yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

漢字クイズ

2014-07-30 04:50:37 | 文学
四字熟語です。正しく書いているでしょうか。
下記の12の四字熟語の中で、間違っているのはどれでしょうか。
    危機一発
    五里夢中
    完全無穴
    言語同断
    異句同音
    厚顔無知
    前代見聞
    意気統合
二足三文
独断先行
興味深々
公明盛大

私には「うっかりミス」がありましたが、上記は全て間違いのようです。

正しいのは、危機一髪、五里霧中、完全無欠、言語道断、異口同音、厚顔無恥、前代未聞、意気投合、二束三文、独断専行、興味津々、公明正大 です。
パソコンの日本語入力ソフトは満点でした。
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原発ゼロへ

2014-07-27 04:49:26 | 文化
7月12日に「原発推進に疑問」という記事を掲載しましたら、不賛成を基調とするコメントをいただきました。原発廃止による電力料金の上昇、ひいては国家経済の圧迫という危惧は当然のことと思います。脱原発は大きい決断です。私などが主張するのはおこがましいのですが、愚見を、少し披露させていただきます。

脱原発による電力コストの上昇にどのように対処するかは、国家レベルの問題であり国民全体の問題です。デンマークもドイツも苦労していますが、日本では原発が稼働していないのに何とかやれている今が決断の好機です。
まず、「脱原発という方針」を決めるのです。此に沿って、日本の産・官・学がこぞって知恵と能力を振り絞って解決すべきなのです。例えば

・電力コスト減を阻むあらゆる規制を撤廃する。(例えば、国立公園地域に、地熱発電所や水力発電所を建設することが規制されているようです。この際、この種の規制は見直すのがいいでしょう。)  
・民間電力関係会社の、独占的な運営方式を撤廃する。
・ 電力省を作って電力事業を国家管理する事もいいのかも知れません。(電力事業は、国家レベルの規模があり、民間企業の手に余るので。)
・ 送配電設備の使用を自由化する。
・ 地熱発電、太陽光発電、風力発電、潮汐発電などのすべての再生可能エネルギー電源を開発する。簡単なことではないでしょうが。
・ 全日本規模で広域電力融通を実現する。IT技術に強い日本はこれを得意としています。
この際、日本は商用電力の周波数をアジアの国々と同じ50Hzに変更し統一するのがいいのかも知れません。これが可能になれば、全日本規模の電力融通、東アジア(日本、韓国、中国、ロシアなど)の電力融通に有利です。「50Hzに統一する事」は、現在60Hzを使用している日本の中西部にはメリットがないので、強い反対があるかも知れませんが、50Hzと60Hzの境界となる地域(例えば静岡県)に大容量の周波数変換所を建設する事は、解決策の一つとなるでしょう。
・勿論、既に出た核のゴミを無害化する研究は、大切だと思います。
上記を実現するための詳細な道筋を描く能力は、私にはありませんが、国家百年の大方針を決めた上で、個々の要素を実現していくのは、日本人の得意とする事だと思います。

完成には長い年月がかかるかも知れませんが、方針が妥当で合理的なものであれば大方の賛同を得られるのではないでしょうか。核のゴミを作ってまき散らすような事は後世に負の遺産を残すことになり、愚かなことと思います。









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今時の工学部生

2014-07-24 04:31:25 | 文化
筆者もかつてそうであった電気電子工学生に関係がある随想「今時の電気電子工学部生」を信州大学 学長の山沢清人先生が、電気学会誌に寄稿されていました。

