花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

だまされないための方法序説

2008-01-22 21:15:47 | Weblog
 A)知人から「良かった」と聞くとすぐやってみたい?
 B)人の愚痴を長時間聞くのは耐えられない?
 C)大勢の中で意見を言うのは苦手?
 D)有名人やブランド物に弱い?
 だまされやすいかどうかのチェック項目です。今朝の朝日新聞によると、それぞれの質問に対する答えが「はい」なら、その人はだまされやすい人で、個別に見ると、Aの問いに「はい」の人は非科学的思考タイプ、以下それぞれ、Bはストレスや不安に弱いタイプ、Cは集団に影響されやすいタイプ、Dは権威に弱いタイプ、だそうです。記事ではだまされないためのポイントも書いてありました。例えば、振り込み詐欺の対応考えておくなど、シミュレーションは効果あり。漫才の突っ込み役が「なんでやねん」とやるように、批判的思考を身につけるのも良いようです。また、「集団に影響されやすい」といった自分の弱点を自覚することも必要とありました。
 これら、記事の内容に加えて私が気になるのは、最近インターネットの情報を安易に信じる人が多いと感じることです。簡単な「手段」があれば、「中身」の良し悪しはそっちのけですぐに飛びつく、そういった人の中では、物事を自分の頭で考えることが少なくなっているようです。「平和ボケ」という言葉がありましたが、「便利ボケ」ってのもあるかもしれません。楽して何か利得を得よう(あるいは面倒を除こう)とする心が隙を生み、悪い人はそこに付け入って来ます。奴らはあの手この手と新しい手口を考え、私たちの隙をうかがっています。敵が努力しているのなら、こちらも見る目を養う努力をしなければなりません。嫌な世の中だなぁと思いながらも、ただ「無い袖は振れない」状態の我が身に、やや光明を見出した次第です。