山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘18年 北海道生誕150年の今めぐり旅 レポート <第18回>

2018-06-12 05:31:05 | くるま旅くらしの話

【今日(6/12)の予定】 

道の駅:むかわ四季の館 →(R225他)→ 勇武津資料館 →(R225・R237)→ 二風谷アイヌ資料館等 →(R237・R225)→ 道の駅:サラブレッドロード新冠 → その先未定

 

【昨日(6/11)のレポート】 天気:曇り一時雨

<行程>

道の駅:マオイの丘公園 →(R274・R337)→ 道の駅:サーモンパーク千歳 →(R36)→ 千歳IC →(道央道)→ 沼の端西IC →(R225)→ 道の駅:むかわ四季の館(泊)

<レポート>

 今日は郷土資料館等の殆どが休みである。だから月曜日は今回の旅では、静養日か準静養日となることが多くなると思っている。今日も一応は予定は立ててみたけど、その通りになるかどうかは分からない。

 朝、カッコーの鳴く声で目が覚めた。今の季節、北海道の各地でこの鳥の鳴く声を耳にする。独特の鳴き声なので、直ぐに気がつくのだが、その鳥の姿を見ることは滅多にない。空を飛びながら鳴いているのを見たことがあるけど、その顔を見たことはない。この鳥はあまり好きではない。それは托卵という習性があるからだ。ウグイスなどの巣を狙って、隙を見て卵を生み、自分ではその子の面倒を一切見ず、またその子も本来のウグイスの児を蹴落として生き延びるという、何というおぞましい習性なのか。老人を騙す振り込め詐欺よりも悪辣のような気がする。その習性を知って以来どうもこの鳥が好きになれない。でもそれは鳥自身の罪ではないのであろう。自然界というのは真に不思議な力で運ばれているようだ。

 さて、今日はまず昨日の夕刻ここでお会いすることになっていた親しき知人の荒津さんに、予定を変更してお出で頂くことになっている。邦子どのと奥さんとの話でそうなっていると聞いている。ところが9時半を過ぎてもなかなかお見えにならないので、心配になって、邦子どのに電話して貰ったら、どうやらボタンの掛け違いがあったらしく、今ご主人がこちらに向かわれているという話だった。ちょっとご挨拶だけと思っていたので、ここまで来て頂くというのは真に無礼な話なのだが、とにかくそういうことになっているらしい。ということで、邦子どのが奥さんと電話で話している間にご主人の到着となった。奥さんの方は、現在民生委員を務めておられて今日も所用があって時間がとれず、ご主人だけがお越し頂いたという次第。

 荒津さんとは10年前にこの長沼町にあるマオイ名水という水汲み場でお会いして、奥さんに誘われてご主人手造りの別荘にお招きいただき、そこでご主人が自ら開拓して造った畑で採れたジャガイモをご馳走になって、それがもうこの世で最高の味だったのに感動して以来の不思議なお付き合いなのだった。この10年の間にいろいろなことがあり、ここ3年間は自分達も来道出来なかったので、4年ぶりの再会なのだが、その空きの時間を忘れるほどの近い存在なのである。奥さんのまじめ一方の性格は民生委員という大切な役割を全うするために、今は全エネルギーを傾注されているのだと思う。ご主人の方は別荘の下の畑で、作物たちと親しむ悠々自適の時間を大切にされていて、毎年秋に送って頂いているその稔りの宝物は、自分にとって格別なものとなっている。

 そのご主人と、それからあとずっと話が弾んで、気づけばお昼近くなっていた。3年間のブランクは話題を拾うに事欠かない。奥さんも一緒だったら、恐らく終日歓談していても話は尽きないのだろうなと思った。ご主人も又自分にとって心のバイブレートする大切な友人である。楽しい時間だった。お出で頂くのが少し遅くなったのは、わざわざ自分たちのために奥さんがお弁当をつくって下さったのだというのを知った。お弁当には久しく食べられなかった煮物のおかずと懐かしさを覚える豆ごはんが入っていた。その心配りに感謝感激である。美味かった。又ラッキョウの漬物二種などたくさんの差し入れを頂戴し、恐縮しながらも嬉しい気持ちでいっぱいだった。ありがとうございました。この旅の間にいずれもう一度この地を訪ねることにしているので、今度はゆっくりと歓談が叶うように前広に日程を調整して再会を実現させることにしたいと思っている。

 今日はもう夕張の石炭博物館へ行くのは止め、この後は千歳の道の駅に行き水を汲んで、その後鵡川町の道の駅に行って温泉に入り休むことに決める。相変わらず寒さは抜けようとせず、空に雲が多くいつ雨が降り出してもおかしくない様な空模様なのである。このような日はやたらに動き回らず、静養に努めることが肝心である。

 ということで、その後は予定通り、千歳の道の駅に行き、飲料水の補給を行う。旅の間は水道の水を使わず販売されている飲料水を使用しているのだが、何箇所かは水道水も使っている。千歳市の水道水もその一つであり、ここは支笏の名水に近い優れた水なので、ありがたくそれを汲ませて頂いている。水を補給した後は、道央道の千歳ICから高速道に入り、そのまま鵡川の道の駅に向かう。風が少し強くなって来ていた。15時過ぎ道の駅に着いて、早速併設されている温泉に入り温まって、夜を迎えることになる。

 同じ駐車場の中につくばナンバーの車があり、知り合いなのかなと思っていたら、その車かおりて来た人に挨拶され、顔を見て驚いた。何と同じ守谷市に住む小西さんだった。守谷市の中では会うことも無かったのに、このような場所でお会いするとは!! 不思議なご縁である。このようなことがあって、旅の人生は面白い

コメント
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