学生に対する5つの質問についての回答から考察されていました。
1. まず、「電気電子工学分野に進学してどのように思っているか」という質問に対して
電気エネルギーを含めて電気電子システムは社会インフラを支える技術分野であり、社会貢献度が高いと感じているとの答が多く頼もしい限りです。
2.「電気電子工学の専門知識を世の中にどう役立てたいか」という質問に対して
  再生可能エネルギーの開発や低炭素社会のための省エネルギー技術など、エネルギー問
題の解決に役立てたり、生活インフラの高度化に資するを挙げています。電気電子工学
の社会への出口をきっちりと見据えていることがわかります。
3.「電気電子工学の課題」という質問に対して
  ・東日本大震災を契機として注目される原子力発電の安全性、および環境との調和を保
   保つ持続可能なエネルギーシステムの構築
・ 人々の生活の発展に役立つ発見や技術開発の難しさ
4.「電気学会が学生自身にどのような影響を与えるか」という質問に対して
  学会発表によって、多くの専門家の方々の意見や考えを知り、自分の視野の狭さを痛感
  しつつも今後の研究推進に大いに役立てたい。
  前向きの回答が多く、嬉しいことです。
5.「電気学会が主催する学会、研究会で発表したいか」という質問に対して
   是非発表したいという回答でした。プレゼンテーション能力の向上は、学会発表の目
   的ではなく一つの結果であると昔人は思いました。
   今時の若者も46年前の若者も電気学会への想いはそう変わるものではないと考えま
す。
 先生のご寄稿を読んで、現代は、約50年前とは技術的な背景には隔世の感があるものの、今時の工学部生は、地道でしっかりとした考えを持っていると頼もしく感じました。
   山沢清人 「電気学会への若者の想い」 電気学会誌 Vol.134 No.7
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艱難汝を玉にす

2014-07-21 06:01:46 | 文化
人は困難や苦労を乗り越えることによって初めて立派な人間に成長する。「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざと同じ意味です。
元・横綱審議委員会委員である内舘牧子氏は次のように言っています。

相撲界には、「チャンコの味がしみた力士」という言葉がある。これは相撲界の隠語のようなものだが、良くできた言葉だ。
力士たちは入門以来、部屋住みの間はずっとチャンコを食べて生活する。チャンコという言葉は、力士生活とイコールだ。チャンコ生活の間には、心も体も鍛えられ、理不尽な目にも遭い、後輩に追い抜かれて悩んだりもするだろう。怪我に苦しみ、また立ち上がりということもあろう。「チャンコの味がしみる」とは、そういう歳月の中で、心技体が磨かれ、人間としても力士としても大きく、豊かになっていく過程をさす。(中略)チャンコの味がしみる前に偉くなった場合、人として力士として、何かが欠けている場合が時にある。他人の痛みも理解できず、薄っぺらな「俺様」になる場合がある。(中略)最近では、引退した大関魁皇は、チャンコの味がよくしみて、それはいい力士だった。横綱にはなれなかったが、コメントや佇まいからも、大切な子供を託せる師匠だと、親たちはわかるだろう。
チャンコの味がしみた人というのは、つまりは熟成した人なのである。これは強い。ちょっとのことでは倒れない。

芸能界でも下積みの時代を苦労してきた人は、寿命が長いことが多いのではないでしょうか。
将棋界では、以前、師匠の家に住みこんで修行をする内弟子制度がありましたが、中原誠・
米長邦雄元名人などの世代を最後に、この制度は無くなっています。現役の高崎一生六段が一時期、米長元名人の所で内弟子をしたのが最後と言われています。

      内舘牧子 「将棋世界 7月号」 日本将棋連盟
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半藤一利氏の意見に賛成

2014-07-18 05:42:11 | 文化
近代史に詳しい作家の半藤一利氏が集団的自衛権について新聞に寄稿していました。

「日本が戦争に巻込まれる恐れは一層なくなっていく」。安倍晋三首相の言葉です。
集団的自衛権の行使を認めることは、敵国から日本を守る「抑止力」につながるという。だが、14歳の時に東京大空襲に遭った私には、政治家の甘言としか思えない。110年ほど前、日本はロシアを仮想敵国とし、抑止力を名目に英国と手を組んだが日露戦争が勃発。次に米国を敵国と見立ててドイツ、イタリアと三国同盟を結んだものの、太平洋戦争が起きた。いずれも抑止力とならず、相手に「敵視政策」をとらせた。いま、日本にとっての仮想敵国は中国とみられている。未来は見通せないが、中国の首脳と会談もできない状態で「国民の命と平和な暮らしを守る」と胸を張るのは、国民をだまそうとしているように見える。安倍政権の対応に賛同する人が唱える「愛国心」からは、自国が最高と考えて他国を見下す偏狭なナショナリズムを感じる。来年で戦後70年。悲惨な戦争を体験した人たちが次々と亡くなっていることも、この流れを後押ししている。戦争をせず、信頼感を得る。そのために外交で頑張り、民間交流を進める。海岸線が長くて守りづらい日本にとって、これが最大の国益につながるはずだ。再び戦争への道を歩まないためにどうするか。政治家の言葉を真に受けず、自ら考える。来春には統一地方選もある。引き返す意思を示せる機会は、まだ残っている。

