地熱発電は地中のマグマの熱を利用する発電で、石油などの化石燃料を使用しないクリーンな発電方式です。日本は火山国ですからアメリカ、インドネシアに次いで世界第3位の地熱資源を持っています。将来、石油は枯渇しますが、マグマは枯渇することは考えられず、また地中に大量にありますから、日本では無料で入手可能なエネルギー資源なのです。地震などで地熱発電所が損壊しても人体に無害な蒸気が漏れるだけですから、原発とは異なり本質的に安全です。
さて、地熱発電はマグマの熱を利用してその蒸気で発電機を回して発電するものですが、我が国では、(株)富士電機などが世界的にも一流の高度な技術を持ち、実に世界の地熱発電容量の70%のプラントを供給しているそうです。
世界の地熱発電は24カ国で実施されておりその内容は次のようなものです。
アメリカ 2534MW
フィリピン 1930MW
メキシコ 953MW
インドネシア 797MW
イタリア 790MW
ニュージーランド 435MW
アイスランド 172MW
日本 54MW 世界第八位(原発は1基で約800MW)
途中略
オーストラリア 1MW
つまり日本地熱発電量は世界の総発電量の0.2%にすぎません。地熱発電所としては、
九州電力の八丁原地熱発電所、東北地方の八幡平地熱発電所などがあり、発電コスト
は7-8円/kWhと比較的小さいものです。原子力は5-6円/kWh、火力は10-17円/kWhです。
現在まで、日本に地熱発電があまり普及しなかったのは、下記のようないくつかの理由がありました。
地熱発電に適した場所が国立公園内や森林の中に多く、環境面から見て官庁の許可
が得られなかったこと。近くに温泉を経営する観光地が多く、地元の理解が得られにくかったこと。建設コストが高く、井戸を掘っても蒸気を得られないリスクもあったことなどが
挙げられます。
原子力に替わる将来の日本のエネルギーは自然エネルギーに頼らざるを得ない現実がありますから、このためには、地熱発電の上記の問題は官民が一体となって回避する努力が必要であり、解決が可能なのではないでしょうか。地熱資源が豊富で、その発電プラントを製造する世界一の技術を持つ我が国にとって、地熱発電は大変魅力のあるエネルギーであると思われます。
さて、地熱発電はマグマの熱を利用してその蒸気で発電機を回して発電するものですが、我が国では、(株)富士電機などが世界的にも一流の高度な技術を持ち、実に世界の地熱発電容量の70%のプラントを供給しているそうです。
世界の地熱発電は24カ国で実施されておりその内容は次のようなものです。
アメリカ 2534MW
フィリピン 1930MW
メキシコ 953MW
インドネシア 797MW
イタリア 790MW
ニュージーランド 435MW
アイスランド 172MW
日本 54MW 世界第八位(原発は1基で約800MW)
途中略
オーストラリア 1MW
つまり日本地熱発電量は世界の総発電量の0.2%にすぎません。地熱発電所としては、
九州電力の八丁原地熱発電所、東北地方の八幡平地熱発電所などがあり、発電コスト
は7-8円/kWhと比較的小さいものです。原子力は5-6円/kWh、火力は10-17円/kWhです。
現在まで、日本に地熱発電があまり普及しなかったのは、下記のようないくつかの理由がありました。
地熱発電に適した場所が国立公園内や森林の中に多く、環境面から見て官庁の許可
が得られなかったこと。近くに温泉を経営する観光地が多く、地元の理解が得られにくかったこと。建設コストが高く、井戸を掘っても蒸気を得られないリスクもあったことなどが
挙げられます。
原子力に替わる将来の日本のエネルギーは自然エネルギーに頼らざるを得ない現実がありますから、このためには、地熱発電の上記の問題は官民が一体となって回避する努力が必要であり、解決が可能なのではないでしょうか。地熱資源が豊富で、その発電プラントを製造する世界一の技術を持つ我が国にとって、地熱発電は大変魅力のあるエネルギーであると思われます。