<1608> 2016年の我が家の雨蛙
ぷくぷくのお父さん蛙帰り来ぬ平成二十八年五月
四月十一日、我が家の雨蛙ぷくぷくのお父さんが姿を見せたことに触れたが、五月二十四日、所定の二階ベランダ下雨樋の上に帰って来ているのが見られ、やはり四月十一日に見た雨蛙がぷくぷくのお父さん蛙であったことが思われた。昨年と同じように居間の方角に向って牛が寝そべるように蹲っていた。
背面が少し緑色を帯びているので雨蛙らしさがあり、少し様子が異なる気もするが、樋の上の秘密めいた場所にいること自体、ぷくぷくのお父さんに違いない。加えて思われたのは、よくこの樋の上を覚えていたことではある。よほど居心地のいいところなのだろう。
昨年とほぼ同じ時期に当たる。今年の夏は厳しい暑さになるようだが、ぷくぷくのお父さんは如何ように過すのやら。生きるということはそう容易くない。ぷくぷくのお父さんには昨年の経験があるから庭の暑さは乗り切れるだろうとは思われる。 写真は二階ベランダ下の雨樋の上に蹲るぷくぷくのお父さん蛙。