山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘18年 北海道生誕150年の今めぐり旅 レポート <第19回>

2018-06-13 06:08:00 | くるま旅くらしの話

【今日(6/13)の予定】 

道の駅:忠類 →(R236)→ 大樹町郷土資料館 →(R236)→ 中札内村知人宅訪問 → その先未定なるも宿泊は道の駅:忠類を予定

 

【昨日(6/12)のレポート】 天気:雨

<行程>

道の駅:むかわ四季の館 →(R235・D・R237)→ 平取町二風谷アイヌ博物館・沙流川歴史館 →(R237・R235)→ 道の駅:サラブレッドロード新冠 →(R235・R236)→ 道の駅:大樹 →(R236)→ 道の駅:忠類(泊)

<レポート>

 夜明け前から雨は本降りとなったようで、朝になっても雨勢は弱まるどころか一層強くなりだして、今日はもう外部の見学は無理だろうなと思った。そう思いながら起き出したのだが、ブログの発信を終えてもう一度寝床にもぐって7時頃に起き出すと、邦子どのがバッテリーの警告灯が点いているというので、ならばエンジンをかけようとキーを探したのだが、いつも置いている場所に見当たらず、慌てて他のそれと思しき場所を探したのだがどこにもないのである。外に落としたのかと見てみたが、雨の中にそのようなものを落とす筈が無く、困り果てたのだった。このような時は失し物探しの名人の邦子どのがその本領を発揮して、昨日外出をしようと寒さ対策に着たウインドブレーカーの中に鍵があるのを発見。一見落着となった。それが見つかるまでかなり焦ったので、まあ、良かったのだが、とんだドジをしてしまい朝から調子が狂ってしまった。

 朝食の後、さて今日はどうするか。当初は平取町の二風谷にあるアイヌ民族博物館などを見た後、静内辺りにある郷土資料館などを見ようと考えていたのだが、この雨では建物内のものしか見ることができないので、あまり無理をしないようにしてどこか近くの道の駅にでも泊って天気が回復するのを待つことにしょうと決めた。先ずは一番近くにある平取町のアイヌ民族博物館を訪ねることにして出発する。ここは以前にも訪ねたことがあるのだが、今回は新たな視点で見てみようと考えている。

 途中の道は依然雨が降り続いており、一向に雨勢は弱まらない。幾つかの川に架かる橋を渡ったが、どの川も濁流が奔っていて今にも溢れんばかりの様相を呈していた。こりゃあ、大ごとにならなければいいがと少し心配が心を過ぎった。自分よりも邦子どのは自然災害に対しては超敏感な反応をするので、それが気になるのである。10時少し前に到着する。駐車場などが少し変わったようで、建物までの歩く距離が増えたような感じがした。雨の中、傘をさして流れる水と水溜まりを避けながら、先ずはアイヌ民族博物館を見学する。自分的には今回はアイヌ関係よりも平取町の歴史の方を見たいと思っているので、ざっと見ただけで後は邦子どのに任せて隣接する沙流川歴史館の方へ。

  こちらは予想通り平取町の歴史を含めた自然環境のことなどが展示解説されていて参考になった。それによると古代より沙流川の沿岸エリアには人の暮らしがあったようで、アイヌの人たちの集落なども点在していたとのこと。この二風谷はその中でも中心的な場所であったらしい。自分的にはアイヌの人たちの暮らしは、縄文人の暮らしを継承していると考えているので、常にそのことを頭において見ることにしている。縄文時代の人々もまた、このような環境を愛していたのではなかったか。そのように思えるのである。雨が降っていなければ、シャチというアイヌの人たちの遺跡も訪ねたかったのだが、この雨ではどうにもならない。諦めて車に戻る。

  12時近くになって、邦子どのが戻ってきたので、ここを引き上げ、道の駅のある新冠町を目指すことにする。しばらく海側に向かって走って、途中新しく出来ている高速道に入り、終点からは一般道を経て国道235に入って間もなく新冠の道の駅へ。依然雨は降り続いている。ここで昼食休憩。自分は味噌チキンカツ丼というのを食べた。これは思ったよりも美味かった。久しぶりの外食だった。

 さて、この後どうするか。邦子どのは不安げな顔をしている。来る途中の川は濁流が奔っていたし、海の方も流れ込んだ濁流で茶色に濁っていたのである。予報ではこの後次第に風が強くなるというし、雨もやむ気配がない。となると海岸近くの道の駅に泊るのは絶対嫌なのだろうし、山の方には泊る場所も見当たらない。ということで、予定していたこのエリアの全ての見聞を取り止めることにして、安全圏にある忠類村(現在は合併して幕別町)の道の駅まで行くことにする。ナビを検索すると約3時間かかるという。16時頃に着くので、何とかなるという判断だった。

 ということで、それからは只管運転に集中する。浦河を過ぎてしばらく走って天馬街道へ。この道の両側には馬を飼う牧場が多い。標高500mを超える峠近くのトンネルを潜って今度は下り坂をしばらく走ると広尾の町に出て平地となる。間もなく大樹の町に出て、ここの道の駅でほんの少し休憩して直ぐに出発。忠類の道の駅には予定より少し早く16時前の到着となった。ここは10年ほど前までは、大勢の仲間とパークゴルフを楽しんだ懐かしい場所である。今は、その仲間たちも散りじりになってしまい、自分もパークゴルフからは遠ざかってしまっている。雨はかなり小降りになって来た。駐車場にはかなりの数のキャブコンが並んでいた。人気の場所なのだろうと思いながら、自分も隅の方に仲間入りする。

 かなり走って疲れたので、早やめの就寝とすることにした。とんだ予定変更だった。やれやれ。

コメント
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