山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北海道旅くらしのレポート <第25回>

2014-08-13 01:18:22 | くるま旅くらしの話

【今日(8/13)の予定】 

  道の駅:メルヘンの丘めまんべつ →(R39)→ 北見市内経由 →(R39)→ 道の駅:おんねゆ温泉(泊)

 

【昨日(8月12日:火)のレポート】天気:

<行程>

道の駅:摩周温泉 →(R241・R243)→ 道の駅:ぐるっとパノラマ美幌峠 →(R243)→ 美幌市街で買い物など →(R243・R39)→ 道の駅:メルヘンの丘めまんべつ(泊)

<レポート>

 道の駅:摩周温泉の朝は霧の中だった。予報では晴れとのこと。これは間違いないだろう。台風一過の後の青空は清々しいものだが、その後に来る暑さには閉口する。なるべくならカラッとした晴れの天気にして欲しいと願う。その霧の中を1時間ほど釧路川に沿って歩いた。何度も歩いているコースだけど、今日の釧路川は、昨日の雨で濁った水を流していた。思ったほど水かさは増えてはおらず、それはこの地が上流に位置しているからなのであろう。釧路川は屈斜路湖を源流としており、その呼び名は湖と同じ「クッシャロ」から来ているとのこと。クッシャロは縮めて発音すれば、クシロとなるわけである。川に架かる橋のたもとにその命名の由来が書かれた掲示板があった。誰も歩いていない川の側道を一人占めにして朝の空気を吸いながらの歩きだった。

  

釧路川の命名の由来が書かれた表示板。弟子屈市街を流れる釧路川に架かる橋には、この説明板が各所に置かれている。

 昨夜も大変な混みようで、駐車場は満杯近くなっていたようだ。歩きから戻る頃には、半分以上の人が次の目的地に向かって出発して行った。皆さん何かに追いかけられるように急いでおられるのを見て、その昔の自分たちの旅の毎日を思い出したりした。今はその気は全くなく、特別のことでもない限りは、10時頃までは動かないようにしている。間もなく霧が晴れて来て、太陽が顔をのぞかせ次第に暑さが増してきた。今日は、昨日予定していた大空町の道の駅までちんたら行ってそこに泊るつもりでいる。昨日は東藻琴経由でのコースを考えていたが、今日は暑くなってきているので、コースを変更し美幌峠経由で行くことにした。美幌峠には道の駅があり、そこに留まれば涼風に恵まれて暑さを逃れられるという計算である。10時過ぎ道の駅:摩周温泉を出発する。

 しばらく平地を走り、屈斜路湖に突き出た和琴半島の入口を過ぎて、両側に林の続く道を走ると、次第に登りとなってやがて展望が開けてくる。眼下に屈斜路湖が見えるようになると、間もなく美幌峠となり、道の駅の駐車場に車を停める。11時少し前ということもあり、今日はかなりの混雑ぶりである。車のナンバーを見ると、地元よりも遠来の内地ナンバーの方が多いような気がした。予想通り、風が吹いていて、暑さを適当にコントロールしてくれていた。少し強い風も時々吹くけど、下界の暑さを思えば、これは天恵の風といってよい。ここで昼食にし、そのあとも2時くらいまでは昼寝などして休むことにする。

 相棒は裁縫道具を取り出し、自分の被る帽子の制作に取り組んでいるので、しばらく峠の上の方まで散策に出かけることにした。その前に昼ごはんを仕掛けることにして、米を計量しこれを洗ってガスコンロにかけての出発だった。このような作業は本来相棒が為すべき仕事だとは思っているのだけど、サービスのつもりで行った次第である。(これが後で問題となった)峠の上の方に展望所があり、そこまで散策路が作られている。この散策路の両側には魅力的な野草たちが花を咲かせてくれているのを知っているので、今日は何種類の花たちに会えるかが楽しみだった。散策路は急な坂道で、一番上まで登る人は少ないのがいつもなのだが、今日は何故か若い人が多いらしくかなりの人たちが上まで登っていた。やはり花たちの花期は殆ど終わってしまっていて、残っているといえばヤマハハコとヨツバヒヨドリくらいだった。その中で足もと脇に小さな紫の花を咲かせている草があり、それをカメラに収めたのだが、名前は判らなかった。センブリのような花の形で、葉も良く似ているのだが、あまりにも小さいので違うような気がした。車に戻って図鑑を調べて見たのだが、どうもわからない。これは課題にしようと思った。

  

美幌峠の展望所の足元近くに何箇所か花を咲かせていた野草。センブリでもリンドウでもなさそうな草丈10cmにも満たない小さな野草だった。ここは厳しい環境なので、これ以上は大きくなれないのかもしれない。

 美幌峠の景観は大きく、道の駅の名もぐるっとパノラマ美幌峠となっているけど、まさにその通りの雄大な景観である。屈斜路湖を見下ろす景色はカメラには収まりきれず、その一部しか写せないのが残念だった。遠望と足もとの花たちに気を取られながらの散策だった。

  

美幌峠から屈斜路湖方面を俯瞰する。真ん中の島は中島。その向こうの山が摩周山なのだが、天気が良くて霞がかかりはっきりしない。

  ところで、これから問題が起こったのである。実は時々起っている現象なのだが、夫婦二人旅というのは、このようなお粗末な出来事も包って時間が過ぎていることを解って頂くためにあえて記すことにした。というのは、散策に出かける前にご飯を仕掛けていったのだが、戻って見るとそれに火が入っており、間もなく出来上がりを待つ時間だったのである。勿論これは相棒がやってくれていることなのだが、自分が戻って来た時に丁度沸騰して、相棒が慌ててその蓋を開けた時に、言語道断のセリフを吐いたのである。というのも、自分が仕掛けた釜の中の米が傾いたままだったらしく、そのままご飯を炊いてしまったので、火の回りが不均等になっていたらしく、それに気づいた相棒が吐いたセリフが「××××××××!」という罵詈雑言的な恐ろしく下品なものだったのである。それがどんな文句かは、クイズにして当てて貰いたいくらいである。勿論その罵詈雑言は自分に向けて発せられたものであり、断固許しがたいものだったので、それで昼ご飯は食べないことを即時宣言したのだった。相棒を弩鳴るよりもこの方が怒りを鎮めるのには良いように思った。よって、自分は今日は昼飯抜きということになった次第。このような愚にもつかない話をあえて書く必要もないのだけど、時には本当のことも書くべきかと。

 そのあと1時間ほど昼寝をして高原の涼を味わった後、次の目的地の美幌市街に向かう。長い坂道を下り続けて平地に出ると、間もなく美幌市街の郊外商店街に到着。ここで買い物とコインランドリーなどの用を済ます。そのあとは大空町の道の駅:メルヘンの丘めまんべつに向かう。道の駅到着は17時半近くだった。10台近くの旅車らしき車が先着していた。日中はここもかなり暑かったのだと思うけど、夕方になって暑さは消え去ってくれたようで、今夜は心配なく眠れるようである。TVくをセットしたら、丁度高校野球の実況をしており、郷里の茨城県代表藤代高が岐阜の大垣日大高と対戦して10対5でリードしていたのだが、見ている内に何だか怪しげな戦いぶりになり、最後は逆転負けをしてしまった。茨城県の何処が代表になったのかも知らずに出かけてきたのだが、藤代高は守谷市の隣町の取手市にあり、ご近所でもある。もう少し頑張って欲しかった。1回戦敗退は残念である。夕食は拒否するのは止め、2食分を補給するつもりで、一杯やって早々に寝床に入る。

コメント
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