花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

他人を外見で判断してはダメ

2007-07-17 21:42:00 | Weblog
 海の日、朝から皇居へ走りに行った帰り地下鉄に乗っていたら、途中から女子高生のグループが乗り込んで来ました。制服を着ているものの、崩れてるなぁといった印象の女子高生たちでした。だらしない、崩れた感じの学生を時々見かけますが、だいたいにおいて共通しているのは、ローファーの靴の踵が踏み潰されてスリッパのようになっていることです。この女子高生の靴もやっぱりスリッパになっていました。「きっと、この子らは勉強や部活なんてしないで、眉を描いたり爪に色を塗ったりマスカラを付けたりして時間を潰してんだろうなぁ」と、勝手にステレオタイプな決めつけをしたり、「高校卒業して2年くらいすると、どっかのスナックで働くんだろうなぁ。六本木とかで一杯2千円もするウーロン茶を客にねだったりするんだろうか」なんて、まったくもって偏見に満ち溢れた失礼なことを考えているうちに自分が降りる駅に着きました。
 夕方、家族でごはんを食べに出ました。小さい子供がトイレに行きたいと言うのでトイレに連れて行った時のこと、何と携帯が便器にぼちゃん。しかも、自動的に水が流れるやつで、あっと思う間も手を伸ばそうとする間もなく、最期を看取らないまま流れ去ってしまいました。子供に「ちゃんとカバンにしまわないからよぉ」とおこられた後、ママにしっかりと報告されてしまいました。午前中の女子高生の呪いか、はたまた他人を色眼鏡で見たバチが当たったかと思いつつ、三連休の最後はとほほになってしまいました。そして、先週から買おうか買うまいか悩んでいた山國紀著「評伝 森鴎外」(大修館書店刊:12,600円)の迷いも、すっかり、すっかり、綺麗に流れて行ってしまいました。