閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

実と種・その1

2012-11-30 23:25:52 | 日々


先日、暴風雨のさなか、大量の木の葉が、数回にわたり
いっせいに空に舞い上がり、すごい勢いで飛び去るのを目撃した。
やっぱり年に一度はある現象らしい。
そのあと急速に景色は秋から冬へと変わっていく。
朝、雨戸を開けるたびに、庭のもみじの赤が濃くなっている。
ピラカンサの実は橙色。

 

これはアカネの実。
2個くっついたひょうたん形のがときどきある。
茜色というのは、この実ではなく、根からとる染料の色。
つる草ではないが、フェンスによりかかるようにからんで長くのびる。
はじめのうちはヤエムグラの類と混同していた。
実がつけば間違えない。
この写真を撮った翌日には、実はひとつもなくなっていた。
鳥か、鹿が食べたのだろうか。
こんど掘って根を見てみよう。

アカネという植物をみると、牧野富太郎先生を思い出す。
といっても、わたしが生まれる前に亡くなられたので、
もちろん面識があるわけではないけれど・・
小学生向きの伝記本を買ってもらい、何十回も読んだ。
たしか、最初にイシモチソウが出てきて、アカネは晩年の話だ。


 

パエデリア。別名をスカンクヴァイン。
ええ、なんとでもおっしゃい。
実は渋いゴールドで、表情があり、晩秋に欠かせないオーナメント。

 

 

リースにするときは、影も一緒に飾ろう。

 

 

ヤマユリの実。
ほとんど垂直な崖に生えているのでこういう格好になる。

 


殻の中は3つに分かれ、種が何百も入っている。
振ると、しゃらしゃらといくらでも出てきて、魔法の杖のようだ。
上の写真はもう空になったもの。

 

種は長さ7ミリくらいの薄くて軽い膜につつまれている。
と言ってるそばからみるみる風に飛ばされていくのでした。

こんなにたくさん種ができるのに、ヤマユリだらけにはならない。
それはこの植物に限ったことではなく、
発芽して花が咲くまで育つ確率は非常に低いのだと思う。
崖に咲くのは、崖を好むからではなく、そこだけ残ったからだ。
 

ところで、
雲の食べ放題に、「スプーン」は不可です、音夢鈴さん。 
お箸オンリー。
割り箸がいいですね。
ちょいとひっかけて、くるくるっとじょうずに巻きつけ・・

あれ? それは「綿菓子マシン」か?(笑)

 

本日のにゃんこ。

もみじの木に登ってみたさんちゃん。
(この写真は数日前なので、まだ緑が多いです)

 

えーっと・・どうやっておりるんだっけ?

 

コメント
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