マルキュー藤田の釣日記

熱い釣りの記録や思いをお伝えします

昔行った釣場-仙台編 梅田川で俺は見た(昭和54~57年)その3

2009-02-08 20:12:12 | 想い出

 思い切って蓋を開けると想像通りの光景が・・。ウン・の山。そして、鼻を突く臭いが!!・・・。ウン・の臭いではなく、クレゾール消毒液の臭いだ。斃死の原因は、恐らく病院が下水に垂れ流したクレゾール消毒液がにわか雨による大水で一時的に梅田川に流れ込んだことによるものだと推測した。

 就職後も職場に斃死魚が持ち込まれて、調べて欲しいと依頼されることがよくある。その中には、見事なへら鮒の場合がある。持ってくる人は、余りの大きさにフナとは思わず、コイが死んだと、持ち込むのであるが、私も釣ったことのない40上の超大型ばかりのこともあった。こうなると、斃死原因なんてどうでも良くなり、「今度その池に行ってみるか・・」と思い巡ってしまうのだ。

 へら鮒は、よく春先(3月頃)に大量斃死する。外見はきれいなのだが、極度の貧血、腸管からの出血、腸管の壊死が見られるのが特徴だ。感染症であることは間違いないのであるが、詳しいことは調べられていない。毎年のように、どこかで起こる現象なので、慣れてしまうと「またか・・・」程度で終わってしまう。見た目には、池のへら鮒が全部死んでしまったかと思われるような大量斃死であるが、実際全体のどの程度の割合の魚が死んだかを調査した事例はない。