賢者は歴史から学ぶと言います。識者の意見に同感です。
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食猪肉 蘇軾

2014-07-15 05:06:16 | 文学
赤壁の賦で有名な宋の蘇軾の古詩を紹介します。

食猪肉

黄州好猪肉
価銭等糞土
富者不肯喫
貧者不解煮
漫著火
少著水
火候足時他自美
毎日起き来打一碗
飽得自か家君莫管

猪肉ヲ食ラフ

黄州猪肉好シ
価銭ハ糞土ニ等シ
富者は不肯(あえて)喫(く)ラハズ 
貧者ハ煮ルヲ解セズ
漫(ゆるや)に火ヲ著(つ)ケ
少シク水ヲ著(つ)ケ
火候足レル時他(それ)自(おのず)カラ美(うま)シ
毎日起キ来リテ一碗ヲ打(つく)ル
自家ヲ飽カシ得レバ君管スルコト莫レ

 「訳」

黄州の猪肉は上質で、値段は土のように安いというのに、金持は食いたがらないし、貧乏人
は調理法を知らない。
ゆっくり火をつけ、水は少なめ。
十分グツグツ煮れば、自然にうまくなる。
毎日起きたら一碗作る。
自分で腹いっぱいになればそれでいい、他人の知ったことでない。
 
 「鑑賞」

高級官僚の蘇軾が、左遷された黄州時代に賦した詩です。当時、豚の肉は庶民の食べ物であったようです。
東坡先生が作ったことから後世にまで有名になりました。東坡肉(トウポンロー)、豚肉の角煮
は、中華料理の定番であり、広く食べられています。

 石川忠久 「NHK 漢詩紀行 (二)」 日本放送出版協会
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原発推進に疑問

2014-07-12 05:08:33 | 文化
  地震の多い日本では、原発の存在が危うい事を、我々は東日本大震災で学びました。その教訓を忘れたかのように原発推進に賛成する人が多いのは不思議なことです。
7月7日に小泉純一郎元首相は都内で講演して警鐘を鳴らしています。
以下、7月8日の新聞からの引用です。

(原発の再稼働について)「避難路を確保している所があるのか。テロ対策も一番弱い。世界一
厳しい規準は作っていない。再稼働はできない。」(と批判した。)
「原子力規制委員会は、福島原発事故後に津波や地震対策を見直し、原発の規準を強化した。
(小泉氏は)「英米仏と比べてどうなのか。世界の規準と日本の規準を照らし合わせて本当に世界一の規準なのか、国民に分かりやすく説明する責任がある。」(と指摘した。安倍政権が最終処分場の候補地を示す動きを強めていることに対しては)「ゼロにすると決定してからじゃないと、国民の協力が得られない。再稼働でまた核のゴミが出て協力して下さいと言っても無理。甘い見通しだ。」と強調。
「原発を推進しようとしていた人々の論理は完全に破綻している」(と続けた。小泉氏は今後の活動について)「原発ゼロに向けて国民運動を展開しなければならない。脱原発が国民で多数派。政治が決めなければならない。変えられる日が必ず来る」と改めて意欲を示した。

日本と欧州では事情が異なりますが、地震が少ないドイツとデンマークでも、既に「原発ゼロ」を決めています。
日本は、原発が稼働していない今がチャンスではないかと思います。政治主導で、まず、「原発ゼロ」を決断することが大切ではないでしょうか。これが国家百年の大計ではないかと思います。自分が産み出したゴミを安定的に処理できないような工業技術は、「破綻した技術」と言わざるを得ません。
「原発ゼロ」を決めた上で、あらゆる手段を使ってエネルギー問題を克服して行くのです。
政権が強い今が政治決断の最高のチャンスではないかと思います。異見も多いことでしょうが。

