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yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

大志

2018-04-28 06:16:58 | 将棋
「大志」という語は不肖のような凡人には縁の薄い言葉ですが、たとえば、将棋界でも超一流の人は少年の頃に既に「大志」をいだいていました。
藤井聡太六段(16)は6歳の誕生会に「しょうぎのめいじんになりたい」と言い、それを書いたカードも残っています。そして、10年後の今日、早くも佐藤天彦名人や羽生善治竜王に勝つ実力をつけており、将来の名人候補者です。
升田幸三元名人は、16歳で広島の生家を出る時、母の物差しに墨で「名人に香車を引いて勝つ」と書き残しました。後年、大山名人に香車を引いて勝ち、子供の頃の夢を実現しました。(香車を引くとは、左の香車無しで戦う駒落ち戦のことで、相手にとっては有難くないハンディキャップ戦です。)
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すばる望遠鏡 古在由秀氏

2018-04-25 06:18:03 | 文化
ハワイ島マウナケア山の頂上(4200メートル)に、すばる望遠鏡があります。この望遠鏡は口径8.2メ-トルの光学赤外線望遠鏡で、国際的に活用されており、多くの発見に貢献しています。実はこれは日本の国立天文台の望遠鏡です。この天文台の設置に貢献したのが古在由秀(こざいよしひで)氏で平成30年2月5日に他界されました。ご冥福をお祈りします。古在氏の天文学の業績は卓越しているのですが、叔父で哲学者の古在由重氏の影響を受けられ、「人間は損をしていれば間違いない、というのが古在家の家風でした」と妻の美音(みね、86)さんは語っています。ずるさを嫌い、節税対策をしようとしなかった古在氏。一方、若手や後進の育成に尽力された心やさしい学者であったそうです。
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現代の若手プロ棋士の傾向

2018-04-22 06:25:51 | 将棋
現代の将棋の若手プロ棋士の傾向について、片上大輔六段は以下のように話していました。

1. 得意戦法を持たない。相手が自分の得意戦法を受けてくれない時に、慌てることがないよう、オールラウンド・プレイヤ-を目指す人が多い。
2. 気合で指すということをしない。従来の常識では気合負けすると思われる手でも、その手を採らず、最も負けにくい手を選ぶ。そのほうが合理的である。

不肖の感想では、
AI将棋(コンピュ-タ-将棋)の影響もあるかと思いますが、旧来の常識にこだわらず、ひたすら勝利を追求することに貪欲になっているとも言えるのではないでしょうか。

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電子立国 エストニア

2018-04-19 06:26:11 | 文化
エストニアはバルト三国の中で最も北にある国です。首都はタリン、人口は134万(世界第149位)、面積42.5平方キロメ-トル(世界第129位)の、小国ですが、電子立国という特長があります。旧ソ連邦の中でIT技術を担当してIT技術を発展させていたのが背景にあります。国民総番号制による電子政府を運用しています。多くの行政手続きはネット上で、買物はカード決済で行われています。会計士、税理士が不要という国です。ただし、出生届、婚姻届、離婚届だけは役所で行なわなければなりませんが、役所の内部には、公務員が少数いるだけです。電子政府という発想は大いに参考になるのではないでしょうか。サイバ-・テロなどを想定したセキュリティ対策が課題のようですが、デ-タ-のバックアップを外国に託している用意周到ぶりには驚きました。国土が侵略されても電子政府は残るそうです。
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養老の法 佐藤一斎

2018-04-16 06:32:54 | 文学
幕末の儒学者、佐藤一齋が八十歳から八十二歳の間に書いた随筆「言志耋(てつ)録」の中に、「養老の法二十五則」というのがあります。
その第五。
 「老人の自ら養うに四件有り。いわく和易(心がやわらいでいること)、いわく自然(何事も自然の成行きにまかせて焦らないこと)、いわく逍遥(境遇に安んじ、ゆったり楽しく暮らすこと)、いわく流動(ひとつのことに凝り固まらぬようにすること)是れなり。諸(もろもろ)激烈の事皆害有り。」
その第十二。
「心身は一なり。心を養うは澹(たん)泊にあり。身を養うもまたしかり。心を養うは寡欲にあり。身を養うもまたしかり。」
その第十九。
「清忙は養を成す。過閑は養にあらず」

 続いて小島直記氏は書いています。「七十代はじめの松永耳庵の心構えと日常こそ、まさにこの境地に適うものではなかったか。」
 なお、松永耳庵は「電力の鬼」といわれた松永安左衛門のことです。また、驚いたことに、耳庵九十歳の正月には次のような軟かい俳句を詠んでいます。
   初夢や若き娘に抱きつけり

   小島直記 「一燈を提げた男たち」新潮社
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重箱の隅をつつく

2018-04-13 06:35:10 | 文学
「重箱の隅をつつく」や「重箱の隅を楊枝でほじくる」の意味は、「物事の取るに足らない部分ばかりにわざと注目して難癖をつけること。」マイナスのイメ-ジのある言葉です。
しかし、学問、研究の分野においては、専門領域のさらに先端部分の極めて微小の部分に注目して日々探求が行われています。まさに「重箱の隅をつついている」のが普通です。絵画や芸術、文学などにおいても一流の作品の創造においては「神は細部に宿る」といわれ、細部にまで細心の注意が払われると聞きます。
一方、政治や人間関係においては、重箱の隅をつつくのは失敗の原因ともなるようです。織田信長は、家臣の失策を厳しく咎めたのが一要因となって、襲撃されたともいわれています。しかし、徳川家康は、関ヶ原の戦の後、かつて無礼を働いた、直江兼続の命を取ることもなかったのです。諸侯はこれを見て、直江さえも寛されたのだから、自分も大丈夫だろうと思い、家康に服従したということです。こうして徳川政権は盤石になりました。日本型将帥の典型といわれる西郷隆盛や大山巌は些末な事にこだわらず、有能な部下に職務を任せ、「責任はすべておいがとる」と言いました。このように、政治や人間関係においては、とりわけ寛容が成功の要諦のようです。
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公平と公正

