昨日の日曜日、朝日新聞を読んでいたらマグロの世帯あたり年間支出額のランキングが載っていました。各都道府県の県庁所在地と浜松、堺を除く政令指定都市が調査対象のようです。1位は静岡で2位、3位はそれぞれ甲府、宇都宮だそうです。マグロの水揚げ港で有名な焼津が近い静岡の1位は納得ですが、2、3位は意外でした。記事によると、海のない甲府ではごちそうは肉ではなくマグロで、宴会にマグロの刺し身が必ず出るそうです。マグロの消費が多いのは、新鮮な海産物へのあこがれではないかと結んでいました。そう言えば、もう十数年前になりますが、山梨県のある山に登ったことがあります。確かツツジを見るのが目的だったので新緑の頃だったと思います。下山後、山の麓の温泉に入ってお疲れさんで飲むことになりました。料理はお任せで出してもらったのですが、朝日新聞の記事にある通りマグロの刺し身が出たように思います。また、白身の刺し身も出てきて、お店の人が「これは新潟から取り寄せたものだ」と話していたのを覚えています。こちらは、折角山へ行ったのだから美味しい山菜を食べたいなと思っていたので、いささか拍子抜けしたのですが、今になって思えば、お客にはごちそうを出す、ごちそうは刺し身、お客さんには刺し身を出す、といったことだったのでしょう。わざわざ新潟から取り寄せたお魚なんて、それはもう奮発ものに違いありません。この記事を読んで、十数年前の山登りの際のお疲れさん会に、図らずも合点がいきました。
蛇足ではありますが、マグロへの支出が少ない都市は下から順に次の通りです。松江、長崎、佐賀、北九州、山口、福岡・・・。いずれも近海ものの魚の美味しそうなところです。
蛇足ではありますが、マグロへの支出が少ない都市は下から順に次の通りです。松江、長崎、佐賀、北九州、山口、福岡・・・。いずれも近海ものの魚の美味しそうなところです。