弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

いよいよ4月中旬に「はやぶさ」地球へ帰還開始!

2007-04-05 23:19:58 | サイエンス・パソコン
惑星間探査機「はやぶさ」について、このブログで1月30日に状況をアップしました。
そのときの予想では、この春に地球に向けた旅を開始することになっており、はやぶさウォッチャーを自認する私としては、その後の状況報告を心待ちにしていました。

Jaxaのページに報告が上がりました。

いよいよ4月中旬に「はやぶさ」地球へ帰還開始!

  提供 JAXA
「2005年11月、小惑星イトカワに着陸した探査機「はやぶさ」は、2007年1月に、探査機内の試料採取容器を帰還カプセル内に搬送、収納し、カプセルの蓋閉め、密封作業(ラッチとシール)を実施しました。
2月からイオンエンジンの運転のための新たな姿勢制御方式を試験し、3月下旬から徐々にイオンエンジンの運転を試みています。
4月中旬よりいよいよ地球への帰還へ向けた本格的な巡航運転を開始する予定です。
「はやぶさ」の運用は、依然厳しい状況ですが、2010年6月の地球帰還へ向け、最大限の努力を図ってまいります。」

また、「はやぶさ」の現状についてでより詳しい説明がされています。

姿勢制御装置と化学エンジンが故障している中で、主推進エンジンであるイオンエンジンを作動させる際の姿勢制御機能を新たに確立したのですね。その方策にめどが立ったということで、4月中旬の出発が決まったようです。

地球まで3年間の長旅ですが、地球に到達するための燃料であるキセノンガスを、30kg保有しています。地球まで20kgで帰って来れるそうです。イオンエンジンの特徴なのでしょうが、これっぽっちの燃料で帰ってこれるとは驚きです。

地球への無事帰還を祈っています。
コメント
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