゃんだなあ。
もっと寒くなればなんとか・・ならないでしょうかね?)

ならねーよッ。

 

コメント
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