遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

タマネギの播種

2011-09-18 | 田舎の風景など
    9月の中旬も過ぎ、当地方ではタマネギの播種時期になってきました。

    ところが、この3週間降雨が全くありません。

    太平洋高気圧の圏内にすっぽり入り、夕立すらありません。

    野菜の播種に必要なのは水分です、特にタマネギの場合は乾燥厳禁です。

    やっと台風の影響もあり、明日(19日)から雨の予報。

    播種の限界に近づき、このチャンスを逃すと大変です。





    播種床は以前に準備しておきました。

    土壌改良材に苦土石灰と溶リン、牛糞堆肥に化成肥料(14・14・14)を投入し、十分にロータリをかけて整地してあります。

    品種は早生品種の「ソニック」、中晩生の「ネオアース」、赤タマネギの「赤玉の窮み」

    播種坂で深さ1cmの溝を15cm間隔に刻み、1cm間隔(あくまで目標)に播種します。







    播種後薄く覆土します。





    種子が乾燥しないように牛糞堆肥を土が見えなくなるくらい蒔き、降雨後の水分保持とします。

    タマネギは発芽がそろうまでが勝負です。

    それと播種時期がずれると、小さい苗となり肥大が進まなかったり、逆に大苗になると春「とうだち」したりします。

    
「千駄の肥より一時の蒔き時」、播種時期の大切さを伝える先人の言葉です。


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