またぞろ北朝鮮がミサイルを発射しています。以下は戯言です。もし、日米安保条約が日中安保条約だったら、北朝鮮は絶対にミサイルを発射しないでしょう。日本は安保条約で国土を守っているとしても、その安保条約が脅威を生んでもいます。アメリカからトマホークを買ったら、ミサイルを撃ち落とす攻撃力と引き換えに、新しい脅威が出てくるかもしれません。何かひとつのことで全て丸く収まるなんてことは、普通はないものです。
2月21日付朝日新聞朝刊オピニオン面で政治学者・宇野重規さんがおっしゃっていることを要約してみます。「岸田政権は目の前の現実に押し流されている。実際には錯綜し矛盾した要素で世の中は動かされているのに、状況を一枚岩と捉える見方では、自らの選択を現実的とし、批判に対しては観念的、非現実的のレッテルを貼りがちになる。平和や安定のためには、経済や外交を通じた信頼関係の構築、文化的な交流などを複合的に考える、政治の想像力が必要だ。」
オセロで目先のことばかり考えて手を打っていると、やがてあれよあれよ追い込まれてしまうことがあります。複眼思考で想像力を働かせて頂きたいと思います。
2月21日付朝日新聞朝刊オピニオン面で政治学者・宇野重規さん
オセロで目先のことばかり考えて手を打っていると、やがてあれよ