高い感受性を維持するのは難しいことだと思います。
NHKの人気キャスターのUアナウンサーが自著の中で次の詩を紹介しています。二日酔いの朝、必ず読む詩。
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
茨木のり子さんの詩。
酒を飲んで、言い訳をし、的外れな愚痴を述べて本質と向きあわずに逃避した翌日、いやでも目にいれることにしている。
言葉の力で、自分の心が多少なりとも動く、そのくらいの、感受性は失いたくないなと思って。
日々、自戒と自己管理、プロとしての姿勢に敬意をいだきます。
有働由美子「ウドウロク」 新潮社
NHKの人気キャスターのUアナウンサーが自著の中で次の詩を紹介しています。二日酔いの朝、必ず読む詩。
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
茨木のり子さんの詩。
酒を飲んで、言い訳をし、的外れな愚痴を述べて本質と向きあわずに逃避した翌日、いやでも目にいれることにしている。
言葉の力で、自分の心が多少なりとも動く、そのくらいの、感受性は失いたくないなと思って。
日々、自戒と自己管理、プロとしての姿勢に敬意をいだきます。
有働由美子「ウドウロク」 新潮社
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