一般にはあまり馴染みのない「そば」についてご紹介します。
右側が「玄そば」いわゆる蕎麦の実です。
左側が「剥きそば」、「玄そば」から殻を取り除いたもので「抜き」ともよばれています。
これを粉にした物が「そば粉」で製粉の方法、歩留まりで粉の性質が大きく変わります。
「そば粉」については後日にします。
「抜き」とよばれ、そば粉にするほか、色々な「そば料理」に使われます。
表面が緑掛かっているのが香りも高く、良い「抜き」です。
今回は「抜きそば」の和え物を作りました。
「抜きそば」をたっぷりのお湯で柔らかくなるまで炊きます。
時々食べてみて、「プリッ」とした食感になれば火から下ろします。
冷水で冷やし、水を切ります。
「そばの実」の和え物の材料です。
そばの実、エノキ茸を軽く茹でた物、山芋の千切り、青じその千切り、
細削りの鰹節、梅干しの裏ごし。
これらの材料を大きめのボウルに入れ和えます。
「そばの実」のプリッとした食感、エノキの歯触り、山芋のシャリシャリとした食感が楽しい和え物です。
梅干しの塩気と酸味、青じその香り、鰹節の旨味がうまくマッチします。
遊木民のオリジナルです。 多分!!?
以前は石臼の間隔を広く取って、挽き割り、殻を取り除いていたようです。
現在、製粉工場では脱皮機をつかいます。
原理はそばの実を高速で硬質ゴムに打ち付け、殻を外すようです。