コメント (1)
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漢江 杜牧

2014-07-09 06:02:14 | 文化
晩唐の詩人 杜牧の七言絶句 「漢江」です。

漢江

溶溶漾漾白鷗飛
縁浄春深好染衣
南去北來人自老 
夕陽長送釣船歸 

溶溶漾漾(ようようやうやう)白鷗飛ブ
縁浄(きよ)ク春深クシテ衣ヲ染ムル
南去北來人自ヅカラ老ユ 
夕陽(せきよう)長ク送ル釣船(ちょうせん)ノ歸ルヲ


 「訳」

水流が盛んで波は動揺し上を白鷗が飛ぶ。
水の緑は清潔で春色深く着物も染まるばかり。
南に行ったり北に来たりする中に人は年を取ってしまう。いつでも変わらない風物は夕日に送られて帰途につく魚釣り舟で感慨を禁じられない。

漢江(漢水)は湖北省の武漢で長江に合流する支流です。

「鑑賞」
 老いてゆく杜牧が春の川辺に佇んでおり、その後姿に孤独が漂っています。

    「杜牧 漢詩大系 14」 集英社
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中立国

2014-07-06 04:51:52 | 文化
先日、新聞紙上に、サーッカーが強いコスタリカは「非武装中立国」とありました。今時、こういう国が存在することを知り、驚きました。
中央アメリカにあるコスタリカは、確かに憲法により常備軍を持たない国ですから非武装ですが、アメリカとは米州機構の加盟国という関係にあり、集団的自衛権のもとで協調関係にあるようです。常備軍は無いといっても、非常時には徴兵されるそうです。冒頭に書いた中立国と言うのは、正確には当っていないようです。なお、日本は自衛隊という強大な武力があり、この点でもコスタリカと異なります。
さて、中国・インドと国境を接するブータンは志願制の国軍があり、中立国のようです。

また、ヨーロッパの大国に囲まれたスイスは永世中立国として、自他ともに認められていますが、強力な国軍を持つ国民皆兵の国です。金融大国でもあり、外交を通じて平和を守ることを国是としています。他国への武力行使は想定せず、専守防衛であっても、核で攻撃されることも想定して核シェルターなどを備えているということです。超現実主義の国です。

さて、日本は平和憲法のもとで、太平洋戦争の後、約70年間に亘り平和を享受してきました。これは単なるファンタジーであったとの説もありますが、思えば得難いファンタジーであったと言えます。
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原産地

2014-07-03 05:32:10 | 文化
食材や動物の原産地はどこかを整理してみました。特定の1カ所とは言えないかも知れませんし、現在の大量生産地と異なる場合もあります。

茶: 従来から中国雲南省とされてきましたが、最近、ベトナムという説がとなえられています。茶の生産地は広く分布していますが、どこに行っても、チャとかティーととかテいうよく似た発音の単語ようです。
コーヒー: コーヒーの木の原産地は中央アフリカといわれます。コーヒーを初めて飲んだのはエチオピア人とかイエメン人などという説があるそうです。
米: 中国雲南省
小麦: メソポタミア
大麦: 中央アジア
大豆: 中国東北部
ジャガイモ: 南アメリカ・アンデス山地。ヨーロッパに渡り、広く栽培され、重要な食材となりました。
トウモロコシ: メキシコから南米北部
玉ネギ: 西アジア
ニンジん:アフガニスタン
カボチャ: 中南米。カンボジアではありません。日本には南方から渡ってきたので南瓜と書かれます。
ナス:  インド東部
キャベツ: 地中海沿岸
キューリ: ヒマラヤ山麓

キウイフルーツ: 中国。ニュージーランドではありません。
トマト: 南米アンデス山脈 (ペルー、エクアドル)

猫: 古代エジプト
犬: 世界中に分布している

当然のことでしょうが、食材や家畜・ペットの原産地は文明地帯が多いようです。
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