「古池や蛙飛びこむ水の音」は芭蕉の有名な俳句です。この句により、芭蕉は蕉風の俳諧を確立したといわれています。松尾芭蕉(1644~1694)は伊賀の人、俳人、「さび・しをり・軽み」を唱え、発句を俳諧という文学にまで昇華させました。1680年から1694年まで深川(現在の江東区)の芭蕉庵に住み、貞享3年(1686)の芭蕉庵での句会の際に、この句を作ったと言われています。
古池や蛙飛びこむ水の音
この原句は
古池や蛙と飛たる水の音
と、されています。原句の「とびたる」には完了の意味があり、これを「飛びこむ」と平易な現在形にしたことによって、臨場感のある表現になり、余韻の利いた名句になったのではないでしょうか。
古池や蛙飛び込む音がする
これは同じ状況を表現したものですが、ただの散文になってしまい、俳句としては失格であると聞いたことがあります。
古池や蛙飛びこむ水の音
この原句は
古池や蛙と飛たる水の音
と、されています。原句の「とびたる」には完了の意味があり、これを「飛びこむ」と平易な現在形にしたことによって、臨場感のある表現になり、余韻の利いた名句になったのではないでしょうか。
古池や蛙飛び込む音がする
これは同じ状況を表現したものですが、ただの散文になってしまい、俳句としては失格であると聞いたことがあります。