村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

小春日

2020-11-17 22:50:43 | 食事会

武蔵下総ムサシシモオサ山なき国の小春哉 夏目漱石

まさに小春日和の今日は
森金さんとふたりで食事会
場所は綱島駅近くの「ふくもと」
四季を味わう食事会
より味わうように器と献立を記録
名称や材料の
違うのもあるかもしれぬが
先月から始めて
今日で二回目だ

まず写真にあげた
色絵松深小鉢 
乾山写しだろう
山芋寄かんに雲丹載せもみじ下ろし

八寸は竹へぎ黒漆盆に九種類
赤楽壷々に春菊の白和え
鰻棒鮨ウナギボウズシ
鴨カモロース
鮑旨蒸しアワビムシ
牛蒡八幡巻ゴボウヤワタマキ
柿膾カキナマス
亀甲芋田楽キッコウイモデンガク
クリームチーズミルフィーユ
スモークサーモン蒸物

煮物椀は朱塗椀に鯛蕪タイカブラ
人参もみじ 軸三つ葉 松葉柚子

お造りは仁清菊台鉢に
鯛の薄造
「フグですか」と聞いて
「鯛です」との答え 恥ずかし
墨烏賊スミイカ 雲丹ウニ
真ん中に大葉を敷
つまは穂紫蘇ホジソ、菊、山葵ワサビ、紫芽ムラメ
より胡瓜キウリとより人参

熱々の菊梅文様京薩摩蓋物に
飛龍頭ヒリュウズ餡かけ
 餡は蟹カニ黄菊キギク小葱コネギ

焼物は乾山写し菊型皿に
鰤ブリ幽庵焼き
添えは甘唐辛子、巣ごもり栗、酢蓮スバス、
零余子ムカゴ松葉刺し、染め下ろし

木蓋の雲錦筒碗に栗ご飯
市女笠イチメガサ朱塗小吸物碗になめこ味噌汁
香の物は白磁編み笠小鉢に
白菜、胡瓜、山芋ヤマイモ丸抜紅酢漬マルヌキスズケ

お菓子は
もみじの色々の金団に霜を降らせて 
銘は「初霜」とお薄
来月も
予約した

コメント
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