東京多摩借地借家人組合

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大地震を口実にした明渡し請求

2021年12月28日 | 明渡しと地上げ問題
 国分寺市西元町に住む佐藤さん(仮名)は、8年前にアパートの立退きで組合に入会し、組合を窓口に交渉し、立退料をもらって現在の共同住宅に入居した。

 今年11月に家主から建物を取り壊すので退去のお願いとの文書をもらった。佐藤さんはここが終の棲家と思っていたので大変なショックでした。

手紙では「今から100年以内に首都圏直下型大地震が起こってもおかしくないない状況で、大地震は発生したときに、老朽化した建物が倒壊して居住者の皆様に死傷者が出るような事態だけは避けたいという思いから建物取り壊しを決断した」と大地震を口実に退去を請求してきた。

 佐藤さんは障害者で、車いすで生活しているため入居に当たり手すりをつけ、床にカーペットを敷き、ベランダにはリフトで昇降できるよう改造する等費用をかけている。現在と同規模のスペースがあり、同家賃で安全に入居できる物件の提供を求めて、家主の管理会社と交渉している。(東京借地借家人新聞より)

本年の組合業務は終了しました。新年は1月7日より業務を開始します。

<東京多摩借地借家人組合

電話 042(526)1094

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