yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

三方よし 近江商人

2019-02-27 06:35:21 | 文化
大阪商人、伊勢商人とならんで、近江商人は日本三大商人のひとつです。この近江商人の経営哲学のひとつとして「三方よし(さんぽうよし)」の思想が広く知られています。「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそ良い商売といえる」という考え方です。「売り手よし、買い手よし、世間によし」を示す「三方よし」」という表現は近江商人の経営理念を表現するために後世に作られたものですが、そのル-ツは初代伊藤忠兵衛が近江商人の先達に対する尊敬の思いを込めて発した「商売は菩薩の業(行),商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの」という言葉にあるそうです。自らの利益のみを追求することをよしとせず、社会の幸せを願う「三方よし」の精神は、現代のCSR(企業の社会的責任)につながるものとして、伊藤忠をはじめ多くの企業の経営理念の根幹となっています。「自分よし」、「自国よし」「自国・ファ-スト」を叫ぶよりもはるかに知恵と品格があると思われます。
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紅梅 青葉の森公園

2019-02-24 06:45:18 | 文化
拙宅の近所の千葉県立青葉公園の梅が満開です。写真は大盃と名付けられている紅梅です。

      
                     
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真剣師

2019-02-21 06:25:55 | 将棋
賭け将棋や賭け麻雀といったテ-ブルゲームの賭博で生計を立てる者を真剣師といいます。昭和の時代に将棋の真剣師として有名だった人物に、小池重明、上田久雄、太田學、加賀敬治、平畑善介などの強豪がおり、時にはプロ棋士をも負かす実力がありました。故・花村元司氏(1917~1985)も元・真剣師でしたが、プロの五段編入試験に合格してプロ棋士になり、九段にまで上りました。「妖刀使い」とか「東海の鬼」という異名もあり、奇手、妙手を繰り出すので人気がありました。弟子には現役プロの森下卓九段、深浦康市九段等がいます。さて、今、将棋界を題材にしたテレビドラマ「盤上のアルファ」が放送されています(NHK、BSプレミアム)。このドラマの登場人物の中に千田正三九段がおります(演、近藤正臣氏)。姓名の類似性から、モデルは升田幸三 元・名人だろうと思います。その他、異色の登場人物に元・真剣師、林鋭生がいます(演、石橋蓮司氏)。姓名の若干の類似と、石橋氏との風貌の類似から、モデルは花村元司氏ではないかと推測しました。なお、このドラマにはゲストとして、花村門下の森下卓九段が出演し、また森下氏の長男の森下大地氏(俳優)も、水上父子として出演しています。
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即今 当処 自己

2019-02-18 06:22:04 | 文学
「即今、当処、自己(そっこん、とうしょ、じこ)」は、禅宗の言葉、即ち
禅語です。

即今 「いつやるのですか?」「今でしょ!」
当処 「どこでやるのですか?」「ここでしょ!」
自己 「誰がやるのですか?」「自分でしょ!」

「即今・当処・自己」は、大まかに言うとこんな意味の禅語です。

禅語とは、禅宗の心を説いた言葉のことです。

スポ-ツや勝負において、「勝ち負けにこだわるのをやめて、一瞬一瞬のできごとに集中させれば、物事は得てしてうまく運ぶものだ」という人がいます。


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藤井七段 最高勝率(暫定)を記録

2019-02-15 06:15:16 | 将棋
将棋の藤井聡太七段は、1月30日に行われた棋王戦・予選で中村亮介七段に勝ち、今年度の成績が37勝6敗となり、勝率は0.860となりました。これは中原誠16世名人が1967年度にあげた記録、47勝8敗、勝率0.855を超す大記録です。今期は3月末まであるため現時点では未だ確定しておりませんが、51年振りに勝率の記録を更新する可能性があります。なお、勝負の世界には、勝率・ランキング・獲得賞金など、強さを示す指標がいくつもありますが、勝率はとてもわかりやすい強者の指標といえるでしょう。
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ビバルディ

2019-02-12 06:38:23 | 文化
ビバルディは、「四季」などを作曲した有名なイタリアの音楽家です。ネットのウェブサイトを閲覧するソフトをブラウザといいますが、ビバルディはブラウザの一つです。メジャ-なブラウザには、インタ-ネット・エクスプロ-ラ-やグ-グル・クロ-ムがあり、私も使用してきました。ビバルディはマイナ-ですが、ブラウザの一つです。私が、今でも使っている、WindowsXPは、既に過去のOSになってしまい、XP上では、インタ-ネット・エクスプロ-ラ-やグ-グル・クロ-ムがサポ-トされていません。ところが、ビバルディは、XP上で、問題なく動作するので重宝しています。また、快速に動くので気持ちよく使用しています。
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順道制勝 行人不害 嘉納治五郎

2019-02-08 08:59:33 | 文学
嘉納治五郎が、第五高等学校の第三代校長であった時、「順道制勝 行人不害」と揮毫して柔道場に掲げたそうです。「順道制勝(じゅんどうせいしょう)行ひて人を害せず」と読みます。意味は、「道にしたがって勝利をおさめること、行いにおいて人を害さないこと。」
 これは、講道館柔道の基本理念となっています。

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梅花 王安石

2019-02-06 07:02:17 | 文学
中国、北宋の王安石の五言絶句、「梅花」を紹介します

    梅花

墻角数枝梅
凌寒独自開
遙知不是雪
為有暗香来


墻角(しょうかく)数枝(すうし)ノ梅
寒ヲ凌イデ独リ自(おのずか)ラ開ク
遙カニ知ル 是レ雪ナラザルヲ
暗香(あんこう)ノ来タル有ルガ為(ため)ナリ

「訳」
垣根のすみのところに、梅の枝が数本出ている。その梅は寒さをものともせず、他の花に先がけて、花を咲かせている。遠くから見ると雪のようだが、雪でないことがわかるが、それは、どこからともなく花の香りが漂ってくるからである。なお、「暗香」はどこからともなく漂う香りの意味。

「鑑賞」
王安石(1021~1086)は北宋の詩人、文章家、政治家、唐宋八大家の一人です。
後半の三四句は王安石らしく機知に富んでいるという批評もありますが、自然詩に理が入っている点においては、やや賛成できかねるように思いました。

 「吟剣詩舞道漢詩集 続・絶句編」日本吟剣詩舞振興会 
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俳画

2019-02-03 06:59:34 | 文学
知人からいただいた俳画を紹介します。文は 「村へ戻らぬ誰彼よ 土筆」
ですが、俳句ではなく、意味もよくわかりませんが、素朴で味わいのある作品です。





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