村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

截斷紅塵水一溪

2020-11-11 23:04:28 | 村雨庵 稽古 

今日は水曜稽古
掛けものは
南禅寺管長
嶋田菊僊の一行

嶋田菊僊シマダキクセン
1872-1959
雲龍窟と号す。
福井小浜の人。
円照寺にて得度、
建長寺宗学林にて学ぶ。
明治24年、雲水が修行する専門道場の
八幡円福寺に掛塔カトウ(僧が一寺にとどまり修行する)、
匡道(蘆 匡道アシキョウドウ(1808~1895)、
伽山、葆林(河野葆林老師)、南天棒(中原 鄧州)の各師に歴参、
ついに南天棒の印可を受ける。
さらに松雲室宗般玄芳につき悟後を参ず。
のち須磨の禅昌寺に住す。
昭和15年、南禅寺派管長兼師家に就任、
昭和16年、虎渓山僧堂師家も兼ねる。
昭和25年、法嗣香林後事を託し管長職に専念す。
昭和34年示寂。
世寿88歳。

一行は
截斷紅塵水一溪
コウジンをセツダンする水イッケイ

紅塵コウジンとは世の中のわずらわしい事
一条の渓流がさらさらと無心に流れて
世の中の煩わしさを断ち切っている
一条の渓流とは悟りの心境を現すのだろう

コメント
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