花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

ルールを守ろう

2006-10-28 09:16:04 | Weblog
 先日、福岡の中学生が自殺した際、文部科学省がいじめによる自殺者をここ何年も「0人」としていたことが問題とされた。おそらく、現場の教師が自分たちに都合の良い報告をあげていたのであろう。それに続いて今度は、必修科目を履修していないのに履修したと、かなりの数の高校が虚偽の報告をしていたことが明らかとなった。両者に共通しているのは、教師自身の保身が根っこにあることだ。いじめによる自殺となれば咎められる、進学実績が芳しくなければ咎められる、そういった中での嘘偽りである。でも、良い方に考えれば、ルールを守ることの大切さを教える格好の機会かもしれない。関係者を厳正に処分して、「ルールを破るとペナルティが待ってるよ」と教えることが出来る。生徒には可哀想だが、今まで受験に必要な課目については余分に勉強してきた訳だから、ここにきて補習を受ける羽目になっても仕方ないと思う。「ルールが正しく運用されているかのチェックを怠ると、自分に火の粉がかかることもある」ことを覚える、これまた良い機会である。でもやっぱり生徒が可哀想となれば、受験が終わってから毎日補習したって良いじゃないか。それがルールに適っていれば。