2018-04-10 06:03:20 | 文化
「公平」と「公正」は似た言葉に思えますが、意味は大きく異なります。「広辞苑」で意味を確認しました。
「公平」 かたよらず、えこひいきがないこと。
「公正」 1. 公平で邪曲のないこと
     2. 明白で正しいこと。
   これによれば、公正であることの条件として公平があります。
   また、「邪曲のない」とか「正しい」の語を使用して説明しています。「邪曲のない」とか「正しい」というのは人により、定義が異なる相対的な概念です。例えば、キリスト教徒の正義とイスラム教徒の正義の内容は異なるかもしれません。
一般的(普遍的)ではない語を用いて、「公正」を説明することは難しい事なのではないでしょうか。
 もし、「自分の意見は公正」などと発言する人がいたとしたら、この人は一種の独裁者と
か、教祖と思われるでしょう。
先日、懸賞作品の選考に関わっている方の意見として「公正であれば公平でなくてもいい」と書かれている文を新聞紙上に見て驚きました。
このような意見には疑問を覚えます。公正の要件に公平があるのですから。公平でなければ、公正とは言えないのではないでしょうか。
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姉妹都市

2018-04-07 06:04:37 | 文化
日本の都市と海外の都市がたくさん、姉妹都市になっています。中には、2都市の関係について類似性に疑問を感じる関係の都市もあります。私が住む千葉市とモントル-(スイス)も
その一つです。モントル-は、レマン湖岸にある世界の高級リゾ-ト地でもあり、知名度において千葉市とは大差があるように思われます。
 さて、私の郷里、長岡市(新潟県)とホノルル市(ハワイ)が姉妹都市であるとは知りませんでしたが、先日、女優の黒木瞳氏の随筆を読んでびっくりしました。以下に紹介します。

 ハワイ滞在中の3月11日、ちょうど開催されていたホノルルフェスティバルの最終日
とあって、花火大会があった。花火は、新潟県長岡市の花火が打ち上げられるというから期待も高まる。ホノルル市と長岡市は姉妹都市なのだそうだ。その昔、真珠湾攻撃で日米開戦を担ったとされる山本五十六は現長岡の出身だが、共に戦争で爆撃を受け、痛みと苦難を体験している、といった経緯もあって長岡市とホノルル市が姉妹都市になったのが2012年。戦後67
年経っての平和への第一歩なのかもしれない。(中略)ワイキキで打ち上げられる長岡の花火が平和のシンボルならば、せめて、平和こそは永遠であって欲しいと願うばかりだ。

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名探偵 内田康夫

2018-04-04 06:07:45 | 文学
去る、3月13日に作家の内田康夫氏(83歳)が他界されました。ご冥福を祈ります。内田氏の作品の数は163にのぼり、発行部数は1憶1千500万部といわれます。内田氏の小説の舞台は、内外にわたり、広かったので旅情ミヅテリ-作家などといわれました。また、個性豊かな三人の名探偵を登場させました。浅見光彦、竹村岩男、岡部和雄です。中でも浅見光彦は最も多く登場します。内田氏も自分の分身のつもりだったようです。職業はルポライタ-、長身でハンサム、洞察力とヒラメキがあり、やさしいので大変女性にもてました。実兄が警察庁の要職(刑事局長)という地位にあった事で、随分得をしました。印籠は持参していないのですが、身元がバレると水戸黄門のような具合に遇されるという場面が多くあります。対照的なキャラクタ-が竹村岩男、長野県警の警部。「信濃のコロンボ」ともいわれ、風采は、地味ですが、粘り強い。一方、岡部和雄は、警視庁捜査一課の警部、頭脳明晰な紳士。三人三様の捜査を展開しますが、みな名探偵です。
内田氏の作品は上品で、読後感はさわやかです。これが多くの読者を得た理由ではないでしょうか。不肖の好みでは、「平城山を越えた女」「明日香の皇子」「軽井沢殺人事件」などが佳品です。


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最期の言葉

2018-04-01 06:03:22 | 文学
人生の最期の言葉には、味わい深いものが多々あります。

上杉謙信 四十九年 一睡の夢 一期の栄華一盃の酒
豊臣秀吉 露と落ち霧と消えにし我が身かな難波のことは夢のまた夢
大槻俊斎(医師、江戸時代)我死すとも憾みなし
西郷隆盛 ここらでヨカじゃろ  (一説による)
秋山真之(海軍中将) みなさまいろいろお世話になりました。ここからは独りで行きますから。
高倉健  往く道は精進にして忍びて終わり悔いなし
鈴木淳 (矢野顕子氏のご母堂、サムライのような最期といわれました。)
この度、寿命により、お別れする事となりました。幸い、家族・友人・趣味に恵   まれ楽しく過ごさせていただき感謝申し上げます。この先は宇宙の塵となり自然の大循環に組み込まれ、やがて他の生命誕生に参加することでしょう。

雪ひとひら川面に映る灯をとりに

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