山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北海道旅くらしのレポート <第33回>

2014-08-21 05:12:44 | くるま旅くらしの話

【今日(8/21)の予定】 

  終日クッチャロ湖キャンプ場に滞在(泊)

 

【昨日(8月20日:水)のレポート】天気:曇り時々雨

<行程>

道の駅:かみゆうべつ温泉チューリップの湯 →(R242・R238)→ 道の駅:オホーツク紋別 →(R238)→ 道の駅:おうむ →(R238・道道)→ 枝幸町・ウスタイベ千畳岩キャンプ場 →(R238・道道)→ 浜頓別町・クッチャロ湖キャンプ場(泊) 

<レポート>

 昨夜は大雨になるのかと心配していたが、夜中に何度か目覚めたときにも雨音は聞こえず、朝になってもそれは変わらなかった。6時近くにブログの投稿を終えて外を見ると、雨雲らしき暗い雲が空を覆っていたが、悪さをするほどの低さではなかった。このところ各地で雨の被害が頻発しており、ニュースで広島市の局地的豪雨災害を聞いて驚き胸を痛めた。広島市安佐南区には知人もおり、災禍に巻き込まれたはいないかと心配が募った。住まいを決める時には相当に慎重に安全のことを考えないと、いつ何時災禍に見舞われるかたまったものではないなと思った。守谷市の我が家は、ノアの洪水でも起こらない限り、水害を被ることはないと思うけど、大地震などではどうなるのか想像もつかない。大自然の不測の災害に対しては、人間は所詮無力なのだが、それにしても住まいに対する最初の判断は重要だなと改めて思った。

 今日は旅の密かな第二の滞在地である浜頓別町のクッチャロ湖畔のキャンプ場入りをする予定の日である。今のところ我々の旅での最北の拠点と考えている。稚内にも良いキャンプ場があるけど、クッチャロ湖には遠く及ばないと思っている。湖の湖畔にあるキャンプ場だけど、相棒でさえも津波や増水などの被害のイメージは湧かないようで、実際にそのような事態に遭遇したとしても、逃げ道は確保されているので、心配は少ないと思う。

 「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」という、長い道の駅名には閉口する。書くときに16字も要するなんて、主語にするときは真に扱いが面倒である。ま、パソコンだからいいけど、手書きの場合は大変だ。かみゆうべつ温泉とかチューリップの湯だけでもいいのではないかと思うのだけど、地元の人たちにはそうはゆかない理由があるようだ。上湧別は一つの町かと思っていたら、湧別町の一地区であることに気付いた。昨夜泊めて頂いた駐車場の脇にあったバスの停留所の表示板には中湧別と書かれていたので、地図を良く見たらすぐ隣の温泉は上湧別であり、この辺りが地区の境に当るらしい。渡り鳥さん達から見たら笑ってしまう、人間の区分執着という習性の世界であろう。旅に出ると時々渡り鳥の心境となる。渡り鳥には地名も境界も無用である。

 道の駅を9時前に出発して、北上を開始する。昨日のコムケ国際キャンプ場の入口の所を通りながら、昨夜あそこに泊ったらどうだったかな、などと思った。少し走り続けて、紋別市の郊外近くで給油を済ます。ここから稚内までは給油無しで行こうと考えている。稚内まで行けば少し安い価格で給油できるスタンドがあるからである。再び走り続けて、途中興部の道の駅でトイレ休憩。興部をおこっぺと読むことができる初めての訪問者は、地元出身以外は皆無だと思う。アイヌ語への当て字は自由奔放というのか、当時の役人が付けたものだと思うけど、真に良い加減である。売店は閉まっていて、元気のなさそうな雰囲気が少し気になった。その後更に北上を続けて雄武(おうむ)のLPガス充てん所に寄り、空になっていたボンベ一本を満たす。そこから少し走って雄武の道の駅で小休止。ここも何度もお世話になっている道の駅だが、今日は平日の日中とあってか、閑散としていた。

一息入れて北上を続け、枝幸(えさし)町のスーパーに買い物をしようと立ち寄る。この時、駐車場に入る前の交差点の信号の前でふとダッシュボードのオッドメーターを見たら、何とSUN号の走りが丁度190000kmに達していた。と同時に異変が起こった。計器類の標示の中に「T-BELT」というのがあり、これはスタート時にランプがつくけどその後は消えて表示されることはないのだが、これが突然点いたのである。そもそも機械音痴の自分には「T-BELT」などいうものが何なのかが解らない。駐車場に車を入れた後、取扱説明書を取り出して調べたら、タイミングベルトというもので、標示点灯は取り換えが必要という警告とのこと。放置しておくとエンジンに障害を及ぼす危険性があるとも書かれていた。さて困った。そのようなことが解ってもどう対処すればいいのか解らない。それで、とにかくいつも見てもらっている守谷市のトヨペットに電話して訊いてみることにした。面倒なことにならねば良いがと思いながらの電話だったが、訊いた話では10万キロほど走ると自動的に点灯するようにセットしてあり、前回は9万キロ時点で取り換えているので、それが点ったのだとのこと。直ぐに取り換えなくてもどうこうということはないので、旅から戻って取り換えても大丈夫とのことだった。やれやれと胸を撫でおろす。車の故障は旅の生命線に直結している。

 買い物を済ませ、少し走ってウスタイベ千畳岩という枝幸町を見下ろす大きな岩の上につくられたキャンプ場に行き昼食休憩。ここは7月初旬に催されるかに祭りで何回か来て泊っているのだが、最近は利用したことがない。海の傍で風が強い時が多く、どうしても敬遠してしまう。今日もかなりの強風が吹いていたが、何人かのキャンパーがテントを張ったりして滞在していた。昼食を済ませて一息入れて、出発する。ここから浜頓別町のクッチャロ湖までは30km程だからもう直ぐである。

 間もなく頓別川を渡り、浜頓別町の中心街を通り抜けてクッチャロ湖畔のキャンプ場に到着する。思ったよりも多くのキャンパーが訪れていたので驚いた。バイクの人たちが多くて、それぞれが思い思いの場所に小さなテントの花を咲かせていた。普通車の人たちも多かった。我々のようなキャブコンは皆無で、どうしてなのかなと思った。とにかく無事に目的地に着いたので、先ずは安堵する。明日から何日滞在するかは天気次第だと思っている。取り敢えず4泊することにして申し込みを終える。TVはヘンテナの地デジもBSも良く映り、心配は電源だけである。天気になればそれも無用になるのだが、さてこの後どうなるのか。

 今日はここまでで終わり。

  

キャンプ場からのクッチャロ湖の景観。海につながる湖だが、少し離れているので、いつも波は穏やかである。

 

コメント
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