山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北海道旅くらしのレポート <第24回>

2014-08-12 05:25:59 | くるま旅くらしの話

【今日(8/12)の予定】 

  道の駅:摩周温泉 →(R391・R243)→ 美幌峠 →(R243・R39)→ 道の駅:メルヘンの丘めまんべつ(泊)

 

【昨日(8月11日:月)のレポート】天気:雨のち曇り

<行程>

川湯温泉園地 →(道道)→ JR川湯温泉駅 →(R391)→ ホテルパークウエイ(温泉入浴) →(R391・R241)→ 道の駅:摩周温泉(泊)

<レポート>

 昨夜は寝入りの頃は大して雨も降らず、風も全くない状態だったのだが、さすがに台風の影響を逃れられるはずがなく、その後次第に雨が本降りになり、やがて天井を叩く音が騒がしくなり始めた。そのまま眠りに就いたのだが、その後も雨脚は弱まる気配を見せず、朝になっても一向に止む気配はなかった。その内に少し風が出て来て、心配性の相棒は付近の大木が倒れて来はしないかと、相変わらずの心細げな顔つきだった。ここは林間の中につくられた駐車場なので、その可能性無きにしも非らずなのだが、それはよほどの強風の場合で、今吹いている風は木を倒すほどの勢いはなかった。TVのニュースでは、北海道は今日一杯は道内全域が雨や風に悩まされそうなので、これじゃあ、あまり動くのは賢くないなと思い、当初は東藻琴経由で大空町の道の駅まで行こうと考えていたのを急遽変更することにした。

 変更の内容というのは、昨日立ち寄った道の駅:摩周温泉に行って、そこで過ごすことである。あの道の駅ならば、雨風が吹いても大勢の仲間が滞在しているので、安心できるというわけ。これは自分というよりも相棒の考えがベースになっている。孤独に弱い人なのである。ま、かなり悪質な台風のようなので、不安のない場所でじっと危険の通過を待つというのが正道というものであろう。老人の空元気は厳に慎まなければならない。

 ということで、10時過ぎに雨の中を出発し、先ずはJR川湯温泉駅に行き給水とトイレ処理を行う。雨の中の作業は、着ているカッパを通して着衣を濡らすに十分なほどだった。半ばやけくそになって水汲み場やトイレを何度か往復した。それが終わって、昨日入る予定を変更したホテルパークウエイの温泉に向かう。ここの湯は川湯温泉のエリアにありながら、硫黄の臭いのしない澄んだお湯なのである。これは手術の跡の残る相棒にとっては嬉しい条件のお湯で、大いに楽しみにしていたのだった。料金が10円値上がりして310円になっていたけど、何の不満もない。それから小一時間ゆっくりと雨の中の作業の疲れを取り去る。

 雨は依然として降り続いている。風も時々強い奴が襲って来たりしている中を弟子屈町の中心街に向かって進む。道の駅に定着する前に、早や12時を過ぎている時刻なので、JR摩周温泉駅前にある店に行き、名物になりつつある摩周の豚丼を手に入れることにして立ち寄る。これは相棒の分で、自分は昨日買った掘りたてのジャガイモを茹でて食べるつもりでいる。間もなく道の駅に到着。駐車場は相変わらずの混雑ぶりで、空いている駐車スペースを探すのに苦労した。ようやく見出して車を入れ、今日はここに腰を据えることにした。

 それにしても大変な混雑ぶりである。駅舎が建て替えられる前のことを思うと今昔の差の大きさに戸惑うほどだ。以前は摩周という名の入る魅惑的な呼称にもかかわらず数台の車が泊るに過ぎなかったのだ。その分釧路川を挟んでの向かい側にある水郷公園の駐車場は超満杯で、今のこの状態を凌ぐほどの混雑ぶりだった。現在の水郷公園は、ひっそりとしていて泊る車は2,3台に過ぎない。この建て替えは成功もしくは成功が行き過ぎての失敗ともいうべき状況なのかもしれない。あまりに来客が多過ぎると、管理にかなりの力を要することになるからである。ま、それは余計な勘ぐりというものであろう。

 雨もようやく小降りになって止みかけ始めた。一眠りして目覚めたのは15時頃だったか。ニュースでは川の増水での氾濫が何箇所か報道されていたけど、このすぐ近くを流れる釧路川も下流の方では、かなり危険な状態となっている所があるようだ。この辺りは源流の屈斜路湖に近いので、増水しているとはいえ氾濫するほどではないけど、支流からの水を呑込んで流れる下流域では、心配なことであろう。早く勢いが収まって欲しいなと思った。為すこともないので、TVなどを見て時間を過ごす。そのまま夜となり、雨が再び降り出した。最後の一降りをたくらんでいるらしい。台風は既に消滅しているので、悪あがきなのであろう。明日は天気は回復するというので、今度は猛暑が気になる。転向に翻弄されるのは人間の弱さの証明であろうけど、とにかくいかなる気象条件にも耐えてゆかなけらばならない。そのような当たり前のことを考えながら、再び長い夜を迎える。

コメント
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